「Outlast2」のレビュー4回目!今回はいつものおばさんにくわえ、遠距離攻撃をするニュータイプな敵が登場!ハングマンの暗号のまとめなど考察・ネタバレ要素・グロ描写含むのでご注意ください!
牧場エリアへ
前回、哀れな夫婦の犠牲によりリンの居場所を知ったブレイク。だが礼拝堂の周囲にはすでに大勢の信者たちが集まりつつあった。やみくもに逃げ回るブレイク(プレイヤー)。村中の家を荒らしまわり、巨大な水車小屋を超え、足がしびれるまで走り続けると・・・
気がつけばこんなところに。
牛の死体と無数の蝿・・・どうやらここは牧場のようだ。
ちなみに水車小屋エリアから、エリア脱出の際にアイテムが必須になる。ホラゲーらしいギミックはこの牧場エリアも同様だが、このエリアが結構広いので初見だとどこに行けばいいのかわからず、探索をすればするほど残り充電との闘いになってくる。しかも脱出アイテムを手に入れるとツルハシ女が周囲をうろつくようになり、逃走ルート中に強制遭遇イベントも発生する。またコイツと追いかけっこかぁ!
解体工場っぽい場所には、明らかにヤバい色の水が溜まったドラム缶が。こんなとこに潜って隠れられるとか、主人公の心臓は鋼で出来てるの?
牧場エリアを脱出する直前にイベントで必ず遭遇するおばさん。今回は彼女を蹴散らして先に進める。
この牧場エリアを出ると、遠~~~~くにリンが捉えられているという鉱山が見える。まだまだ先が長いという現実に打ちひしがれながら先に進むと、またもや古びた教会が。だが中に入ると・・・
幻想ステージへ
壁一面の「ジェシカ」という文字と首吊りの絵が!!
一瞬でステージ切り替わるの心臓に悪いのでもう勘弁願いたい。
何度目かもうわからない学校ステージだが、今回はとある教室にプロジェクターがおいてある。この教室に入ると、男性の声で「きみはよくやった」という声が聞こえる。"彼"がブレイクを褒めているような内容だが・・・
まぁホラゲーでプロジェクターといえば使い道なんて一つしかないので、ここのギミックはそう難しくはないと思われる。ちなみにここで使われるのはリンとジェシカが良くやっていた「ハングマン」と呼ばれる単語当てゲームの紙なのだが、浮かんできた文字は
「unforgivable(許さない)」
ブレイクの恋人だったと思われるジェシカ。彼女は怒っているのだろうか?
ちなみにこのステージはギミックを解けばほぼすることはないが、学校内には複数のバッテリーがあるのでバッテリー補充ステージともいえる。探索はしておいた方がお得。どうせ学校ステージで死ぬことはないし・・・
安全地帯かと思った?残念!!
まさかのボス出現。
油断していたプレイヤーを恐怖のズンドコに落とす謎の怪人。ここから学校ステージには基本コイツが出現し、普通に即死攻撃をしかけてくるようになる。一瞬のことであまりよく見えないが、舌が割れているような不気味な姿をしている。このエリア、脱出する時も長い舌が足に絡んでくるイベントが入るのだが・・・以前の触手やベロベロ兄ちゃんといい、主人公は「舌」にトラウマでもあるのだろうか?
