第12話「さよなら坂本君」感想(ネタバレあり)です!
結論:これはホントに、いい最終回だったな!!
さよなら坂本君
卒業式。1年生ながらに送辞を担当した坂本。しかしそこへ、深瀬に唆されたあっちゃんが現れる!
バットを持って本気の殺気をみせるあっちゃん。頼みの綱の角田先生も、自慢の角刈りを台無しにされてこんな姿に。
しかし8823の助けも借りず、坂本はなぜかそのまま送辞を続行。あっちゃんの猛追もスタイリッシュにかわし続けるが、あっちゃんがバランスを崩し落ちかけてしまう。咄嗟に手をとる坂本。が、頑なに坂本を受け入れないあつしは、その手をバットで滅多打ちにする!
もういいだろ、こんなオレなんか・・・
そういう全てを曝けだせる所も、
魅力的だと思いますよ
手が血だらけになっても、あつしの手を離さなかった坂本。ついにはズボンをずり下ろしてまであつしの手をとり、最後まで「送辞」を終えた。
あえてあつしのバットを受け続けた坂本。常にスタイリッシュにかわし続けていた坂本が、唯一真正面からあつしを受け入れる、名シーンだった。
保健室にて深瀬と相対!
8823に応急手当をしてもらうも、止血をしに保健室へ向かった坂本。そこで宿敵・深瀬と遭遇!
彼は今年も卒業せず、彼らを特等席で見送るのだという。
深瀬は卒業を「夜の海」とたとえ、卒業生たちを「希望というまやかしを頼りに、黒い海へと流れていく」と嗤う。彼にとっては、何も約束されていない未来は闇同然なのだ。しかしそんな深瀬に、
僕なら今すぐ夜の海に飛び込み
新大陸を目指しますよ
きっぱりと決別した坂本。
8823は深瀬と拳で決着をつけようとしていたが、作戦があるという。それは・・・
深瀬先輩卒業大作戦!
先輩。
ご卒業、おめでとうございます
卒業生を見送る深瀬にそう告げる8823。
そしてそれに続くヤンキー軍団!彼らは深瀬を卒業させるため、自分たちが波になることを決意したのだ!
逃げようとした深瀬には
秘技
ニーディストラクション!
《ひざかっくん》
久々に坂本の秘技が炸裂!
深瀬はヤンキーたちの波に乗り、ついにこの学校を『卒業』することになったのだった。
これだけみると凄い楽しそうな青春の1ページだ・・・。
そして、別れの終業式
終業式の日。
この日は単なる3学期の終わりではなく、坂本が転校する日でもあった。最後の別れの挨拶をする坂本に投げかけられたのは、暖かい言葉ではなく・・・
コントの恒例・パイ投げ!
クラスメイト全員が一斉に坂本に襲い掛かる!
アマゾンいったり経歴が謎だった担任まで、本気で投げてくる!
が、やはり華麗にすべてをかわす坂本。最後の別れの挨拶をし、教室をあとにする。そんな坂本を窓から呼び止める久保田。そしてクラスメイトたち。
「君のこと、ずっと忘れないよ!」
「一生ダチだかんな!」
そして・・・
この表情。
原作でもアニメでも、坂本がこんな切なげな表情を見せるのはこの1シーンだけ。
涙をごまかすためか、彼はとある細工をし、校門を出ようとする。そして角田先生に「おまえ、誰や?」と問われた彼は・・・
『坂本ですが?』
まとめ
昨今では珍しいシュールギャグアニメ!ベテラン声優陣が演じるアクの強いキャラたちの1年間を、最後まで原作に忠実にアニメ化してくださったのは嬉しかったですね。特にヘタレな不良がこのうえなく似合っていた杉田さんと、残念なイケメンをやらせたら右に出る者はいない森久保さんは最高でした・・・!
8823先輩の超美形っぷりも驚きでしたね。彼が登場する回はどれも良かったです。やはり美形が揃うと作画に気合が入るのか・・・(笑)
面白さで言えば原作・・・マンガで読む方がネタとしては面白いものが多いように感じましたが、個人的には数々の秘技と共に緑川さんのイケメンボイスを堪能できたので、充分楽しめました。大満足です!
最後に!
あっちゃんの卒業式の話と、最終話。原作でも大好きなこの二つのお話は、唯一スタイリッシュではない坂本君の姿が描かれている話です。とくに、クラスメイトたちからの言葉に一瞬切なげな表情をみせる坂本君は、原作でもアニメでもぐっと来ました!完璧超人の坂本くんが、彼なりに本当に「友達」のことを大切にしていることがよく解るこのエピソード。疑問系ではなく、最後の最後で本当に、感動できるいい話でした!
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