魔法少女育成計画 12話感想!ネタバレありなのでご注意ください!
※原作は未読の状態で視聴しています。
結論:とりあえず魔法の国は全力で土下座しろ。
魔法少女の真実
ファヴから、このゲームが正しくは「魔法少女人材育成計画」であることを聞いた小雪。ファヴは魔法の国から選抜試験を任された使い魔であり、この選抜試験で最も優秀な成績を収めた魔法少女1名が、正式に魔法の国で「本当の魔法少女」になれる、というシステムであったことを知る。
そして選ばれた少女は、魔法の国で魔法少女として活躍するか、もしくは「マスター」となり新たに選抜試験の監督役となるかを選択できるということも・・・
ただし、殺し屋としての才能はあるものの思考回路がブッ飛んでしまっているスイムや、リーダーとしては性格に難があるすぎるリップルがマスターになるのはファヴ的によろしくないらしく、わざとリップルを煽りスイムと殺し合わせ、一番丸め込めるのが楽そうなスノーホワイトにマスターをやってもらうのが狙いだったらしい。
さらに、本来の「育成計画」であれば、落選した候補者たちは記憶を消して日常に戻されるだけだった。という事実も明らかになる。
こんなバトルロワイアル形式の選抜試験にしたのは、全てファヴとマスター・クラムベリーの策略。結局は、最後の1人になるまで殺し合わせるつもりだったのだ。
全てを知った小雪は、魔法少女に変身。リップルを救いにいく!
リップルとスイムスイム、最後の闘い
トップスピードの形見のマントをつけ、最期の闘いに挑むリップル。戦闘中にスイムが雷にうたれたことで、彼女の弱点が「光」であることを改めて認識する。
片目を失い、そして片腕を切り落とされて尚、執念でスイムに喰らいつく!
激しい閃光がスイムを捉える。
そして・・・リップルは仇をとった。
・・・彼女の血塗れの視界ではよく見えなかったのだろう。スイムの正体が、まだ小学生であったことが・・・
元凶・ファヴとの対峙
2人の下に駆けつけるも、そこにはスイムであろう死体と、片腕を失い、元の姿に戻ったリップル・・・華乃の姿が。
全てが手遅れだったと泣くスノーホワイトの耳に「マスターおめでとう!」と喜ぶファヴの声が届く。そして、もう一つの内なる声も。
スノーホワイトの唯一の力・・・「困っている人の声が聞こえる」という能力で、彼女の脳内には「マスターになってくれなきゃ困る」というファヴの声が聞こえていた。絶対にマスターにはならない、というスノーホワイトは、魔法の国の端末を壊そうとする。それは自分たちが持っている端末とは違い、ファヴにとって、"本当に壊されたらマズイもの"のようだ。
しかし魔法の国のアイテムは人間界の武器はおろか、通常の魔法少女の力ですら壊せないという代物だった。戦闘系ではなく、特別な攻撃力は何一つ持たないスノーホワイトでは傷一つ付けることはできない。それでも、血塗れになるまで拳をふるい続ける。
聞こえるのは、ファヴの嘲笑、そして今まで死んでいった魔法少女たちへの嘲りの言葉だけ・・・。
かと思われたが!
「黙れ」
なんとリップルが再び魔法少女の姿に!!
ラッキーアイテムの「うさぎの足」。
アリスの形見が、彼女たちを守ったのだ・・・。
そしてリップルが持つスイムが買ったアイテムは、魔法の国のもの。これならば、同じ魔法の国のアイテムを壊せる・・・と、焦るファヴの声を聞いたスノーホワイト。そして彼女たちの手により・・・
ファヴ・爆散。
1話がはじまってからずっと・・・ずっとこのセリフが言いたかった!!
ファヴざまぁぁぁぁぁ!!!
全てが終わって
たくさんの人の命を奪った「魔法少女育成計画」。本物の魔法少女になれる、という噂があったソーシャルゲームは、ひっそりと人間世界から姿を消した。カラミティの起こした惨劇は人間が引き起こしたテロと扱われ、魔法少女の噂がひっきりなしだったころが、もはや懐かしいとすらいえる。
だがそれでも、掲示板にはいまだに「黒マントの魔法少女」の目撃情報が書きこまれているのだが・・・。
そんな中、友人たちの口から、あの小雪が、書置き1枚残し家出したという話が語られる。一体彼女はどこへいったのか・・・?