再び現実世界へ
気がつけばまた現実世界へ戻ってきていたブレイク。目の前のボロい橋を渡れば目指すべき鉱山に近づける。ちなみにこの橋、細いところを渡る時に余裕をかましているとわりと落ちることもあるので注意。
だが橋を渡っている途中、イナゴの大群?のようなものに襲われるブレイク。確か聖書では10の災いっていうのがあって、そのひとつがイナゴの大群が襲ってくるというものだった気がする。
イナゴに襲われ落下してしまったブレイク。だがここまで生き抜いてきた悪運の強さは伊達ではなく、偶然木にひっかかって助かる。その際、男が怪人に殺される姿を目撃する。・・・つまりこの怪人がこのステージの追跡者ってわけだ。薄暗いうえに実際のブレイクは逆さづりのような状況で目撃しているので非常に見づらいが、この怪物は2人一組で、馬鹿デカい人間がちっさい人を肩車しているらしい。
穢れ人の村へ
川を渡り奥へ進むと集落を発見。だがそこに住む人たちはみな、寝込んでいたりうずくまったりゲーゲー吐いていたり・・・全員が何かの病気に苦しめられていた。
ここに来る途中のメモには、ある日テンプルゲートで病気が大流行し、村人の全身が瘡蓋(かさぶた)に覆われてしまったらしいが、あろうことがクソ神父クノースがそれを「魂の病気」と断定。梅毒など現実的な病気は外の世界のウソで、魂を浄化しない限り健康な体には戻れない・・・などと吹聴している様子が書かれていた。
この村がクノースに乗っ取られたのは、ある日流行った「謎の奇病」が原因のようだ。しかし現実の病気ならクノース自身もかかるハズ・・・。クノースが作った新種のウイルスがー!みたいなオチでないことを祈っとこう。
静かに脇を通れば襲ってこない穢れ人もいれば、積極的に主人公を襲ってくる穢れ人もいる。思い切って走り抜けてしまったほうがやはり無難か。
穢れ人から逃げている途中、崖から落とされるイベントが発生。ブレイクはキズだらけなのに、あの高さから落ちてもメガネにはヒビ一つ入っていない。メガネが本体なのか。
遠距離攻撃タイプ登場!!
ここから先のエリアから、先ほど見かけた2人一組の追跡者が登場!なんと上に乗ってるとっつぁん坊やは弓を装備しており、遠距離からブレイクを射抜いてくる。2ではじめての遠距離攻撃型の敵だ。普通に走り抜けようとしても下の大男につかまると即死なので、かがんだり草むらに隠れて進んだりしながら、スキをついてダッシュで逃げよう。
気付けばロッカーの中に
遠距離タイプと穢れ人というダブルコンボに無我夢中で逃げ回っていたら、なんかしらんがロッカーの中に。目の前には教師らしき男性がいるが・・・よーく見るとバーコードハゲのような気も・・・?こいつが"彼"で、ジェシカの手紙でdisられてた教師か?
逃げるジェシカの幻を追っていくと、とあるパソコン画面にこんなメールが。シェリーという教師が神父にジェシカのことを相談している内容で、どうやらジェシカの母親は死んでいるらしい。ジェシカは脱走の危険があるので遠足につれていかず、図書室で自習させとこうぜみたいな内容だが・・・ジェシカは反抗的な少女だったのか?
ホラゲー随一の恐怖スポットであるトイレ。だが今作ではなんの脅かし要素もなし。
いく先々で現われるジェシカの幻。近づいたら逃げるのに、「行かないで」という言葉を残したり・・・。一体どうして欲しいんだい?
とっつぁん坊や&ニック登場
学校を脱出すると再び現実世界へ。だがその直後、複数の穢れ人にとりかこまれてしまったブレイクは、彼らのリーダー格であるとっつぁん坊やにつかまってしまう。
だがこのとっつぁん坊や。さっきまであんだけ弓矢で人をぶち殺しておきながら、ブレイクのことを「主」と呼び、敬うような言葉遣いで接してくる。さらに自分の手を傷つけて、その血をブレイクに飲ませてしまった!!やべぇ、絶対なんか感染したパターンだぁ!!
ちなみに下の大男の名前はニック。
とっつぁん坊やの命令に忠実で、彼とは違い一切言葉は発しない。たまにとっつぁん坊やに頭ナデナデされてるけど、もしかして息子かなんか??
Outlast名物:痛い目に遭う主人公
血を飲ませた後に何の印も出なかったブレイクを「穢れの救世主」と呼ぶとっつぁん坊や。だが、「まだ変化していない」「まだ蘇ってない」と不穏なセリフも吐く。
どうやら彼らの中では、ブレイクはキリストと同様、磔にされて死んだあと生き返ると思われているらしい。さらに蘇った体は完全な肉体となっており、その肉を聖贄式に食べれば、肉体の罪が浄化される=彼らの病気が治る・・・そういう理屈になっているようだ。
とっつぁん坊やは我らの死後の救済の為、ブレイクが福音・・・真実を授けてくれるといってきかない。つまり・・・
ああああ!!
