迷家ーマヨイガー第5話の感想です!
ネタバレありなのでご注意ください!
結論:サブタイが本編と全く関係ない・・・だと!?
目次
- あらすじ
- リオンの力が判明
- 美影グループの暴走
- 今の所は冷静なこはるんグループ
- 真咲の謎
- マイマイが見た「巨大な光宗」の正体について
- 食い違う『巨大な幻』と『声』の正体についての考察
- 時宗と光宗は双子なのか?
- 最後に
あらすじ
リオンの力が判明
5話でリオンの能力が「これから死ぬ人が視える」と判明。幽霊のような死んだ人間が見えるものではなかったことが明らかに。だが気になるのは光宗を見た時の態度。
激しく怯えて「一瞬光宗の姿が消えた」と発言していたが、これが場の空気を変えようとしたウソなのか?それとも本当に光宗の姿が消えているように見えていたのだろうか。
もしこれが芝居ではないとして、本当に死期が見えるなら、いざ光宗の死期が見えたとしても、あそこまで動じるのは不自然な気もする。周囲の偏見に苦しむほど、自分の能力と長く付き合っていたはずの彼女が、なぜあんなに怯えていたのだろうか?(しかも彼女の能力が完全なる予知だとすれば、5話にして早々に主人公に死亡フラグが建ったことに・・・)
もしかすると、死ぬ人間が視える=姿が消えて視える、とは限らないのかもしれない。また、周囲の人間から「インチキ」呼ばわりされていたのが本当であれば、この力が百発百中ではなく、ある程度死期を回避できる可能性もまだ残されているが・・・。
美影グループの暴走
黒幕の存在を疑う美影を筆頭に、ミリタリコンビとらぶぽんなど極端な連中がグループ化、暴走し始めてきている。(光宗にわざとらしく見張りを頼んだ辺り、なぁなやプゥ子もこのグループと繋がっている可能性もある。)
主にこのグループが疑っているのは、
最初から村の存在を知っていたこはるん。
山を降りることを頑なに反対した真咲。
その真咲を根拠なく庇い、さらによっつんを最初に発見したことや、マイマイが見た巨大な影などで不確定要素が増えてしまった光宗。
・・・など大体この辺り。
正直疑われるのは仕方がないメンツだが、この猫箱のような納鳴村では彼らが無実であると証明出来る手段がなく、そもそも誰一人自分の身分すら証明できない状況だ。
そんな中でこのメンバーを統率するだけのリーダーシップが美影にないのも問題で、最悪ミリタリコンビが本当に暴徒化した場合、危険度が跳ね上がるかもしれない。
今の所は冷静なこはるんグループ
もう一つの中心グループは、こはるん・ダーハラ・ヴァルカナの3人。ヴァルカナの暴走がこはるんの存在によって大分落ち着いてきたのがプラスになっており、現状を打破できる可能性が一番高いグループではある。(ただし、こはるんが本当に黒幕でないとしたら、だが)またこはるんの様子から、納鳴村には特に、幽霊が現れたり死者が見えるといった伝承はないようだ。
また意外なことに、こはるんは真咲が引っかかるという。
根拠は漠然としているといって語ってはいないが、彼女が直前に歌ったわらべ歌に何か関係しているのだろうか?
透けてきたダーハラの目的
当初は「都市伝説の神になる系か!?」と疑っていたが、ここにきての「ホラ話」発言から察するに、彼は本気でこの手の都市伝説を信じてはいない。SSDというサイトも、民俗学を専攻しているこはるんのために作り、このツアーもただただこはるんと一緒にいたいがためにやっている可能性が高くなってきた。
新密度が上がっていくヴァルカナに見るからに敵対心を燃やしている辺り、ダーハラの存在は、今後このグループの瓦解の原因となりえるかもしれない。
真咲の謎
囚われていた光宗を助けてくれた真咲。
だが、「ここ(牢屋)には燃え広がらないように火をつけた」などテクニカルなことをやってのけた。
しかし、これは本来ならありえないのではないだろうか?
