※アニメ第9話「終幕」のネタバレあり
※原作「僕だけがいない街」をほぼ未読のまま視聴しています。
結論:これで先生が犯人だったら泣くかもしれない。
加代の母親VS加代ちゃん守り隊
いよいよ加代の母親と対峙!しかしとうに相手はもうブチ切れており、シャベル片手に臨戦態勢!そんな状況にも一切動じず、紙一重でかわす佐知子母さん・・・
たとえ若干流血しようとも、一瞬たりとも目を逸らさない、逃げない!!
もう前回から、佐知子母さんの格好良さが留まる所を知らない!高山みなみさんの抑えた声のトーンが本気っぷりを表していてそれもまた最高でした・・・。
ですが佐知子の本当の目的は、この母親を表に出し、児童相談所の人間と対峙させること。担任の八代と結託し、示し合わせていたんですね。
作戦は上手くいきましたが、自分の置かれた状況になおも激昂する加代の母親。冷静に考えれば、シャベルで殴りかかってるケガさせてる方が明らかにヤヴァイのだが、頭に血が上っているのか「警察へ行って出るとこ出る!」と騒ぎ出してしまう。(3日間行方不明の娘のためには行かなかったのに・・・)だがそんなピンチに現れたのは・・・
救世主は新キャラ!加代の母親の"母親"!
母には母を・・・ということなのか。
なんと9話にして新キャラが登場!いささか唐突とも思える登場ですが、どうやら前回でどっからどうみても暗躍しているようにしかみえなかった担任の八代先生が、本当に裏で手を回して連れてきたようで・・・。どんだけ用意周到なんだあんた。
加代の母親・明美の過去
今回で加代の母親の名前が「明美」ということが判明。明美もまた、父親のいない環境で育ち、そして夫・・・加代の父親から酷い暴力を受けていたらしい。
憎い男の目で見つめられるたびに暴力を受けていた事を思い出してしまい、やり場のない怒りを、結局同じ暴力という形で、全て加代にぶつけてしまったということなのか・・・。(加代と髪の色が違うのは母親の方が染めているのかと思っていましたが、目といい、加代は全体的に父親似なのかも?)
虐待を受けた人はまた自分の子供を同じように虐待してしまう、という話は聞いたことはありますが、理不尽な暴力というのは負の連鎖しか生まないのかもしれません。
泣いて「一人にして悪かった」と詫びる母親に、「おかぁさーん!」と子供の様に泣きじゃくって縋る明美。怒鳴り散らしている時からそうでしたが、癇癪を起こしているような怒り方といい、泣き方といい、まるで大きな子供のようでした。
冷静な高山みなみさんの声と対比するような、ヒステリックな岡村朋美さんの芝居のギャップが際立っていましたね。
そして、加代との別れ・・・
加代はそのまま祖母に保護されることに。
別れはあっけなく、そして本当にすぐでした。まさかそのまま先生が車で祖母と一緒に連れて行ってしまうとは・・・もう少し猶予があると思っていたのに!
でも。
遠ざかっていく車のシーンで、加代が書いた文集の「私だけがいない街」が加代の声で朗読されていましたが、全く同じ文章でも、例えば「遠くへ行きたい」という言葉が以前のような「どこかへ消え去ってしまいたい」というような暗い感情ではなく、これからくる未来のことを指しているような、前向きな感情・・・希望に満ちた声色になっていました。
もう、加代は大丈夫なんですね。う”ぇぇよかったよ”ぉ”ぉ”~!!
次の護衛対象は中西彩、そして広美!!
しかし加代の件が落ち着いても、安心はできません。広美はいいとしても、今度は何の接点も無い、しかも別の学校へ通っている中西彩を魔の手から守らなければ! 行動パターンを知る為に塾まで尾行するとかホント次から次へと忙しいな悟!
また、リバイバルの力を説明できないまま、この前隠れ家のバスにやってきた男が「子供を狙った殺人犯」な気がする・・・という精一杯な悟の言葉を、ケンヤも広美も信じてくれました!な、なんていい子たちなんだ・・・。悟・ケンヤ・広美、今度も3人で、続くかもしれない誘拐殺人を止める事が出来るのでしょうか?
てか。
ぎゅっ。
手を握ってくる広美くん可愛すぎだろぉー!!
ロリと巨乳美熟女だけじゃ飽き足らず、男の娘まで!悟モテすぎィ!!
八代先生の意外な素顔
今回の話で、八代先生のお茶目ともいえる意外な一面が判明しました!でも独身男性に「結婚しないの?」とかとんでもねーこと聞いたな悟・・・。でもこういう先生のプライベートな情報は今までなかったので、これは何やらフラグ臭がしてきましたよ・・・?
■八代先生の新情報
・一度、結婚(もしくは女性との付き合い)に関して手痛い失敗をしてから慎重になっている?
・3年前、タバコを辞めてから車にめいっぱい常時しなければいけないほどペロキャン(飴ちゃん)がかかせない。(不二家のペ○キャンな気がする・・・)
結婚=女性関連の「手痛い失敗」をした時期と、タバコを辞めた時期は同じな予感がしてなりません。結婚をしない、というのも女性に臆病になっているということ?
何かと口にする「代償行為」という言葉も、なんだかひっかかります。
他にも加代の件で、あのタイミングで明美の母親を連れてくることが出来たのは、恐らく明美の家庭環境を調べ上げ、その上で母親が、最も明美の弱点となる人物にして明美を唯一説得できる人物であると判断したということ。
これは佐知子並な観察眼に凄まじい推理力、そして心理を読み取る術に長けている・・・ということでもあります。
今の所とんでもなく怪しいけれど・・・
「悟のとった勇気ある行動の結末が、悲劇でいいはずがないだろう」
というセリフが・・・ウソじゃないと・・・信じたいっ・・・!
信じたいが・・・
悟が八代先生に、加代を隠していた場所がバスの中だと話したあと、バスの中から犯人の遺留品が消えていたことが・・・あやしすぎるんだよぉー!!
そして今回のラストはまさかの・・・
なにやら不穏な雰囲気をふりまいているイジメっ子少女・美里ちゃん!なんだキミのその匂わせているカンジは・・・!?
ま、まさか犠牲者フラグじゃあるまいな!?
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【最後に】
3/2は加代ちゃんと悟のお誕生日でしたね。それに合わせたかのように、今回加代ちゃんが保護されるという最良の結果に!本当に良かった・・・「私だけがいない街」のモノローグが明るい声になっていたことに涙がちょちょ切れたよ・・・。でも、美里ちゃんのカットが凄まじい死亡フラグ臭を放っていて涙がひっこんじゃった。来週がこ、怖い!!
↓次回の感想はこちら!※物語の根幹に関わる重大なネタバレあり!ご注意!
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