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びーきゅうらいふ!

 ホラー映画やアニメやゲームを好きに語る

【映画感想】フローズン~リフトに取り残された男女の恐怖を描く!・・・前半までは。※ネタバレあり

ホラー映画 映画

フローズン [DVD]
B級ホラー度 ★★
グロ度 ★★★
結論:ツッコミが追いつかねぇ。

2010年 アメリカ
製作:ピーター・ブロック
↑SAWのプロデューサー

※ラストのオチ含めたネタバレあり
 ご注意!

/主要人物
■ダン(吹:内田夕夜)
親友とのスキーに彼女を連れてくるKY。

■パーカー(吹:佐古真弓) 
ダンの彼女。スノボ初心者

■ジョー・リンチ(吹:勝杏里)
ダンの親友。自分そっちのけで彼女とイチャつくダンを見て、彼女の方に八つ当たりする。吹き替えはとあるシスコン陰陽師の人。

想像したことはないだろうか。
スキー場のリフトに乗った時、吹雪で見えなくなる視界、徐々に高くなる足場、自分の身を守るのはセーフティーバーただ一つ・・・そんな状況の中で、「もしリフトがまったら」と・・・

道民には笑えないシチュエーション

北海道(おもに札幌付近)の小学校には大抵、スキー遠足なるものがある。なので自分もリフトには当然乗ったことがある。ボロいスキー場のリフトはオレンジ色で、一人しか乗れない、安全バーも無いというシロモノだった。このリフトが吹雪の影響で途中で止まった時のあの「落ちる事ができる状態で取り残される」という、子供ゴコロにも何とも言えないあの感覚・・・

絶対飛び降りる事は選択しないのだけれど、あの「飛び降りることもできますよ!」という誘惑の様なもの・・・絶対やらないけれど、やれてしまえる状況が目の前にあるという恐怖。
そしてそんな恐怖の中、延々と聴こえ続ける広瀬香美のア○ペンソングメドレー・・・当時の小学生はみんなスキー場で「ゲレンデが溶けるほど恋したい」を覚えたと思うんだ・・・

そんな雑談はいいとして、この映画「フローズン」はスキー場の人に「あともっかいだけ滑らせて!!」とワガママいった挙句、手違いでリフトに取り残されてしまう3人の男女を描いたリアル系シチュエーションスリラーである。

商店街や空港で「もし今ここでゾンビパニックが起きたら・・・!」とか真剣に考える人間にとって、この手の「もしかしたら本当に起こり得るかもしれない恐怖」を描いた映画は大好物!なのだが・・・

共感できない登場人物の行動

リフトに取り残されてからの登場人物の行動が意味不明すぎてツッコミが追いつかない。せっかく除雪車らしき車が下を通ったのに、気付いてもらう為に最初に落とすのが重量が軽いストックだったりと、おまえらの足についてるスノボやスキーは飾りなのか?というツッコミに始まり、「いや助けが来るはずだ」「スキー場は明日は日曜日で再開は1週間後よ!」といった「このまま待つ派」VS「動いて何とかしようぜ」の意見が対立し、結局ちょっと待つことにしてるうちに猛烈な寒さで頭がヤられてしまったのか、

ダン「飛び降りて助けを呼んで来る!」
 ↓
飛び降りて案の定両足骨折(エグい)
 ↓
都合よく湧いてくるのみなさん
 ↓
ご馳走さまでした。

な展開には驚きを隠せなかった。(このシーンで唯一良かった点は、ダンの死に際の一言が「彼女に見せるな!!」だったこと。死に際だけは漢前だった)

フツーその高さで直立姿勢で落ちたらそりゃ両足複雑骨折不可避だろうよ!!てか飛び降りるくらいならケーブル伝ってけよぉ!!

この心の叫びが通じたのか、次はリンチがケーブルを伝い柱までの脱出を図るも、その方法が何故か懸垂。

SASUKEのチャレンジャーかおまえは!
なぜ、なぜ足も使わない・・・。

しかも両手を犠牲にしながら渡りきっても、文字通り下で全裸待機していた狼さんに襲われるリンチ。かまいたちの夜でお馴染みの凶器・ストックで追い払うも、その後「助けを呼んでくる!」といって何故かスノボーを使って寝そべりながら滑っていく。

「どうぞオオカミさん、ボクを追っかけて襲ってください」と言わんばかりである。スノボー乗るためにストックも手放すとかどういうことなの??

ラッキーガール:パーカー

一人取り残されたパーカーだが、リンチの懸垂の影響でリフトの金具が外れかかっており、このままではリフトごと転落してしまうという状況に。追い詰められ意を決して飛び降りようとするも、奇跡的なタイミングでリフトが壊れ、都合のいい奇跡的な高さで止まり、なんと助かる。若干足をヤられたものの、そのまま雪の上を寝転がりながら移動し、道中で狼さんに出会うもリンチのおかげで切り抜け、見事一人だけ生還するのだった・・・

特に何もしていないのにアッサリと助かる彼女。無理に動く人間ほど死ぬという事なのか。犠牲なくして何も出来ぬということなのか・・・

計3日ほどリフトにいたことになるが、それなりに面白かったのはダンが死ぬまでで、その後の結局一番の敵はオオカミでした☆な展開はどうなのだろうか。大体人がちょっといなくなった途端に飢えたオオカミが群れで襲撃してくるようなスキー場の存在が一番怖い。アメリカのスキー場じゃ狼がいるのがデフォなのか?

最後に

色々とツッコミどころは多かれど、そういうところ含めてB級ホラー!ブラック・ウォーターとかオープン・ウォーターとかシチュエーションホラーが好きな人にはそれなりに楽しめる・・・はず!現在huluで字幕版・吹き替え版ともに配信中なので、寒くなってきたこの季節、あったかい部屋で旬なホラーを観るのも悪くないのでは?

↓どうあがいても絶望。