びーきゅうらいふ!

 ホラー映画やアニメやゲームを好きに語る感想サイト。ネタバレ多め。

【アニメ】すべてがFになる 11話 最終回 感想~四季と犀川が再会!そしてミチルの正体が明らかに・・・※ネタバレあり

犀川先生は目薬が苦手

※第11章「無色の週末」のあらすじ・ネタバレあり!
※原作「すべてがFになる」を全く知らない状態のまま視聴しております。

結論:四季はどこへいくのだろう・・・。

※事件の謎について重大なネタバレあり
※視聴済みの方のみ閲覧推奨※

 

前回、事件の謎を全て解いた犀川と萌絵。それぞれが事件前と同じ「日常」を過ごす中、犀川の元に再び四季が現れる──!

現実で四季と再び。

四季にあらためて話を聞く犀川先生。四季がはじめての煙草を吸いたがったり、見かけは穏やかな会話が続きます。

「人はそのものではなく、死に至る生を恐れている」という四季。そこに至るまでの苦しみや痛みを恐れているだけであって、死が楽なものなら誰も恐れないと。

そんな四季に犀川は、あの事件はあなたが死ぬ為に起こしたのだと、それならば何故自殺しないのかと問います。

その問いに四季は、自分はきっと「誰かに殺されたい」のだと答えます。自分の意思で生まれてくる人間はいない。だから自分の人生の終わりを誰かに干渉されたいのだと、それが「人に愛されたい」という欲求と同じものだと語る四季。

f:id:basiliskos:20151218024104j:plain

四季はあの脳内の会話で「水の中で煙草を吸いたい」──自分でも予測できなかった返事をした犀川先生のことが大層気に入ったようです。
そして先生の構造は自分にとてもよく似ているとも。これは先生が四季の様に多重人格まではいかないものの、本当の自分を守るためにいくつもの「自分」が存在するという、その精神構造を指したもの。

そんな四季と犀川の最も大きな違いは「クロック」だという四季。クロックとはシステムの中に存在する独自の時計(※)のこと。先生が自分に追いつくには100年じゃ無理、と笑う四季。15年もの年月を娘と二人きりで過ごした四季の時間の感覚は、常人を遥かに超えているのかもしれません。(そういえば先生の推理シーンで流れた謎のイメージには、古代人?だったり古代文明だったりがあったような・・・何か関係があるのだろうか??)

f:id:basiliskos:20151218024536j:plain
最後にさよならの握手をする四季。
本当はキスでもして貰おうかと思ってたとか!どんだけ先生のことが好きやねん・・・あれか、所長といいメガネフェチか!!眼鏡男子萌えか!!

四季は犀川と別れたあと、黒服の男たちに連れられていきました。
見届けた犀川の手に残されたのは、一つの黄色いブロック。それはまるで再会の約束のようでした。

※追記※
コメントでご指摘がありましたが、ここで四季がいう「クロック」とはパソコン内部の時計の仕組みのことではなく、主にCPUの処理速度に関わる「クロック周波数(1秒間で計算できる回数)」のことで「先生とは性能が違う」という意味のようです。コメントを下さった方、ありがとうございました!

萌絵とデート?

事件以来、久しぶりに先生の部屋を訪ねた萌絵。

なんか萌絵ちゃんは
「先生は結局博士のことが大好きなんですもんねー!!」みたいな若干メンドくさい子に。

すべてがfになる11話 萌絵 泣き顔

自分の理解を遥かに超える四季に先生が焦がれているという事実に、涙ぐんでしまう萌絵。けれど犀川先生は「君の矛盾を受け入れる」──萌絵の側にい続けると静かに告げます。

その後、萌絵に二人で出かけようと提案したのか、萌絵ちゃんのお父さんとの思い出を語りながら、色々な場所へいく二人のシーンが描かれます。まるでデートみたいだけれど、結局萌絵ちゃんとはそこら辺どうなのかとか!煮え切らないまま終わるんかーい!!

犀川先生ナスT

萌絵ちゃんといい四季といい、こんなナスT野郎のどこかいいんじゃ・・・。
しかしこの顔、まるでギャグ漫画日和に出てきそうな顔だな・・・。

ミチル

実は萌絵との会話で、四季が先生と会った日には既に先生の警護は終わっていて、先生の周囲に警察はいなかったことが判明しました。では一体 四季はどこへ・・・?

すべてがFになる 最終回 四季

所長の形見である日記を持ちながら、夕焼けに染まる海の前で娘と会話している四季。どうやら他の人格たちに娘を紹介しているよう。そして

「ミチルよ、大きくなったでしょう?」

そういって微笑む四季。
夫と娘の人格と共に、これから彼女はどこへ向かうのだろう・・・。

【最後に!】
元々はお人形の名前だった「ミチル」。その名は四季の部屋にいるロボットの名前でもあり、そして娘の名前でもあったのですね。「道流」が一番外へ出たがっていたのに・・・というパソコンの書置きは、案外本当のことだったのかもしれません。

これから四季は一体どこへいくのか、また先生と会う事があるのか・・・ウソまでついて助かりたかったワケではないのだろうし、もしかしたら、四季は先生に殺されたいとか思っているのかも・・・?その日がきたらまた相まみえることもあるのかもしれません。

原作を読んでいないのでどこまでアニメで四季の心情を推し量れたのかはわかりませんが、最後の最後まで謎多きストーリーでした! 四季姉妹(?)、そして母娘を演じ分けた甲斐田裕子さんと木戸衣吹さんの演技は素晴らしかったですね!!

本日原作が届いたので、原作を読破したあとに合わせてまとめの記事でも書けたらなーと思います!!

↓アニメの考察記事はこちら!

↓原作読みました!