"どうして先生の言う事が聞けないの?"
ドラマ怪談新耳袋の紹介もいよいよ第2シリーズへ!今回は「白いひも編」のDVDに収録されているストーリーを紹介していきます!ドラマ版と原作「新耳袋」とのストーリーの変更点など、双方のネタバレありなのでご注意ください!
目次
第11話:かくれんぼ
主演:ともさかりえ
監督:土井裕泰
■ストーリー
新人教師がある日学校に残っていると、下校時間を過ぎているのに子供の「もーいーかい」という声が聞こえてくる。その声に「もういいよ」と応えると、なぜか子供は逃げ出してしまい・・・
■解説
怖い系 ★★
さりげなく見せられた、ともさかりえさん演じる女教師の裸足のカットが後の伏線となる。
■原作解説
第八夜 十九話「隠れんぼ」?
原作では「深夜にかくれんぼをしている子供を見かける」という話なので、ドラマ版の「かくれんぼ」はほぼオリジナルの話といっていい。
第15話:死神
主演:竹山奈歩
監督:太田隆文
■ストーリー
とある女優のインタビュー。
自分にホラーの出演依頼しかこないのは、雑誌で霊感があると話してからだ、と語る女優。それは幼い頃、神社で遊んでいた時に「死神」を見たという話だった。
■解説
怖い系 ★
まんま西洋の「死神」(黒ローブに大鎌)が追っかけてくるのだが、いかんせん緊張感が全く無いので少しも怖くない。
■原作解説
第二夜 八話「死神 その二」
「その一」ではなく二の方を原作としている。ストーリーはほぼ一緒だが、女の子が関西弁なのが可愛い。
第16話:スクープ
主演:弓削智久
監督:太田隆文
■ストーリー
15話「死神」の続き。今度は女優を撮っていたカメラマンが主人公。ロケ地の側で起きた連続通り魔事件の現場写真を撮っていた最中、ある野次馬の男の後ろに女の影が映るが、何故かファインダー越しにしか見えず・・・
■解説
怖い系 ★
女が後ろに立っていた男が通り魔だった、という分かりやすいオチ。展開もすぐ読めるので恐怖度はイマイチだが、殺された女がニヤァと笑いながら犯人の男を見つめているのが不気味。
■原作解説
第五夜 二十八話「ファインダー」
「事故現場の写真を撮っている時に、ファインダー越しに女の姿が映る」という話なので、通り魔云々の設定はドラマ版オリジナル。
第5話:たけしくん
主演:ともさかりえ
監督:森山亨
■ストーリー
6歳の頃から、いつも夢に出てくる男の子「たけしくん」。自分は年をとっても、なぜか「たけしくん」は成長せず、6歳の姿のままだ。だがそんな彼に悩みを相談すると、いつもその悩みは消える。しかし20歳の時、付き合っていた男性との交際をとがめられ、はじめてたけしくんに逆らってしまう。それ以来4年間、たけしくんは夢に現れなかったのだが、バスで母親と一緒にいるたけしくんそっくりの男の子の姿を見かけ・・・
■解説
不思議系 ★★
主演のともさかえりえさんは最初の「かくれんぼ」の時とは別人の役として登場している。たけしくんの存在は完全に謎だが、「ぼくは、きみの悩みをたべることは、もうやめたんだから」というラストのセリフから推測するに、夢喰いバク(?)のような存在として描かれている。
■原作解説
第五夜 五十七話「かおりちゃん」
原作では主人公は男性で、夢に出てきた子供も「かおりちゃん」という女の子。悩みを相談している点は一緒だが、それに逆らうという展開やラストのセリフはドラマ版オリジナル。原作では電車の中でかおりちゃんそっくりの女の子を見かけ、そして母親も女の子のことを「かおりちゃん」と呼んだことを確認するが、それ以来夢にかおりちゃんは出てこなかったというラストになっている。
第32話:板人形
主演:岡本光太郎
すほうれいこ
監督:森山亨
■ストーリー
別れる直前のカップルが、山にあるという隠れた名店へ向かう。が、走りなれぬ山道で迷ってしまう。途中、警備員に道を聞き確かめるも、教えてもらった道は行き止まりで・・・
■解説
不思議系 ★★
ラジオから流れてくる怖い話と、自分たちの境遇が同じになっていくという展開。ラストは「警備員のみならず、助手席にいた彼女まで人形になっている」というオチ。なんじゃそりゃ。
■原作解説
第七夜 三十七話「板人形」
ドラマで流れているラジオ「耳袋アワー」の内容が、原作をそのまま朗読しているものになっている。
第18話:壁を叩く音
主演:藤村ちか
監督:佐々木浩久
■ストーリー
安アパートに引っ越してきた主人公。だが、その部屋では9時と深夜2時に2回、壁を叩く音が聞こえてきて・・・
■解説
怖い系 ★★
以前その部屋では外国人が首を吊っていた・・・という話から、その音が首吊りの際バタバタさせた足が当たる音だとは推測できるものの。ストーリーにもあるとおり「なぜ2回音がするのか」「外国人の幽霊が外を指差していたのは何を意味するのか」などはわからない。
■原作解説
第二夜 四十話「壁を叩く音」
原作ではさらに、主人公が住む1階の部屋の上の部屋・・・2階の部屋にも人が居つかないというエピソードがある。実際に首吊り自殺があったのは1階の部屋だが、2階の部屋では一体何が起こっているのだろうか・・・。この「壁を叩く音」は3巻の42話で「大阪編」が収録。全く別のアパートだが、「9時と2時に壁を叩く音が聞こえる」という同一の現象が起きている。
第17話:白いひも
主演:ともさかりえ
監督:森山亨
■ストーリー
ある夜、天井から釣り下がった「白いひも」を視るようになった主人公。その現象がしばらく続いたとある晩に、ひもだけではなく、ひもの先に人間の腕を視る。すると電話が鳴り、祖母が亡くなったという知らせを受け・・・
■解説
怖い系 ★
「白いひも」が祖母がしていた点滴のコード部分で、腕も祖母のものだったという展開。原因がわかって安心したのもつかの間、今度は恋人の顔が!というオチ。(わかりやすく恋人が寝不足だというフラグがある)。こちらのともさかさんも前2つの話とは別人という設定。
■原作解説
第五夜 七十九話「白いひも」
原作では祖母ではなく親戚のおばさん。亡くなってからは白いひもは見ていない。
【最後に】
なぜかこの「白いひも編」のみ、huluで配信されていない。どうやら再放送もされていないらしいが、なぜだろう。大人の事情だろうか?「ともさかりえさん主演シリーズ」が見れるのはこの「白いひも編」だけなのに・・・。huluは「殴りこみ」や劇場版など新耳袋シリーズが大変豊富なので、これだけ見れないというのはなんとも残念な話です。
↓同じく第二シリーズ!
↓ホラードラマがお好きなら・・・