体育会系魔法少女へとクラスチェンジしました
なんとスノーホワイトは自ら日常を捨て、魔法少女の力を使い、世界規模で巨大な組織や犯罪グループと闘い続けていく道を選んだのだ。
そのことを知っているのは、唯一の生き残りであるリップルだけ・・・。彼女は今日も、リップルに稽古をつけてもらい、鍛錬を怠らない。
ラ・ピュセルやアリスたちの思いをムダにしないために・・・彼女は今日も戦い続ける。本当の強さを持つ、魔法少女となるために。
感想~ちょっと魔法の国怠慢すぎやしませんか
1週間に一人どころか後半ずっとハイペースで脱落したり、半分に減らすといったな、あれはウソだ(キリッ)どころか結局最後の1人になるまで殺し合わせるマジもんのバトルロワイアルだったりした「魔法少女育成計画」。最後まで原作未読状態のまま視聴し終えましたが・・・とりあえず魔法の国でファヴの報告書チェックしてるヤツいますぐ出て来い。燃やす!!(怒)
ファヴについて考察
途中までは、黒幕が誰なのか?といった考察要素もありましたが、結局は魔法の国は黒幕というほどのものではなく、あくまでファヴとクラムベリーの個人的な趣味で殺し合わせていた、というのが・・・。最終回でクラムベリーと同じく爆散したファヴ。コイツのバックボーンが原作でもあるのかわかりませんが、アニメでは殆ど語られなかったことで、16人の魔法少女たちは単なるとばっちりで殺された感が凄いんですが・・・。
結局、何がここまでファヴを狂気においこんだのか?
心の声が映像越しにも聞こえた、ということは、あの魔法の端末に精神みたいなものが入っていたのか。元から使い魔(電子妖精)として作られた存在だったのか、魔法の国に本体がいたりするのか・・・。気になる部分が多い最終回ではありました。
スノーホワイトの選んだ道
スノーホワイトが日常を捨て、たった一人で世界を救うため戦う道を選ぶというラストは、個人的にはちょっと悲しかったです。リップルがいるとはいえ・・・。残された家族はどれだけ悲しむか解っていながらも、生き残った者の務めとして、弱くて何も出来なかった自分を変えるためだったんでしょうが・・・。「力と優しさ、両方を兼ね備えた本物の魔法少女になる」というエンディングは、少し淋しさも感じてしまいました。
最後に!
今日が最終回かぁぁ!!
全12話・・・あと1話ぐらいあるような気がしてましたが、そうかもう最終回かぁ・・・。
なんかもうファヴが外道過ぎて、あと100倍ぐらいメッタメタにしてやりたい気持ちがあります。あれで死んだともちょっと思えないんですが、原作で続編があるっつーことは、再び悪巧みしているっつーこと?それとも同じようなことやってるヤツがいんの??
全体的にアニメは1話1話丁寧に作られていたことや、萌え要素をいれずにグロ描写や欝展開を容赦なく盛り込まれていたのは好感度が高かったです。でも、公式に載っていた「視界に入っていれば持っていなくても大剣を操れるラ・ピュセルの能力」や、「シスターナナの思惑を超越したウィンタープリズンの愛情」だとかが描かれなかったのはちょっと残念だったかも。
あとバトロワ展開になったのが「ファヴとクラムベリーがやりたかったから」という理由なのには、ほんとこれだから淫獣はロクなことしねぇ!!というセリフしか出てこない・・・。おまえらさえちゃんとしていれば、ラ・ピュセルとスノーホワイトの百合ップル(巨乳×貧乳という最高カプ)が誕生したというのに・・・!!ほんとキ○ウべぇを超える邪悪やった・・・。
全滅エンドは回避できたものの、リップルと2人、孤独に戦い続ける魔法少女・・・というのは結構淋しいですが・・・全12話、目一杯楽しませて頂きました。コメントしてくださった方々も本当にありがとうございます!これから原作を読んで、色々と考察しなおそうかと思います。
※追記※
ヒトクチハルカ様より、コメントで公式サイト「このラノ文庫編集部ブログ」にて、アニメ終了後から原作2巻までの間のお話、「スノーホワイト育成計画」が読めるとの事。未読組の方は必見です!→このラノ文庫編集部ブログ:4月(?)の月刊このラノ!
↓前回の感想はこちら!