よっつんと共に姿を消していた彼女が、いつ、どうやってこの牢屋の構成を調べたのだろう。相当建物に詳しくなければ、光宗のいた場所が大丈夫なように火をつける・・・なんて芸当は不可能だ。
「あなたに話したい事があったから。私はね」──この発言の続きが非常に気になるが、こはるんのわらべ歌のことといい・・・もしかしたら、真咲こそ納鳴村の出身者なのかもしれない。(1話で乗り物に極端に弱かったのも、その伏線?)
マイマイが見た「巨大な光宗」の正体について
前回マイマイが見た「でっかい光宗」の影だが、トンネルと同じくらいの高さ・・・推定4メートルほどあったことが判明。・・・これをリアルで出来るのはギャグアニメの住人・十四松くらいだと思われる(*1)
だが、あとになってマイマイは「あんたじゃなかった。光宗なんかじゃ・・・」と発言している。
死者が見えるこの村で、光宗の亡くなった身内が幽霊となって現れた可能性もあるが、光宗と見間違えるほどにそっくりな死者ならば、出会ったばかりのマイマイに見分けはつかないだろう。
このことから、恐らく彼女が見たのは光宗に似ているだけの別人・・・2話で言っていた光宗に似ているという元カレ・かやまくんが見えていたのではないだろうか?
ただ納鳴村が死者が見える村だった場合、元カレは死んでいなければいけないのだが・・・マイマイの態度から見るにその可能性はないだろう。
マイマイが見たものは、いわゆる幽霊とは違うものなのかもしれない。
食い違う『巨大な幻』と『声』の正体についての考察
巨大な幻、そして声。
これらに共通しているのは、聴こえているもの・見えているものが各自で違うということ。
推測するに、
彼らには最も恐怖するものが、それぞれ幻として現れているのではないだろうか?
例えば今回光宗が目撃した巨大なペンギンのぬいぐるみだが
・・・このぽかーんとした真咲の表情を見るに、ペンギンは光宗にしか見えていない。このことからも、「巨大な何か」は実在しているものではなく、幻覚の可能性が高いように思える。
他にも、
5話にて下山組が山中で聞いていた『咆哮』は以下のように印象が分かれていた。
・ロボットっぽい(わんこ)
・でっかい羽の音(ニャンタ)
・笑い声(美影)
・熊(ユウナ)
・ウザイ声?(トシボーイ)
少なくとも前回、下山中に聴こえてきた咆哮は(視聴者には)何か獣のような声に聴こえていた。一応4話でマイマイが「人の声みたいだった」といっていたが、だからといってあの声を人の笑い声に間違えるのはかなり無理があるように思える。
これだけの人数がバラバラな印象になるのは、
聞いた人間それぞれの「最も怖れるもの」が違うからだと考えると、
ユウナは元々熊を怖れていたから、
自尊心が高そうな美影は、
人から嘲笑されていることを怖れているから「笑い声」。
ニャンタは実は虫が嫌いだから「羽の音」。
体が弱く病院で入院していたわんこはそれに関する「機械の音」。
・・・というように、それぞれが不快に思ったり嫌悪を抱いているものが音として聴こえているのであれば、各々が違う音を聞いていたことに説明がつかないだろうか?(ただしニャンタの弱点など、あくまで推測の域を出ないのだが)
もしあくまであの咆哮が人間の手によるギミックだとすれば、ダーハラが事前に行ったアンケートなどで、苦手なものや嫌いなものといった参加者の情報をたよりに、それら全ての音を合成した機械音声を作った・・・という可能性もなくは無い。が、この可能性は非常に低いといっていいだろう。
幻の大きさについて
マイマイや光宗が見た巨大な幻だが、マイマイの幻が4メートルなのに対し、ラストの光宗が見た幻はそれより遥かに巨大に見えた。
これは、
各人の恐怖度がそのまま大きさに比例しているからではないだろうか?
だからこそ、恐怖度がそこまでではない運転手の娘の幻は、そのままの大きさで現れたのかもしれない。
トンネルでニャンタは何を見たのか
5話を見る限り、巨大な光宗の姿を見たのはマイマイだけのようだ。もし上記の仮説が正しければ、同じ場所にいたニャンタは全く別の幻を見ていた可能性がある。ニャンタがマイマイと同じ幻を見ていたか否か、それが非常に重要だ。
もしニャンタがトンネル内でマイマイと同じものを見ていたのなら、幻は死者の可能性が高くなり、違うものを見ていたのなら、それぞれが見ている幻覚という可能性が高くなるだろう。
なぜ幻を見ているのか?
