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【アニメ】迷家 マヨイガ 7話ネタバレ感想~明らかになる時宗の正体!トンネルの謎も考察!

迷家7話 颯人

迷家ーマヨイガー第7話「鬼のいぬ間に悪だくみ」の感想と考察です!
※ストーリーに関わる重大なネタバレあり。未視聴の方はご注意ください!

結論:ミステリー説が虫の息!

目次

あらすじ

時宗の幻から逃げ回る光宗。
彼は自分の過去と、胸に秘めていた真実を真咲に告げる。一方、自分たちが見ていたのが己のトラウマだと気付いた美影や残りのメンバーたちは、トラウマを操っているのは真咲で、彼女は幽霊ではないのかと疑い始める。疑念はエスカレートし、参加者たちはついに「真咲退治」を決意してしまう!

光宗の過去

迷家 マヨイガ 時宗と光宗

幼い頃、光宗には時宗という兄弟がいた。彼らは双子で外見はそっくりだが、内向的で大人しい光宗に対し、時宗はやんちゃな性格で容量もよく、母親からも可愛がられていた。

だがある日。
光宗のぬいぐるみを持って登ってはいけない塀の上で遊んでいた時宗は、母親に注意された動揺で足を滑らせ、帰らぬ人となってしまう。

迷家 光宗の母親

目の前で息子を亡くし病んでしまった母親は、光宗を『時宗』と呼ぶようになる。さらに母親の心の均衡を保つ為、教育委員会で権力を持っていた光宗の父親によって、光宗は小学校を『時宗』の名で通うことになる。母親の病状が回復するまでという約束だったが、結局は中学も『時宗』として過ごすこととなり、今では父親すら時宗と呼ぶようになってしまった。

学校からも、家族からも、『光宗』の存在は消えてしまったのだ・・・。

光宗がツアーに参加した動機である「自分の人生をやり直す」とは、本当に文字通りの意味であり、1話のリオンの言葉に、身内同士なら殺し合いをするような発言をした理由もこのためだった。

疑問点:颯人は過去を知っていたのか?

迷家 マヨイガ 颯人 7話
「光宗を誘惑しやがって!」

この泥棒猫!!・・・って続きかねない勢い。
嫉妬に狂って暴走した颯人。時には光宗を突き放しながらも、光宗に異常に執着する彼は、光宗の過去についてどこまで知っていたのか?

光宗の回想シーンによれば颯人との付き合いは小学校から。この頃には既に時宗になっていたので、颯人は「光宗」という名前すら知らないはず。それにしては1話の怪訝な態度が引っかかる。

もしかしたら幼稚園の頃の「光宗」を知っているのだろうか。
「オレの言う事を聞かなけりゃ、おまえは生きていけないんだ」・・・彼の発言や行動をみていると、自分だけが本当の「光宗」を知っているという優越感に酔いしれたいがために、光宗をわざと孤立させているようにもみえる。案外、颯人には光宗の姿が幻として見えている可能性も・・・?

真咲の発言からみる納鳴村の法則

迷家 7話 真咲

「元の世界に戻りたかったら、まずこのトンネルを抜けなくちゃいけない」
「トンネルを抜けても元の世界にはまだ戻れない」
「トンネルを抜けるには、自分と戦わなくちゃいけない」

以上の発言から、
いま光宗たちがいる納鳴村は現実世界とは別の世界であり、さらに現実世界へ戻るためにはまずトンネルを超えなければならず、そのためにはトラウマを乗り越えなければいけないことが判明した。

さらに真咲がこれらのステップを熟知していることから、真咲の正体は、本当に行方不明になった相田真咲本人である可能性が高くなってきた。

そして気になったのはこの発言・・・
「きっとそのままの光宗君で、みんなに受け入れてもらえる」

この"みんな"とは誰のことだろうか?
光宗は残りのツアー参加者たちのことだと思っているが、これはトンネルを抜けた先に別の集落があり、そこにいる先住民たちのことを指しているのでは?

その証拠に、こはるんは「トンネルの先に何かある」と聞いた瞬間に態度が変わった。村の伝承でトンネルの向こう側に何かがあることを、彼女は知っているのかもしれない。

真咲の秘密は来週語られるが、
トンネルの先には何があるのか?納鳴村は本当に異世界なのか?
現時点での考察を全て述べていく。

トンネルの先には何があるのか?

本当の納鳴村=行方不明者が暮らすユートピア説

真咲が行方不明者本人だった場合は、よもや笑い話にされていたこの都市伝説が一気に真実味を帯びてくる。

この場合は納鳴村は本当に行方不明者たちがコミュニティを作って暮らせる場所であり、幾つかのステップを経ることで現実世界と行き来する事も可能という、まさしくユートピアのような場所だ。

もしそうなら、こはるんにメールを送った第三者というのは間違いなくそこに住む先住民、もしくは真咲だろう。(初日に畑が手入れされていたのも、本当に先住民の仕業ということになる)

真咲が今回冒頭で光宗に「ごめんね・・・」と何度も謝っているのは自分たちが誘いこんだからか?

