本日発売のホラーゲーム『死印』第一章のプレイ感想!ストーリー部分のネタバレありなのでご注意ください!
ストーリー
舞台は現代。
東京のH市では、刻まれた者を死に至らしめる謎の「痣」のウワサがはびこっていた・・・。
そんな中、気がつけば九条館と呼ばれる館の前で立ちすくんでいた主人公。これまでの記憶を失い、さらにその右腕にはいつのまにか死の痣が刻まれていた。わけもわからず館の主・・・心霊治療家の九条サヤを訪ねるも、彼女は既に呪いによって無残な死を遂げており、残されていたのは、亡き主人に仕えていた喋る人形・メリイだけ・・・。彼女によれば、そのシルシを持つ主人公の命は今日の夜明けまでだという。
主人公は死の運命に抗うため、おなじようにシルシに侵された人間『印人』と共に、怪異の調査を開始する──!
死のシルシを刻まれた主人公:八敷一男
今作の主人公。
呪いの影響で記憶喪失状態であり、自分の名前すら思い出せない。八敷一男という名前はデフォルトネームであり、仮の名前はプレイヤーが自由につけられるようになっている。また、外見で眼鏡と髭の有無を選ぶことも可能。見た目からして20代の男性であり、免許証などは持っていないが車の運転が出来ることは確かなようだ。
主人公の右手首には令呪・・・ではなく、死の痣が刻まれている。死のその瞬間まで、少しずつ持ち主の記憶を奪っていくという謎の「シルシ」。一体いつ、誰につけられたのだろうか?
人形少女:メリイ
美少女を模した人形。
人間同然に流暢に喋り、意思疎通も問題なく行える。また、歩くことは出来ないが腕程度なら動かせる。亡き主人に代わり主人公の呪いを解く手助けをしてくれる頼れるお人形さん。これで裏切られたら泣くのでどうかこのまま味方であってくれ・・・。
第一章の登場人物
基本は彼らの中からひとりパートナーを選び、心霊スポットを探索していく。第一章は学校の怪談である「花彦くん」の調査に小学校へ向かうことになる。
渡辺萌(わたなべ もえ)
オカルト好きな女子高生。
心霊系の記者を夢みてH小学校で「花彦くん」のウワサを調べていた際、右足の太腿に死の痣をつけられ、九条サヤに相談しにやってきた。ちなみに序盤、痣を見せるためにわざわざスカートをたくしあげてくれる。ありがとうございますッ!!
立ち絵だとわかりにくいが、じつは脱ぐと凄いんです的な巨乳である。
吉田つかさ
T小学校という、H市で一番偏差値の高い学校に通っているショタ。忘れ物をとりに鏡の前を通った後、左手に痣をつけられたという。一見するとおとなしげな可愛い男の子に見えるが、年上である主人公に対しても辛辣な口調で接するなど、本性はかなりアレな人物である↓
どこのタママだよ。
真下悟
H小学校の地下室で出会った元警官。みるからに怪しいが、こうみえても現役時代は花彦くん関連の行方不明事件を追っており、そのことで校長を疑うも政治的圧力によりクビにされてしまったという過去を持つ(あくまで自称ではあるが)。クビになったあとも個人的に調査を続けていたので真っ当な人間だと思いたいが、いかんせん目がヤバいキャラデザのせいで、何かあったら裏切りそうな人物にみえてしまう。
時間制限付選択肢「デッドリーチョイス」
基本、ゲームは心霊スポットの探索(夕闇通りのような特殊探索画面のような、マップ上で光っているポイントをチェックしていく形式)と移動を繰り返しストーリーを進めていくことになるが、ところどころに生と死を分けるような重大な選択「デッドリーチョイス」が現れる。この選択時にはそれまでに溜め込んだ霊魂ポイント分がタイムゲージとなり、それが0になるまでに選択しなければならない。時間内に選べなかった場合はもれなくバッドエンドだが、間違った選択肢を選んでもバッドエンド、もしくはそれに伴ったよくない展開となるので注意が必要。
とはいえバッドエンド後はすぐにリトライできるのでそこまで小難しく考える必要もないのだが。
第一章「花彦くん」のストーリー
H市の子供たちのあいだで流行っている怪談。学校の鏡の中からあらわれ、「ぼく、きれい?」とどっかの口裂け女みたいなことを聞いてくる、一見すると女の子のようにもみえる男の子の幽霊。が、この時「はい」というと殺されてしまうので、絶対に「いいえ」と応えなければならないという。
正体は萌がいった廃校の地下室で校長から虐待され死んでしまった子供。生前から化粧をしたがるなど女装癖があり、おそらくは性同一性障害だったと思われるが、厳格な校長は教育的指導の名のもと暴力を奮い、日々後ろ暗い欲望を発散していたという。こういった経緯から大人をひどく憎んでおり、遭遇時も萌たちよりも真っ先に主人公を狙ってくる。
第一章では校内を探索しながら花彦くんの過去を出来るだけ調べることで、最終的には「破壊するか」「救済するか」という二択となる。が、この時破壊する選択を選ぶと、どうあがいても萌が死ぬエンドとなるので注意が必要。彼女を助けたければ、痛みや苦痛を与えずに花彦くんを助けなければならない。
ただし萌死亡後のルートにて真下がヒントを残してくれるので、それを読めばおのずと救済方法がわかるようになっている。
プレイ感想:ちょっとまどろっこしいかもしれない。
最近3Dゲーばっかやってたせいだろうか。この一昔前にあったような、平面絵をつなげたマップ探索がちょーっとめんどくさかった!特に学校の廊下をいったりきたりする時、同じような絵面が続くのは若干いただけないかも。
雰囲気がむかしの吉里吉里勢のサウンドノベル&平面マップ探索ゲーといった感じで、ちまちました作業が必要な探索画面なので、ツクールゲームでチェックが基本1回しかしないようなゲームや、3Dに慣れてる人にはちょっとしんどいように思える。心配な人は体験版が出ているので一度そっちをプレイしてから買うかどうか決めた方がいいかもしれない。
最後に
欝くしいコンセプトアートにひかれて買ったゲームですが、中身は「流行り神」に近い創作都市伝説系ホラーゲームでした。内容も露骨にエロを狙ったイラストなどがあり、思っていたものとはちょっと違うテイストでしたね。何より、マップ移動や「調べる」と「見る」が別コマンド扱いになってたりと、操作がまだるこっしいところが評価が分かれそうな感じです。とはいえまだ序盤なので、これからのストーリー展開に期待しようと思います!とりあえず真下さんの好感度を上げたい・・・!
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