ガーリッシュナンバー10話感想!
本編のネタバレありなのでご注意ください!
結論:京姉さんのトナカイ姿いいわぁ・・・
松岡重三のCVが松岡禎丞とはこれいかに
どうあがいても修造。
おまえ本当にいいのかその格好で・・・。
ただ悟浄曰く、今すぐ担当を引き継ぐというわけではなく、とりあえずサポートになってもらうというだけらしい。ちょっとだけ安心する千歳。
んが!!
一にも努力!二にも努力!!三四も努力で努力努力努力ッ!!!
・・・という、千歳が大嫌いな努力を過剰に押しまくる熱血マン・松岡は、下積みを経験させるためモーレツな勢いでモブの仕事をとりまくってくる!
「いつだって、
ボールは急に来るんだよ!」
「チャンスボールは確実に決めるッ!!」
「じゃないと、試合には勝てないんだからねっ!?」
今までの様に甘えることもできず、目に見えて疲れがたまっていく千歳・・・。
社長(というか中の人)の本気
いつもはわざとらしいぐらい能天気だった社長。
だが、今週はついにマジモードに!!
先週もちょろっとでたイケボで淡々と、千歳をサポートするよう頼んだ悟浄に向かって「これまで随分待った」と語る社長。今まで若い子であれば売れる!なだけかと思っていたが、彼自身、タレントの才能や演技力をきちんと計算にいれた上で、推すべきタイミングを考慮していた。行き当たりばったりで進めていたわけではなく、ちゃんと骨の髄まで「経営者」としてのプランニング通りに進めていただけだったのだ。
千歳のような「努力をしろ!」といってもしないような、ある意味練習しなくても緊張せず、ソツなくこなせる天才タイプをいきなり主役に抜擢することで、周囲との実力差を自然に解らせ、ファンや知名度を一定レベル上げた状態で、本人から努力するように促していたのかもしれない。が・・・
「見込みがないなら切るしかない」と冷徹に言い放つ。
ただ「とりあえず時間を下さい」としか言えず、帰る悟浄。しかし一人残った社長に・・・
「優しい人に一杯サービス」
と、バーのマスターからメッセージが。妹にどこか甘いマネジメントをしてしまう悟浄に、彼なりに発破をかけたのかもしれない。
無能かとばかり思われていた社長。だが実際は、一癖も二癖もある男だったようだ。
周囲との明らかな差
事務所主催のクリスマスイベントで、メインを千歳がつとめ、そこに八重と京、さらに新人の七海の4人が登場する事になった。
何かあれば「頑張ります!」を口グゼのように連呼する七海。ぴょんぴょん跳ねたり動き方がいちいちアニメヒロインみたいで大変あざといが、順調に仕事をこなしているようだ。
京姉も八重も、それぞれ役をもらい、仕事量も増えてきている。
それに比べ、主役をやったっきり一度も役をもらえていない千歳・・・。大丈夫だいじょぶ!と余裕をかましてはいたが・・・
イベントの主役はほぼ七海
ついに始まったクリスマスイベント!
鉄板のヘソ出し★ミニスカ衣装に身を包み、生歌とダンスを披露する。そしてイベント終了後。意味ありげに京姉さんが合図を出す。
スタッフのナイショ話を立ち聞きし、イベントでサプライズがあることを知っていた千歳は、てっきり自分の誕生日サプライズがあるものと思っていたが・・・
CDデビューおめでとう!七海ちゃん!!
それは七海のCDデビューを祝うサプライズだった!完全にメインをくわれてしまった千歳。それとは真逆にスポットライトを浴びながら、さっそくイベントでデビュー曲を披露する七海・・・。早口のラップのような曲だが、普通にうめぇ!これは逸材ですわ・・・。
誕生日サプライズはちゃんとあったものの・・・
イベント終了後、楽屋で京たちに誕生日を祝ってもらう千歳。いつも着ている服と合わせたデザインのバッグなどプレゼントも貰う。だが、悟浄からのプレゼントはない。千歳の表情は固いままだった・・・。
食べられなかった「ハッピーバスーデー」のチョコプレートが切ない・・・。
スポットライトの演出
歌のパートが終わり、一人ずつスポットライトが当たるシーン。
京、八重、七海にはスポットライトがあたるが・・・
千歳のみ、真っ暗なシーンが使われている。
クズPが言うように「未来が真っ暗」なことへの暗示なのか・・・。
一方クズPは
仕事もせずに1日中釣堀にいた九頭P。
ダメ人間まっしぐらである。
この釣り堀・・・
ドラマとかでよく見る赤坂見附の釣り堀がモデルなのかな?
