「Fate/Grand Order ─First Order─」のアニメスペシャルの感想!ネタバレありなのでご注意ください。
※ゲーム本編は未プレイの状態で視聴です。
ストーリー
人理継続保障機関・カルデア。
それは、人類をより永く、より強く存続させるための観測所。「魔術だけでは視えない世界、化学だけでは計れない世界を観測し、人類の絶滅を防ぐこと」を目的に作られたこの特務機関は、常に近未来を観測し続けていたが、ある日文明の光が消失。人類の未来が2016年12月31日を持って終了することが確定してしまった。
原因は、2004年の日本の冬木市に現れた「観測できない領域」・・・特異点Fにあると仮定したカルデアは、特異点を調査、もしくは破壊するため、レイシフト実験を行う。
時間を越えるため、量子ダイブ・・・レイシフトに耐えうるマスター適正がある人間が集められるなか、48人目の候補者・藤丸立香は、所長のオルガマリーから居眠りを咎められ、一人自室待機を命じられる。
しかしその直後、カルデアで謎の爆発事故が発生してしまう・・・。
藤丸立香(CV:島崎信長)
名前の読みは「りつか」。
ごくごく普通の一般人だが、適正があったため、カルデアの人間にしつこく勧誘されてやってきた。量子ダイブのシミュレートの影響でぶっ倒れていたところを、カルデアの研究員であるマシュに助けられる。
庶民の生まれで魔術師の家系ではないため、魔術に関する一般知識は全く持ち合わせていない。そのためか、オルガの講習中に居眠りしたりと緊張感が全くなく、彼女の怒りを買ってしまった。が、そのおかげで命拾いすることに・・・。
普通の人間という設定だが、自身の生存が絶望的な状況となっても落ち着きはらっていたりと、どことなくシロウのような逸般人臭がする。
マシュ・キリエライト(CV:高橋李依)
立香がカルデアで出会った女性。
自己紹介をしなれていないなど、風変わりなところがある。カルデアには2年前からいるらしい。
出会ったばかりの立香をなぜか「先輩」と呼ぶ。「私にとってはみなさん先輩なので」というセリフや「先輩は人間らしい」という発言から匂わせている感がすごい。その右目には何か封印でもしてんの??
爆発事故に巻き込まれ重症を負うも、死の直前、特異点調査のために用意されていたサーヴァントから、「英霊としての能力と宝具を与える代わりに、特異点の原因を排除をして欲しい」と頼まれ、契約。英霊と人間が融合したデミ・サーヴァントとなり、マスターが立香となった。
サーヴァント時は黒いボディコンみたいなセクシー衣装に変化し、メガネもなくなる。巨大な十字架のような盾を武器にするが、融合した英霊の真名がわからないため宝具の名前もわからず、完全に使いこなせていない。しかし、あのセイバーの一撃すら受けきることができることから、アーサー王と関わりがある英霊のようだが・・・?