だが、なぜ先住民がわざわざ現実世界に戻り、ツアー参加者たちを誘い込んだのか?という疑問は残る。トラウマを乗り越えなければ自分たちのところには来られないと言うのに・・・

黄泉の世界説

7話冒頭で、光宗が崖から落ちたのに「どこも痛かったりしない」と言っていたのが引っかかる。・・・やはり参加者たちは既に死んでいるのではないか?

村の怪異現象である 「トラウマの具現化」といった事象も、わるいまなこを抜いてやる=本人の心残り(トラウマ)を克服させることで、成仏を促す村だったりするのだろうか。 (うぃきによると黄泉の語源は「夜迷」が訛ったという説もある)

「トンネルの先の元の世界」というのは、死んだ人間が本来いるべき場所のことなのかもしれない。

ただしこの場合、真咲が切られて出血したことには説明がつかないが。(真咲のみが生者である可能性もある)

本当の生者の世界?生き返る試練説

前にも言った、バス事故により全員が生死の境をさまよっているという説。

トンネルの先は現実世界。
そこに戻る=生き返るために、トラウマを超えるという試練を与えられている・・・というのはトンデモ論すぎるだろうか。

そうなると、光宗たちがいる村は死後の世界と現世の境目・・・黄泉比良坂のような場所ということになる。(運転手の娘はトラウマが具現化したものではなく、本物の幽霊か?)

だがこの場合も、真咲はどういう存在なのか、案内人なのか何なのかがハッキリしない。

バス事故・・・死者・・・虚構世界・・・うっ頭が!!

疑問点:トラウマを見せている存在とはなにか?

ヴァルカナ含め他のメンバーも口にしていないだけで幻を見ていること、真咲自身はトラウマをもう乗り越えていることから、「トラウマは麻薬成分による幻覚説」は破綻した。

では、トラウマを見せている存在とは何か?

・鬼
・納鳴村のシステム(自然発生?)

人間が心の内に隠す、最も見たくないものを見せ付ける・・・と聞いて真っ先に思い浮かぶのが、ハリーポッターに登場するまね妖怪・ボガードだ。

作中ではロンが嫌いな蜘蛛を見たりと納鳴村の現象と同様のことが起きているが、この設定は作者J・K・ローリングの創作であり、伝承にある「ボガード」にはイタズラをするという特徴があるだけで、トラウマを見せつけたりする要素はない。

納鳴村があるとされる山梨県にも凶暴な河童や鬼の伝説があるが、トラウマを見せるような妖怪は日本国内には調べた限りでは存在しない・・・。あくまで納鳴村にいる『鬼』には「わるいまなこをぬく」能力があるのだろうか?

これは人外の存在が関わっているというよりも、村の周囲で自然に起こるシステムのようなものに思える。

鬼の正体が「幻」?

うぃきによると、有名な鬼である酒呑童子の手足は熊のようだともいうが、本来の『鬼』は特定の形を持たず、姿が見えない場合もある。

村の伝説や爪あとの印象から納鳴村には鬼が存在しているようにも思えるが、もしかしたら、いま光宗たちが見ているトラウマ(幻)こそが、納鳴村に住むというなのではないだろうか?

古くから村の周囲(森の中)でバケモノと化したトラウマが目撃されたことで、「あの村には鬼が住んでいる」とウワサされるようになったのでは・・・

ただそうなると、わらべ歌の続きに登場する「もののけ=鬼」となってしまうし、幼い少女の存在も未だ謎のままだ。

鬼、もののけ、心に巣食うトラウマ・・・これらの正体の謎は、今後明らかになるだろうか?

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TVアニメ「迷家ーマヨイガー」スターターブック~納鳴村ツアーガイド~ (ぽにきゃんBOOKS)

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おまけ:今週の癒しコンビ!

迷家 ナンコ

迷家7話 リオン

このリオンの表情めっちゃかわいい!!
今週は個人的に推しているナンコさんとリオンちゃん、それに光宗を加えた「真咲を助け隊」が唯一の救いでした!

推しキャラの二人が仲良くなってくれるのは嬉しいけど、自分も濡れ衣を着せられたことがトラウマになってるんだから、せめてヴァルカナ!おまえさんだけはもうちょっとしっかりして欲しかったぜ・・・。

最後に!

ミステリー説死すとも人間の悪意は滅びず!!(?)

真咲の「元の世界」発言で、「一連の事象には人間以外の存在は関わらない」というミステリー説にトドメさされた感がありますね・・・!こっからはオカルトとトンデモ論無双になってしまうのか・・・?いや、まだだ!まだ「先住民の行方不明者たち=あくまで人間が黒幕説」が残っている!!

こはるんにメールを送り、初日から村を監視していた第三者が先住民だとすれば、その目的は何か?悪意はあるのか?いなくなったジャックやジャッジネス・・・それと流れっぱなしのよっつん!彼らはどうなったのか?

まだまだ考えることはたっくさんです!
とはいえ、今日載せた考察(妄想)も来週には息の根を止められるんですけどね!!(笑)

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