どうやらここは、むかし石神井と良くきていた思い出の釣り堀のようだ。ただし、写真を見る限り石神井に勝ったことはないらしいが。
何かと言うと「十和田~!」としきりに名前を呼んでいたクズP。その思いが通じたのか、ようやく電話(※納品手伝えという催促)が!!
「俺はまだそこにいていいのか?
求められているのか?」
「はいはい求めてますよ」
ダメだそれ以上いけない。
冬コミで薄い本にされるぞ!!
十和田からの電話ですっかり元気になった九頭P。今までずっと求めてばっかりいたが、求められる人になりたかった的なアレに気付いたらしい。
「十和田と2人でアイツを倒ーす!!」とムダに元気になったが、これは完全復活のお知らせなのか。・・・何故だろう。凄く少年漫画みたいないいセリフを言っているのに、現場が大混乱に陥る未来しか見えないんだが・・・。
それとも本当に、クズを改めるキッカケになったりするのだろうか?
そんなんなったらこのアニメが終わっちゃうぞ!?いやもうすぐ終わるんだけど。
しかし、石神井とはライバル兼友人のような間柄だったっぽいし、常に自分より優秀な友人がそばにいたことで、周囲の賞賛も期待も可愛い女の子も何もかも隣にいる人間にとられてしまい、それが彼を真のクズへと変えたのかも知れない・・・?
クリスマスぼっち・千歳
街と同じくクリスマスツリーが飾られている部屋。
だが電飾が灯ることもなく、部屋の電気すらつけられていなかった。
悟浄は仕事でいないのか、千歳と一緒に過ごしてくれるのはこのナマケモノのぬいぐるみだけらしい。
暗い部屋で一人、悟浄のデビュー作のドラマCDを聞く千歳。青臭いセリフ回しに、「私と同じくらいヘタクソ」と呟く。
「なりたい自分にきっとなれる!」「おまえも変われる!」というセリフに、なりたい自分になんかなれるわけない。本当になれるんなら、こんな自分になってない。と自虐的なセリフを吐く。
どうして悟浄は声優を辞めてしまったのか・・・。その理由を知らない千歳。いつも何の根拠もなく自信だけは持っていた、今のままの自分で受け入れられていると信じていた彼女に、変化の時は訪れるのだろうか?
「努力する」ということ。
ずっと千歳が避け続けていた、努力というワード。
でもメインヒロインとなった時には百花のアドバイスにより、流行アニメをみまくることで、クソ演技をベタベタアニメ演技までレベルアップさせることは出来ていた。やればできるのに、なぜそれ以上のことをしないのか?
恐らく千歳は、「誰かのマネ」なら出来るし、フリートークの上手さからいっても「今の自分のまま」、どこにいても自然体でいることは得意なのだ。それは普通の人間にはない才能で、タレントとしての素質は十分にあるともいえる。
だが声優を「アニメのセリフを喋る職業」程度にしか思っておらず、元々芝居の世界もアニメーションも好きではない。お手本通りにやる以上のことを知らず、努力する意味も方向もわからず、それでもこの業界を選んだのは、悟浄の存在があったからなんだろう。
完全にネタキャラのように思える松岡だが、悟浄がマネージャーだった時とは違い、「千歳に足りないものは努力!」と直球できっぱり言えるキャラがここにきて現れたのには、意味があるのかもしれない。さりげなくナチュラル芝居が好きな音響とあわせようとしていたりと、意外にキレ者だったりする・・・のかも・・・うん・・・。
最後に
今週はとにかく社長が!!社長がやりおった回でした。普段のあの態度が演技だったとしたらマジ役者やでぇ・・・。そしてまだ十和田という救い(?)があったクズPに比べ、ぼっち度が半端ない千歳。てっきりクズヒロインとして、これからはお笑いアイドルになる!!とかゆーちゅーばーになる!!みたいなことを言い出すのかと思ったら、案外素直に悩んでましたね。
でも天才型というのは難しいもので、人から何を言われても変わろうとしなかったりするもの。社長はこの辺のことを見越して、敢えて何も言わなかったのかもしれない。そして悟浄も、ズバズバ言っているようで大事なことを何も言えずにいたのは、自分もかつてそうだったからなのか?
誰かの言葉で、言われたとおりに動くんじゃダメで、自分で気付いて動きだして欲しい・・・それまで待っているのだろうか。でももう期限までギリギリだ。
EDで「努力なんてしないの」とあれだけ豪語していたクズヒロイン。このまま闇堕ち待ったなしなのか・・・!?
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