※アニメ第十三話のネタバレあり!
※原作はほぼ未読の状態で視聴しています。
結論:最高のオチでした!
葬式の後・・・
助六とみよ吉の葬式が終わったあと、菊と小夏の東京での暮らしが始まります。けれど、二人の関係性は大分変化してしまいました。11話で小夏の髪を切ってあげてた時や、助六と手を繋いで歩いていた時はあんなにほほえましい間柄だったのに・・・。小夏は「おまえが来たからこんなことになった」と、恨みを菊にぶつけます。菊もそんな小夏に冷たく「忌々しい」と接するように・・・。でもその菊の言葉は、小夏という守らなければいけない存在があることで、自分も哀しみにくれることが出来なくなってしまった・・・というような思いからきているような気もします。
そして時間が流れ。
菊に、会長から直々に八雲襲名の話が舞い込みます。助六の「落語が生き残る道を作ってやりたい」という言葉を思い出しながら、菊比古はついに、八雲を襲名することを決意します──
葬り去ろう、八雲の名と共に。
助六の約束である道をつくるため、「変わらない落語」を続けていく覚悟をした"八雲"。──ただしもう一つの約束である、「客と共に変わり続ける落語」の役は、欠いたままでした・・・。
そして現代、与太郎再び!
ものすご~くお久しぶりの与太郎!ボサボサだった髪を短く切って、なんと!ついに真打になるようで・・・いつの間にそんなことに。
そしてお久しぶりの大きいほうの小夏のお腹には、なんと赤ちゃんが!!しかも相手は教えないとな!!い、いつの間にそんなことに!?
「一人で産む」と頑なに旦那のことは話さない小夏。自分は結婚には向いていないが、どうしても子供だけは欲しかったのだと。「助六の血を絶やしたくない」・・・これが理由だとすれば、子供を作ったのは八雲への復讐でもあったということでしょうか。幼い頃、菊に「いつかあんたを殺してやるから」と言い放ったこともある小夏。その時、この言葉は母から教わったのだと言っていましたが、普段は明るい小夏のこの恨みの念の深さに、外見だけではなく内面にも、母・みよ吉の血が通っているのだと思わされます・・・。
みよ吉が菊への復讐の様に小夏を産んだように、小夏もまた、八雲への復讐のために子供を産んでしまうのでしょうか?
しかしそれを聞いた与太郎。
「オレが父親になれねぇか?」といきなりのプロポーズ!
決断速っ!!
でも「自分なんて姉さんにとって虫ケラ以下だけど」とか何それ切ない。真打になるまでどんな扱いされてたんだよ与太・・・。
八雲と助六
そんな中、八雲は師匠の命日にお墓参り兼、与太郎の真打昇進の報告をしていました。そしてそこに、生前と変わらぬ姿の助六が現れます・・・。
その表情は穏やかですが、何も喋ってはくれません。いつも独り遺され、変わることもできず、泣くことも許されなかった八雲は、助六にすがりつき、嗚咽をもらします。
助六はいまだ成仏できないのでしょうか・・・八雲の中から。
驚きの展開
八雲のあとを追い、墓参りに来た与太郎。
彼の「人なんてものは、名前に合わせていくらでも変わりますよ」という台詞は、八雲の生き方とは真逆のものでした。そういえば以前、みよ吉も「求められればいくらでも変わる」と言ってましたね・・・。八雲と与太郎、どちらの生き方であっても、名前と言うのは人の人生を縛るものなのかもしれません。
そしてずっとずっと言いたかったことがある、と告げる与太郎は八雲に一言、
「助六を継がせてください!!」
そう来るか~!
と思ったらエンディング。
エエェェェェ(゚Д゚)
ここで終わり!?今日最終回だよね!?あるぇ??
呆気にとられたまま流れ続けるエンディングのラストが、赤ちゃんを抱いた小夏と、紋付を着た与太郎の姿に変わっています。
そしてエンディングが終わったあと、誰もいない寄席で一人、与太郎がメタ視点で視聴者に語りかけます。
「・・・これでオとせました?」
いや、どうだろう!
オチてないんじゃないかな!?
と思ってたら。
まさかの二期決定のお知らせ。
・・・えええええええ!!!(嬉しい悲鳴)
最後に
まさかこんなオチになるとは・・・!今後の与太郎の活躍はコミックスでね☆みたいな展開になるかと思いきや、二期で「助六再び篇」とは!いや~ほんとに嬉しい知らせですね!でも一期のエンディングとしては、ちょっと尺足りなかった??って感じもしなくもない。これから与太郎が助六の名を再び世に送り出し、先代・助六の役目でもあった「客に合わせて変わる落語」を彼が継ぐことで、"助六"を本当の意味で成仏させるのでしょうか。
単行本で続きを読みたいけれど、ここまできたらアニメで楽しみたい気もしてしまう・・・。二期終わってから一気読みするか・・・うーん悩ましい!
↓ついに2期放送開始!
↓1期まとめ記事はこちら!