フォウ(CV:川澄綾子)
マシュに懐いているリスっぽい生き物。
「フォウ」と鳴くことからマシュからは「フォウさん」と呼ばれている。カルデアを自由に歩き回る事ができる特権生物らしいが、マシュ以外だと唯一主人公にだけ懐いたようだ。しかし中の人がセイバー役の方だったりと、これ、絶対最終回に巨大化するヤツだろ・・・。
レフ・ライノ―ル(CV:杉田智和)
チョコレート工場長ではない。
カルデアの技師と言っていたが、実際はそれどころのレベルではなく、カルデアの近未来観測レンズ「シバ」を作った重要人物。しかしCVが杉田な時点でフラグな予感しかしねぇ。
ロマニ・アーキマン(CV:鈴村健一)
CV:コクトー。
カルデアのお医者さんであり、通称ドクターロマンというなんともメルヘンな呼ばれ方をされている、雰囲気が和み系のスイーツ男子。空き室だった立香の部屋でケーキを食べてサボっていたため、爆発事故に巻きこまれずにすんだ。立香たちがレイシフトしたあとは、負傷者を救出。爆発で行方不明となったレフに代わり指揮を取る。
オルガマリー・アニムスフィア(CV:米澤円)
カルデアの所長。
魔術師の家系であり、血筋を何よりも重んじているため、庶民である立香を何かにつけ高圧的に接する。凜と同じくガントを使用するなど魔術師としての才能はあるが、実は彼女にはマスターとしての才能はない。そのためか、マスター候補者たちには「才能が特別なだけであなたたち自身が特別な人間ではない」「ただの道具であることを自覚して~」とあからさまな発言をするなど、指導者としては難ありなタイプ。
だが爆発事故に巻きこまれたのち、なぜか立夏たちと同じく冬木市にレイシフトしていた。アンデッドに襲われている時には思わず「レフ助けて」と教授を呼び捨てにしており、彼に深い信頼を置いている様子が伺える。
気が強いウザめなお嬢様キャラだが、瀕死の47人のマスターの命を最優先にするよう命令したり、マシュを気遣う、立香を守ろうと立ちはだかるなど、責任感と思いやりは持ち合わせている人物。
特異点:2004年 冬木市
カルデアの爆発事故に巻きこまれるも、レイシフトに成功した立香とマシュは、2004年の聖杯戦争真っ只中の冬木市に飛ばされる。しかし街は既に廃墟となり、人間は死に絶え、マスターがいないまま7人の英霊が戦っているという異常な状況となっていた。
デミ・サーヴァントとなったマシュを連れ、オルガと合流する立香だが、サーヴァントに襲われてしまう。
メドゥーサ(CV:浅川悠)と遭遇
冬木市で最初に戦闘となったサーヴァント。
クラスはランサーで、「不死殺しの槍」という、「これで付けられたキズはどんなことをしても治らない」という武器を使用する(キズを癒す回復魔法なども無効となる模様)。
メドゥーサらしく髪の毛がヘビになるが、鎖にも変化させることが可能。
マスターなしでも平然と魔力を行使し、街中の人間を石にしていたが・・・
ワカメ・・・じゃなかった慎二ィィィィ!!
※このあと首をもがれます。
キャスター(CV:神奈延年)登場
サーヴァントとしてまだ未熟なマシュを助けた我等が兄貴。真名はもちろんクー・フーリンだが、今回はキャスターとして登場している。しかしクラスが変わっても、相変わらずいい女には優しいイイ漢。メドゥーサを倒したあとは、この聖杯戦争の状況の詳細を説明してくれる。
この特異点の聖杯戦争では、街が一夜にして滅び人間はいなくなり、サーヴァントだけとなってしまった。そして黒セイバーがキャスター以外の英霊を倒すと、やられたサーヴァントたちはみな泥に汚染され、真っ黒バージョンに変化したのだという。
黒アサシンと黒ライダーはキャスターが既に討ち取り、バーサーカーは狂化特性を考えれば放っておけば襲ってこない。残るはアーチャーだが、彼は汚染された大聖杯を守るセイバーと共闘しているらしい。
立香たちの状況を汲み取り、残ったサーヴァントを倒しておかしくなった聖杯戦争を終わらせるべく力を貸してくれる頼もしい兄貴だが、ランサーの時の記憶があるのか(?)、作中では何かとメタいセリフを吐く。
アーチャー(CV:諏訪部順一)
真っ黒版アーチャー。
ステイナイト版とは違い前髪おろしてるバージョン。
大聖杯を守るためセイバー・オルタと共謀しており、マシュの盾を警戒してか序盤からマシュに執拗に攻撃をしかけてきた。兄貴と同じく以前の記憶でも残っているのか、対決時にはかつてと同じく接近戦での戦闘となった際に、思い出話を喋るシーンも。
しかし、キャスターとなってことでランサーが死んだ!補正がないためか、此度の闘いではキャスターに軍配が上がった。
セイバーオルタ(CV:川澄綾子)
真っ黒版セイバー。
大聖杯を守り、特異点の世界を維持しているらしい。マシュに問答無用で襲い掛かってくるが、なぜかカルデアの作戦「グランド・オーダー」について知っていた。
黒幕のご登場
セイバーオルタのエクスカリバーを受け止めるマシュ。だが余りの威力に推し負け、吹き飛ばされてしまう。痛ましいマシュの姿に思わず目をそむけてしまう立香だが、オルガから一喝される。そして・・・
自らの手をマシュの手に重ね、2人で盾を支える。
立香の「信じてる」という言葉と、令呪の力をもって宝具の真の力を解放するマシュ。城壁のような最硬強度の能力によりエクスカリバーを退ぐものの、やはりセイバーの力は強大で、討ち取ることはできない。追い詰められる2人。
だが、そこへキャスターが登場!
