貧民街(スキッド・ロウ)にある、シーモアとオードリーが勤める花屋。
お客はサッパリ、毎日開店休業状態。ついに廃業を決める主人に対し、シーモアはある提案をする。それは自分が皆既日食の日に偶然見つけた、ある変わった植物を見世物にするという案だった。その植物を置いた日から客が殺到し大繁盛する花屋。だが実はその植物・オードリーⅡは、血を飲んで育つ吸血植物だったのだ!
楽曲の素晴らしさ ★★★★★★
ストーリー ★★★★★
オードリーⅡの歌声 めっちゃロック
結論:ちょっとサントラ買ってくる!
1986年 アメリカ
監督:フランク・オズ
脚本:ハワード・アッシュマン
/主要人物/
■シーモア(演:リック・モラニス )
冴えない花屋の店員。
演者はあのゴーストバスターズのルイス役の方!
■オードリー(演:エレン・グリーン)
ヒロイン。見事な谷間。
声や喋り方が凄い独特。
■サドの歯医者(演:スティーヴ・マーティン)
名前はオリン。オードリーの恋人。
やたらキャラが濃い。
■ドMの患者(演:ビル・マーレイ)
ドSの歯医者の元にやってくるドMな患者。待機ポーズが可愛い。
モブだが歯医者以上にキャラが濃い。因みに演者はゴーストバスターズでピーター・ベンクマン博士役だった方。ドM&ドSのヘンタイ邂逅シーンはこの映画屈指の爆笑シーン。
■オードリーⅡ(声:レヴィ・スタッブス)
リアルパックンフラワー。
凄まじい歌唱力と食欲を持つ謎の植物で、名前はシーモアがヒロインの名から付けた。果たしてその正体は・・・?
■どこにでも現れる3人娘
要所要所で見事なコーラスを披露してくれる。
案内人の様な存在。
元々は1960年に作られたアメリカのB級ホラー映画。後にミュージカルになりそれが大ヒット!そのミュージカル版を映画化したのが今作である。
日本でも何度も舞台化されているが、2005年のミュージカルでオードリーⅡ演じたのは和田アキ子さんである。ハァッ!?
最大の見所:歌うパックンフラワーことオードリーⅡ!
最初の頃はまだ赤ちゃん(?)なので手のひらサイズ。くちびるがぷるぷる。シーモアの血をちゅぱちゅぱ飲んですくすく育ち、最終的には超でっかくなる、このオードリーⅡのヴィジュアルが素晴らしい!物凄く良く喋る口にあわせてなめらかに動く唇、生々しい舌の動き、口の中の細かい造形!・・・フィギュア化しねーかな。
そして中の人の素晴らしい演技&圧倒的な歌唱力!!操り人達の見事な技術も加わり、植物のモンスターなのに人間味が満載の、憎らしくも愛らしい魅力溢れるモンスターとなりました。
聞き所:名曲ぞろいのBGM!
ここからは映画のサントラから個人的に大好きな曲を勝手にピックアップ!
■Little Shop Of Horrors
物語のOPに流れる、超印象的な曲。「小さな恐怖の店」というタイトルをとにかく連呼する、ポップで明るい曲だが歌詞は結構怖いという、この映画の代表曲。
■Dentist!
ヒロインに暴力を振るう恋人・オリンがこの歌を歌いながら颯爽と皮ジャンを脱ぎ、白衣に身を包んだ歯医者になった瞬間に死ぬほど笑った。とかくこの映画の歯医者役のテンションの高さは異常。ステップ踏んでる役者が一番楽しそう。
■Feed Me (Git It)
でっかくなったオードリーⅡが、シーモアに「血を飲ませろ!!」と迫るシーンでかかる曲。やたらノリノリでかっこいい。このシーンで歌ってるオードリーⅡのくちびるの動きは凄い!
ヒロインに暴力を奮うサディスト歯医者の姿を見て激昂し、オードリーⅡとシーモアが二人で「やっちまおう!!」とデュエットするパートが特に好き。タイトルは直訳すると「エサよこせ!」かな?
■suppertime
サパータイム=夕食の時間みたいな意味。オリンをバラバラにする所を花屋の主人に見られてしまい、脅されるシーモアのバックに流れる曲。この映画の中で一番ホラーしてる曲で、3人娘のコーラスが妖しく不気味。花屋の主人の後ろでゆっくりと口を開いていくオードリーⅡは怖い!
■Mean Green Mother From Outerspace
映画のラストバトルでオードリーⅡが歌う曲。もう花屋の部屋が満杯になるぐらい大きくなってしまったオードリーⅡが「オレの正体は宇宙からの征服者だ!!」と無数の触手のミニパックンフラワー達と大合唱する見た目も中身も派手な曲。歌詞が「根っからのワル」とはこれまたシャレが効いてる。
↑サウンドトラックはどれも名曲!映画を観た後は是非!
↑こちらのディレクターズカット版には劇場版とは別エンディングが入ってます!
実はこの映画版は急遽ハッピーエンドにしたという経緯があるので、1960年版やミュージカル版と同じエンド=バッドエンドが観たい方は必見です!
最後に
演じている役者さん全員アクが強い!強すぎる!!特にオードリーのあの独特さは字幕で観て欲しいレベル。普段は吹き替え派ですが、この映画は一度字幕で観て頂くことをオススメいたします☆
↓リック・モラニスが出演!
↓ミュージカルはお好きですか?