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貴族探偵 5話感想~はじめての前後編!篠井さんの執事姿最高すぎて死ねる。

貴族探偵5話感想

ドラマ「貴族探偵」5話感想!
事件のあらすじなど本編ネタバレ含みますので、未視聴の方はご注意ください!

※原作は未読の状態で視聴。

結論:篠井さんの仕事出来る感ハンパない。

5話のあらすじ

貴族探偵の正体を暴くため、依子のはからいで日本最後のフィクサーといわれる重鎮・桜川家をたずねた愛香。だがちょうど桜川家は、婿を選ぶ儀式の真っ最中だった。外孫の皐月によって家に招かれた愛香だったが、そこでまたもや、婿選びの立会人として招待されていた貴族探偵と出くわし、なぜか愛香まで婿選びの儀に参加することになってしまった。

だが儀式にて、第一候補の花婿が何者かに毒を盛られ倒れてしまう。犠牲者がでてなお当主の鷹亮は婿選びを止める事はせず、翌日の朝には弥生に婿を決めさせるというが、その夜、残りの婿候補者全員が殺害されてしまう・・・!

いつものメンツ

■玉村依子
今週もレギュラー・・・かと思いきや、愛香に注意したつもりになって自分はドバイで豪遊していたため、今回の事件には参加しない。自家用ヘリらしきものを運転して自分で日本まで帰ってくるつもりらしいが、免許持ってたのか!?

■高徳愛香
依子のうっかりで、婿選びの儀式で超ピリピリしている最悪なタイミングで桜川家にやってきてしまった。とも面会し、貴族探偵が何者なのかを確かめようとするが・・・

■ギリ
便利AI。
いらぬことまでしゃべったことを叱られるも「怒るってどんな気持ちですか?」と逆に問いかけていた。

■鼻形雷雨
テリーヌをかまぼこと呼んだいつものダメ警部。場所が場所だけに、事件が大事にならないようマル貴のメンバーを連れて捜査にあたるが、「私の推理は百発百中。外れた事はない」と大ボラを吹く。さらに今回はいつものパーフェクト書記係がいないため彼が事件のまとめをしたため、色々とヒッドいことに。

■常見
ダメ上司にそろそろ愛想を尽かしている部下。ツッコミしかしてない。

■貴族探偵
儀式の立会人として桜川家に招待されていた。いく先々で殺人が起こるとかどっかの眠りの小五郎ばりに呪われているとしか思えないが、今回は最初から婿候補者たちに対して態度が厳しく、事件が起きることはあらかじめ予想していたように思える。ちなみに名刺を渡すシーンがあるが、そこにも「貴族探偵」と書かれており本名はやはり判明しない。

愛香に「自分のことを調べるのは命がけになる」と忠告するなど脅しともとれる発言をするが、その本意は一体・・・?

■佐藤
和泉にターゲット・ロクオンされたことが明らかになった使用人。「素晴らしい使用人がいる家で、自分の使用人を連れまわすのは無礼にあたる」という珍しく常識的な貴族探偵の考えにより、常に外に控えていた。今回休みの使用人たちに代わり活躍し、見事な蹴りを披露する。

5話の容疑者たち

■豊郷皐月(演:加藤あい)
鷹亮の外孫で依子の従姉妹。
婿選びに嫌気がさしており、気分転換にと愛香を招き入れた。依子のことを天真爛漫だから~と言って彼女の失態を見ぬくなど、依子との付き合いはそれなりに長いようだ。鷹亮の孫の弥生とは従姉妹同士の関係だが、彼女を妹のように可愛がっている。

誰も選ばれなければいい、みんないなくなってしまえばいい、など婿候補たちのことを嫌っているが・・・?

■桜川鷹亮(演:竜雷太)
桜川家現当主。
伯爵を賜った由緒正しい家柄で、戦後傾きかけた桜川家を建て直し、歴代の総理を裏で操っていたともウワサされるバケモノみてぇなおっさん。現在は体調を崩し、車椅子生活となっている。

金山の事件のあとも婿選びを止めようとせず、強引に婿を決めさせているようにみえるが、皐月には弥生が助けを求めてくるまでは何もせず見守るよう言いつけるなど、弥生自身がアクションを起こすまでは手を貸さないというスタンスなだけで、孫に愛情は持っているようにもみえる。

貴族探偵とも懇意にしており、愛香の師匠の切子のことを知っているなど謎多き人物。

■桜川弥生(演:北香那)
3年前に両親が飛行機事故で亡くなり、現在桜川家唯一の直系の孫。気弱な性格で自分からは何も言えず、婿選びは難航している。実際は幼馴染で使用人の友也ことを想っており、金山が毒で倒れた時、一人だけイスから立ち上がらずにずっと座っていたりと、不審な行動も多い。

■愛知川真司(演:篠井 英介)
桜川家の執事。
みるからに仕事ができそう。そして篠井さん執事服似合いすぎ。

■友也
執事の愛知川の息子。
弥生とは幼馴染であり、お約束の「身分違いの恋」という間柄。右足をケガしているのがいつもひきずっている。冒頭では婿選びの儀の雉狩りにも同行。婿候補者たち全員の荷物を持っていた。事件に使われた桜色の杯の場所や情報も婿候補者に教えている。

