コメディ度 ★★
ストーリー ★
結論:前作の決断とは一体何だったのか。
1988年 アメリカ
監督:ダニエル・ペトリー
/主要人物/
■アート(吹:納屋悟郎)
■ベン(吹:宮川洋一)
■ジョー(吹:永井一郎)
相変わらず仲良し3人組のおじーちゃん。
前回海に戻したコクーン(繭)を再び回収するのを手伝いに5年ぶりに地球に戻ってきた。不老不死にはなっているがとりあえず全身発光人間にはなっていない。
■デイヴィット(吹:浪川大輔)
5年経って驚くほどイケメンに成長したベンの孫。相変わらずのおじいちゃん大好きっ子。
■バーニー(吹:八奈見乗児)
前回老人ホームメンバーで唯一地球に残った老人。だが妻を亡くし友もいない生活に嫌気が差し自殺しようとしていた。
※ストーリー、ラストのオチのネタバレあり。未視聴の方はご注意!※
5年後のストーリー
前作がなかなかにブッ飛んだラストと内容だっただけに、続編のストーリーがどうなるのかが楽しみだったのだが・・・前回あれだけ反対を押し切って宇宙へ旅立った割りに、5年ぶりの地球の生活が気に入ってこのまま働きたいとか家族との別れが辛いとか、え!今更!?なことばかり言うじーちゃん達。しまいにゃジョーの奥さんが交通事故にあって死にかけたり、奥さんを救うため自分の生命力を分け与えたジョーがアッサリと死んだり・・・なんのためにあんだけ大騒ぎして不老不死になったんだあんたら!!
特にラスト。このまま地球に残ることを選択したベンの「子供より長く生きちゃいかん」というセリフには「宇宙へ行く前に気付けよ!!」というツッコミしか湧かなかった。ほんと前作とは何だったのか・・・
■不老不死について
地球に来た途端ジョーのガンが復活したり、事故にあって普通に死にそうになっていたり・・・どうもこの映画における「不老不死」というのは、アンタレス星にいる間だけ肉体の時間が止まる=不老不死になっていて、アンタレス星以外の場所にいくと肉体は再び老いるし病気も進行してしまう、という設定のようだ。ならなんでわざわざガンを患っていたジョーを地球に連れてきたし・・・お留守番してればよかったじゃん!?
結局アンタレス星に戻ったのは一組だけ。
ジョーが死んでしまい、ジョーの奥さんは地球に残って孤児たちの面倒を見る仕事につくことを決意し、ベン夫婦は家族と共に暮らすこと選択。唯一アート夫婦はアンタレス星へ戻ったが、それはアート夫婦に子供が出来た為。(産まれてくる子供は人間の子供なのか、それとも全身発光体なのか、時間が止まっているような星で赤ちゃんを産んだ場合、その子は成長するのか、いい感じに成長したら止まるのか・・・。謎しかねぇ)
地球に残ることを決意しても快く許してくれるアンタレス星人のみなさまは相変わらず寛容のステータスがカンストしているが、いいのかい!?不老不死の秘密とか自分たちの星の秘密とか知ってる人間をそのまま残しちゃって!?
連れて行って欲しいとか今度は残りたいとか、地球人がワガママしか言ってなくてほんとすんまんせん!!
最後に!
監督も脚本も変わるとこんな風になってしまうのか・・・。コメディ部分やおじーちゃんのはっちゃっけぶりも減り、ラストの侵入してコクーンを取り戻す展開も盛り上がらず見所が減って大変残念な結果に・・・。いっそのことじーちゃんたちが全身発光人間になって戻ってきた方が面白かったんじゃね・・・?
↓前作の感想!
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