マシュたちが稼いだ時間でウィッカーマンを召還し、セイバーを破った!
散り際、グランドオーダーについて語ったセイバー。しかし全ての黒サーヴァントを倒したことで、キャスターも共に消え去ってしまう。(散り際、「次呼ぶ時はランサーでよんでくれ」という言葉を残していった)
なぜセイバーがそのことを知っていたのか・・・?疑問に思うオルガの前に、爆発事故で死んだと思われたレフが現れる!しかし・・・
想 像 通 り。
大方の予想を裏切らず、レフが爆発事故を起こした張本人。オルガの足元に爆弾を設置し、ロマンも殺してしまうつもりだったと平然というレフは。オルガの肉体が既に死んでいるという衝撃の事実も明かす。彼女がレイシフトの適正がないのに特異点に来られたのは、肉体が失われていたからで、この状態でカルデアに帰還すれば、オルガは消滅してしまうという。しかし・・・
オルガの扱いェ・・・
オルガに待ち受けていた運命はさらに過酷なものだった。なんとレフの手により、ブラックホールや太陽と同レベルのカルデウスに彼女をぶつけてしまったのだ。
「どうして私ばっかりこんな目に」「まだ誰にも褒めてもらってないのに」と泣き叫ぶオルガ。その叫びも、魂も、全てカルデウスに沈んでいってしまった・・・。
レフの正体
彼の正体は、人類を消去する為に2016年から使わされた人間。彼は人間の歴史を終わらせる為に、この状況を作り出している元凶だった。時空のはざまに逃げていくレフ。そして取り残された立夏たちは・・・
ファーストオーダーは終了。グランドオーダーへ!
立夏が目覚めると、そこはカルデア。
マシュと共に、無事に特異点を破壊し、元の時代に戻ってきたのだ。
再会を喜ぶ2人。
だが、そんなイチャついている場合ではない。新たに生まれた特異点は7つ。この全てを破壊しなければ、人類の未来は無い。
生き残るため。
そして未来を取り戻すため。
カルデア最後にして原初の使命「グランドオーダー」がついに、始動する・・・!
最後に!
Fateはアニメ中心でスマホゲーはプレイしたことがなく、今回のスペシャルアニメが初グランドオーダーなため、ゲームの世界観がどう表現されているのか比較は出来ないんですが、単体で見ても十分に面白い作品でした!!なかなかソシャゲはプレイできないので、ストーリー部分をこうやって映像化してもらえるのはやっぱり嬉しいですね!
もう全編通して兄貴が最高にかっこよかったです。あと、マシュと主人公が最初っから最後までらぶらぶなのも良かったですね~。先輩呼びぐうかわ。
一応ゲーム本編はストーリーが最終章を迎えたようで、様々な伏線が回収されているみたいですが・・・今回のアニメを見た感じ、マシュちゃんは人間じゃない感じが・・・そんでもってフォウはあれだろ?巨大化すんだろ?にゃんこ先生みたく。可愛いマスコットのフリして恐怖の何とか的な存在になるんだよね??
なんか色んなシリーズがアニメになるみたいで、ちょっと追いつけなくなってきて感はありますが・・・グランドオーダーはスペシャルだけで、レギュラー放送はやらないのかな?また動くマシュちゃんが見たいので、こっちのアニメ化も気長にまとうかと思います。