一番最初の咆哮は食事前。
最初に真咲とよっつんがいなくなり、二人を探していた最中のこと。
この時の咆哮は獣のような声だった。
恐らく全員が「熊」だと思っていたはずである。
そして次。
二度目の咆哮は川でよっつんを探していた時。
ここから「声」の印象が各位で変わり始める。
(光宗はアシカ、熱帯夜は警報・・・とおのおの違う感想を述べている)
この間で起きたことと言えば、ヴァルカナ以外、全員が納鳴村の食材や水を使って自炊した料理を食べたことである。
コメントでもご指摘いただいたが、もしかしたらこの村の食物や水には何らかの麻薬の様な成分が混入しているのかもしれない。
もし参加者が幻覚剤の影響を受けているとしたら、大きな物音を聞いて「怖い!」と思った時、無意識に連想した一番怖いものが、幻覚や幻聴と言った形となって現れているのではないだろうか。
人は識別のつかない何かがあった時、警戒して自分にとって一番嫌なものだと誤解することがある・・・
と、かのオヤシロさまの生まれ変わりも申しておられた。
・・・勿論、本当に死者が視えている可能性も多分にあるが。
時宗と光宗は双子なのか?
5話ラストで登場した、巨大なボロボロのペンギンのぬいぐるみ。光宗が「時宗」と呼ぶこのぬいぐるみは、1話の光宗の夢の中で登場している。
回想の事故のきっかけになったように思えるぬいぐるみだが、重要なのはこの『時宗』という名前。コミカライズ版の迷家では、颯人が光宗に対し「時宗」と呼びかけるシーンがある。
夢の暗示のことといい、光宗には本当に「時宗」という双子がいたのかもしれない。
また、リオンの「死んだ人間が見えるのはウソ」という発言を聞いて残念そうにしていたので、時宗が既に死亡している可能性も高そう。
以上を踏まえ、さらにミステリーで双子といえば、お約束ネタなのが「入れ替わり」だ。
この場合なら、事故で時宗が死亡したが、母親が時宗に過剰に愛情を注いでいたせいで、生き残った光宗が『時宗』として生きることとなった・・・というのがわかりやすいだろうか。
これならば光宗の名前に関してのこだわりや、わずか16才で「本当の自分の人生を取り戻す」と考える動機もうなずける。
さらに、1話でのリオンの「仲間内で共食いしなきゃいいけど」という発言に対しての「どんなに仲良くなっても他人。仲間とか"家族"じゃない」という光宗の言葉・・・。
この言葉の真意は、「家族であれば共食いする可能性がある」ともとれる。これは実際に家族と殺し合いのような関係になった=入れ替わりによって本来の自分を"殺された"、ということなのかもしれない。
ただ、ぬいぐるみになぜ「時宗」という名前をつけているのか?という疑問や、小学生の頃からの幼馴染である颯人まで『時宗』と呼び続けることに違和感もあるので、実際は本当に彼が時宗で、『光宗』を乗っ取ろうとしているという可能性もある。
最後に
処刑厨がマジキチすぎて涙目。
さて、5話で目に見える形で登場した「巨大な何か」!この正体を死者とみるか、それとも幻覚と見るかがオカルトとミステリーの分かれ道なんですが・・・。それらを解くよりも先に、参加者たちの人間関係が崩壊していきそうな予感!しかも本当に麻薬などの影響で幻覚を見ているのだとしたら、みんな暴力的になったりすぐキレたりとか、そういう作用もありそうですよね。これは仲間内で殺しあっちゃうバトロワ展開クルー?
まぁ穴だらけの推測なので、幻が本当に薬によるものなのか、それとも村が異界と化した証拠なのか?その謎は来週まで持越しです!
個人的にはリオンが見た「姿が消えた光宗」は、現実で生死の境を彷徨っている光宗が目覚めかかっている兆候なのでは・・・という妄想も捨ててはいません!まだまだトンデモ路線の考察もしていきますよー!
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*1:アニメおそ松さん第15話「面接」を参照。