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昭和元禄落語心中 助六再び篇 6話感想~今週は与太郎の『居残り左平次』!そして八雲の容態は・・・!?

昭和元禄落語心中2期6話

アニメ「昭和元禄落語心中」2期 6話感想!
本編ネタバレありなのでご注意ください。

結論:お目目戻った!!

運ばれていった八雲!残された与太郎は・・・

最後まで落語をやきりるも、倒れてしまった八雲。
萬月の迅速な対応で救急車が呼ばれ運ばれていったが、お客さんはこの騒動に気付いていない。

昭和元禄落語心中6話

昭和元禄落語心中 与太郎

訴えるような師匠の表情をみて、与太郎は己が何をすべきか察する。

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落語、やんなきゃ。

額には汗がびっしょり。
緊張からか指も震えている。

でも、客が待っている。

小夏に師匠を託し、そして小夏も寄席を与太郎に託す。いまこの場で、この状況で落語ができるのは、与太郎しかいない──!

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「「頼んだよ!」」

三代目・助六の『居残り』

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まくら(小話)無しではじまった与太郎の居残り。
直前にあんなことがあったとは思えないほど、どっしりと落ち着いた声色だ。

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今回一番印象に残ったのは、この時の与太郎の『目』。黒目が小さい与太郎だが、些細なまぶたの動きで形が変わり、目つきと声色で登場人物たちを演じ分けていた。

金もないのに遊郭にいき、そのまま金も払わず居ついてしまった男の話。結局男を追い出すのに、逆に金をとられる始末・・・。

2代目助六が得意とした笑い話。
三代目の『助六』としてその名に恥じぬ名演を魅せた与太郎。

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だが八雲の元へ向かう車中では、折角の落語を師匠に聞いてもらえなかったことに号泣していた。

師匠がいない日々がはじまる

心筋梗塞を起こしていた八雲。
ここが正念場と、踏ん張る覚悟を決めた与太郎と小夏。

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幼いなりに両親を支えようと決意したのか、堅く手を握り締める信之助。

八雲の穴を埋めるため忙しい日々を送ることになった与太郎だが、ある日、寄席に建て替えの話が舞い込んできたと言われる。

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長い長い年月を、落語家と共に生きてきた建物。
その空気は、建て替えてしまえば失われてしまう・・・。

樋口が語る「表現の3つの型」

一つ目は八雲の落語。
経験と鍛錬に裏打ちされた熟練の『技』。だがあくまで落語は道具の一つであり、技で自分自身を表現している。

2つ目は先代助六の落語。
その圧倒的な個性で客を熱中させる。何をやっても「助六」ではあるが、みな「助六」を求め落語を聞きにいくようになる。

そして与太郎・・・三代目助六の落語。
八雲とも助六とも、どちらとも違う落語。自分自身は落語の世界を語る『器』であり、落語の世界をそのまま表現している。

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きみは自分の思いを落語に託さない。

本来、歌手であれ俳優であれば、みな自分の思いを表現しようと切磋琢磨するのが常。だが、与太郎には「自分の思い」を形にしようという欲はない。

「これは強みだ」と樋口は力説するが、与太郎は興味がなさそうだ。

だが「自分を重ねるタイプの落語家は私生活が芸に直結する」との言葉を聴いて、思わず師匠が心配で再び泣き出してしまう。

そんな与太郎を元気付けようと、助六の『芝浜』を録画した映像フィルムが手に入るかもしれないという樋口。

・・・それは恐らく、先代助六の最後の落語。
1期の12話で彼がゆりえと心中する前に、小夏のために演じた最後の噺の映像だろう。

目を覚ました八雲!

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泣きながら目をさました八雲。
小夏の呼ぶ声や、「じーじ、おいで!」という信之助の声もはっきりと聞こえている。だが「未練だねぇ・・・」と、まるで先代助六の元へ逝けなかったことを悔やむような台詞が・・・。

最後に!

「頼んだよ!」の1シーンがなぜか泣けて仕方ない。今週も落語シーンが素晴らしかったですね・・・!

芝浜のフィルムが発見されたことと関連しているのか、来週の予告には血まみれの助六とみよ吉の姿が映っていました。あの心中の結末が、あの日小夏が何を見たのかがついに語られるのでしょうか?今回はギリギリこの世に留まってくれた八雲ですが、フラグはまだ折れた感じがしないので戦々恐々です・・・。

↓次回の感想はこちら!