花婿3人の安否を確認する際、弥生についていたが途中でゲストハウスにいた探偵たちと合流した。

婿候補たち

桜川家が傾いた際、援助を申し出た家の子息たち。そろいもそろって無能臭が凄まじく、弥生はもちろん、鷹亮からも快く想われていない。5話では一人が病院送りになり、残りの3人が全員殺害されてしまう。

■金山俊一
雉を討ち取った婿候補。
製薬会社の子息で薬学部を出た研究者。軽薄な若者で弥生には強引な態度で接しており、初対面の愛香にもドン引きされていた。儀式の「キジの生き血」を飲んだ途端、血を吐いて倒れる。が、意識を失う寸前に血文字で「うつき」と書き残していた。後にこれは毒に使われていた「ドクウツギ」のことであったと判明。さらに彼の部屋にあったゴミからドクウツギの葉が発見され、毒を造ったのが彼自身であることが発覚する。

最初に脱落したが何とか一命はとりとめており、花婿候補者の中で唯一死んではいない。

■水口佳史
三ツ橋製紙の子息。
事件直前に弥生に「尼子が部屋の中で、頭の左側を殴られて殺されている」と電話をかけ、その直後何者かに襲われたらしい。探偵たちが部屋に入った時には、殺されてまだ間もない刺殺体となっていた。凶器は尼子の部屋にあった果物ナイフ。

■尼子幸介
婿候補のひとり。
メタボ眼鏡。アマコ出版の子息。鈍器で左側頭部を2度殴られ撲殺されていた。水口の話と同様の死体となっていた。玄関にあるオブジェの一部をもぎとったものが凶器。いつもかけていたメガネはヒビ割れた状態で、灰皿の中に入っていた。ちなみに、灰皿の下には貴族探偵の名刺が敷かれていた。

■高宮悟
住丸商事の子息。
婿候補のひとり。左利き。後ろから紐で絞殺されていた。死体の左手にはボタンが握られていた。

事件の詳細

婿選びの儀式

桜川家で代々伝わる婿選びの儀式である「雉狩り」。雉を仕留めた物が婿になるという竹取物語のような設定だが、あくまでも形式であり、実際は本人の意向を無視してまで結婚を決めたりはしないという。

仕留めた雉は蓬莱の雉として食事として振舞われ、その生き血は花婿候補者たち全員に振舞われるという。

第一の事件:毒殺未遂事件

被害者は金山。
蓬莱の雉を調理し、祝いの杯を飲んだ直後に血を吐いて倒れた。雉を狩った人間のみ桜色の杯を使用して血を飲むが、婿候補者全員に生き血が振舞われていたため、杯に毒が混ぜられていたことは確定している。

使われたのは日本三大有毒植物の一つであるドクウツギ。この毒を造ったのが金山自身であったことから、血文字のメッセージは処置をしてもらうために残したのではないかと愛香は推測している。

第二の事件:婿候補者連続殺人事件

弥生が水口から「尼子が殺されている」と電話が来たとの連絡を受け、探偵2人と鼻形、皐月、そして佐藤の5人がゲストハウスに向かう。だがゲストハウスは内側からチェーンソーがかけられ、中へ通じる窓には鍵がかかっていた。5人が中へ侵入後、送れて使用人の友也もやってきて合流する。

2階の花婿候補たちの部屋は階段近くから、水口、尼子、高宮となっており、部屋は施錠されていなかった。さらに候補者たちの部屋には誰の姿もなく、客室も全て窓は施錠されており、完全な密室状態となっていた。

5話の謎

一番怪しいのは弥生が受けた電話の内容。回想シーンでは、水口は「ドアの隙間から頭の左側を殴られて尼子が死んでいるのが見えた」という話をしていたが、左側、とわざわざいっているのがまず怪しい。角度的にも、ドアから覗いても倒れているのは見えても左側が殴られているのは見えない気もする。

最大の謎はゲストハウスの密室についてと、3人の候補者たちの殺し方が違うという点だが・・・。水口が尼子を殺し、その水口を誰かが殺し・・・と、同じ犯人に殺されたのではなく、それぞれが別の犯人によって殺されたのなら、殺し方が違う理由にはなるかもしれない。

感想:みんな怪しいってばよ。

順当にいけば、水口の話を聞いたと言っている弥生が一番怪しいのだが。友也と共犯という可能性もあるだろうし。後ろから急に現れたのも、案外入り口付近のどこかに隠れていただけ・・・とかもあるのかも。ただ、身分違いの恋とか動機がお約束すぎる気てミスリードな予感も。

若干蚊帳の外扱いされている皐月の存在も怪しいといえば怪しい。探偵が自ら隣に座りたがったりしているし・・・。外孫という立場上、候補者全員がいなくなって弥生もいなくなれば遺産とか相続とかできるのかも??でもそれなら、候補者殺すんじゃなく弥生ひとりだけ殺せばいいというだけの話だし・・・やはり誰かが弥生を守ろうとしての犯行なのだろうか?

最後に!

最初の事件だけで終わってれば、自分で毒を作り、さらに毒を飲んでおきながらもただひとり死んでいない金山が一番怪しいんじゃねとか思ってしまうところですが、後半で全滅したとなると・・・。来週は解答編ですが、結局貴族探偵と切子の関係とかうやむやにされちゃいそうな予感。

↓前回の感想!