ノイタミナ枠でアニメ化され、さらには実写映画も公開されるほど大ヒットとなった三部けい先生の「僕だけがいない街」!この作品で三部けい先生を知ったという方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、三部けい先生の過去作品で個人的に大好きなホラー漫画「鬼燈の島」と「魍魎の揺りかご」の2作品をご紹介したいと思います!
鬼燈の島─ホオズキノシマ─
家庭に問題を抱えた子供たちが通う鬼燈(ほおすぎ)学園。絶海の孤島に存在するその学園に新たにやってきた少年・心と妹の夢は、生徒たちから「大人を信じるな」と警告される。血だらけの机、文字だらけの部屋、少女の幽霊、そして何かを隠している教師たち。一体この島で何が起こっているのか──
幽霊が登場したりとホラーな雰囲気で始まりつつ、子供たちが「先生が自分たちのことを保険金目的で殺そうとしている」と考え、島から逃げ出そうとするサバイバルな面もあるこの漫画。当時同じくガンガンで連載していた外海良基先生の「Doubt」と並び大好きな作品でした。
島で連続して起こる事件の犯人は誰なのか、そもそも犯人は本当に人間なのか・・・?子供と大人、様々な思惑が交差していく物語の結末は、ぜひネタバレなしで読む事をオススメします!
鬼燈の島-ホオズキノシマ- 1 (ヤングガンガンコミックス)
- 作者: 三部けい
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2008/05/22
- メディア: コミック
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魍魎の揺りかご
沈み行く船の中で、凶暴化した人間が次々に殺戮を行うパニックホラー!
こちらの作品には、なんと前作「鬼燈の島」に出ていた盲目の妹・夢ちゃんと同姓同名の女の子が登場します!本当に同一人物なのかは定かではありませんが、5歳上のお兄ちゃんがいたりと共通点が多いです。
もし「鬼燈の島」の夢ちゃんが女子高生に成長した姿だとすれば、どんだけ殺人事件に巻き込まれるんだ!って言いたくなりますが(笑)、今作でも抜群の聴覚とお兄ちゃん譲りの冷静さをみせてくれます。前作が好きだったファンには嬉しいサプライズですね。
沈没しかかった船、次々と増える感染者、そこに生まれる生存者たちの疑心暗鬼・・・今やありきたりとなってしまったゾンビ感染系の王道ストーリーですが、登場人物たちに隠された伏線や手に汗握る展開、そして前作のロリショタに対し、今作であますとこなく描かれる三部先生お得意のムッチムチな女子高生のエロス!!その手の性癖があるのかと疑いたくなる放尿シーンも含め、色々と見所満載の作品となっています。
僕だけがいない街
売れない漫画家、藤沼悟。
だが彼にはある特別な能力があった──
こちらは現在大ヒット中の作品ですが、実はコミックス1巻の序盤しか読めておらず・・・。読まなきゃな~と思っているうちにあれよあれよと人気が出て、アニメに映画にどんどん広がっていってしまい、完全に読むタイミングを逸しました・・・
ということでアニメ最終回後に一気読みしましたが、なんとアニメは終盤オリジナル展開となっており、原作とは結末が違います!原作既読組も未読組も楽しめる構成となっていて色々と最高なので、ぜひどちらも見比べてみることをオススメいたします。
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鬼燈の島―ホオズキノシマ― 1巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)
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魍魎の揺りかご 1巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)
- 作者: 三部けい
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【最後に!】
作画がグロ系で尚且つエロはあるが萌えはない作風、ラストのどんでん返しやB級ホラーな展開に好き嫌いが分かれる作品ではありますが、三部けい先生の作品は「僕だけがいない街」しか知らないという方でホラーもイケるぜっ!な人には、ぜひ過去作も読んで頂きたいです!
↓僕街の考察記事はこちら!※アニメ最終回のネタバレあり
↓アニメ「僕だけがいない街」の感想はこちら!