やっぱりぃぃー!!
前作といい、Outlastの主人公は両手をケガしなきゃいけない縛りでもあんのか!?
さらに悪いことにこのとっつぁん坊や、主人公の生命線であるカメラを奪っていってしまう!
相棒~~!!(涙)
おいこら汚ねぇ手でオレの相棒(カメラ)に触んじゃねぇよハゲ!あと下のニックはなんでちょっと笑顔なんだ!!
・・・とっつぁん坊やはこれがカメラであることは知っていた。つまりこの村は俗世間から切り離されていても、カメラぐらいの機械の知識はあるのだ。なら携帯とかそういう文明の利器はどうしてしまったのか?クノースの指示で捨ててしまったのだろうか。
とっつぁん坊やは「現代のキリストは本ではなくカメラを使う」といい、カメラを福音書扱いして「主の教えを学ばねば・・・」と勉強熱心なセリフを吐いてこの場を去ってしまう。磔にされてしまったブレイクはそのまま意識を失うが・・・。
だがこんなことで死ぬ主人公ではない
舐めてもらっては困るといわんばかりに、自力で釘から手の平をひっぺがすブレイク
。伊達にOutlastの主人公をやっている男ではない。強すぎる。とはいえ出血が酷いので、とりあえず包帯を探すことに。
穢れ人のテントから包帯を拝借。
両手に穴が開いているのに、きったねぇ包帯を巻いただけで何とかなる主人公・・・回復力がイーサン(バイオ7の主人公)並みとか、本当は誰よりもバケモノなのかもしれない・・・。
ここからはまたいつもの追いかけっこ。
穢れ人たちを華麗にかわして、ようやく相棒(カメラ)を発見。だが構えた途端・・・
・・・もう勘弁してくれ・・・。
今度は真冬の学校
怪物が登場してから、比較的穏やかだった学校ステージも徐々に変貌。血管住宅化が進んでいく・・・。しばらくうろついていると、どこかから電話の音が聞こえてくる。このタイミングで怪物も登場するようになるが、ジェシカのロッカー(?)に隠れるとまける。音のする方へとにかく進むと・・・
受話器から舌がぁぁ!!
なんでだよ!!
なんでみんなしてブレイクのことprprすんだよぉぉ!!
とはいえ単にベロが出るだけのイベントではなく、最初に受話器をとった時には男の声で「そこから出してやる」「あの子のキスの味を思い出せ」「あの子の首がへし折れる音もな。この変態野郎」と罵倒される。
変態と罵られるわ、野郎だけじゃなく受話器にまで舐められるわ・・・踏んだり蹴ったりだぜ・・・。
ハングマンについて
今回の学校ステージで、リンとジェシカが遊んでいたという単語当てゲーム。「hangman」・・・吊るされた男という物騒な名前がつけられたこのゲームの遊び方はざっくりいうとこんな感じ。
1.出題者が、何文字かアルファベットを抜いた状態の単語をかく。
2.解答者が一文字ずつ当てはまるアルファベットを推理する。言ったアルファベットが正解なら書き込み、外れた場合、吊るされた男のイラストに線を一本ずつかいていき、「吊るされた男」が完成したらゲームオーバー。完成する前に単語を当てれば解答者の勝ち。
文字にすると難しいが、吊るされた男の絵とはゲーム上に登場したようなものではなく、実際はもっとシンプルなイラストで構成される。
最初に解答者が間違えたら①の絞首台をかき、次に間違えたら頭、胴体・・・と部位を書き込んでいく。この絵の場合、③の絵に両手と両足が書き込まれたらゲームオーバーなので、ミスは7回までとなる。絵の画数は特に決まっておらず、大体8~10回程度が目処となっている。
ゲーム中の暗号
今後も出てくるかもしれないが、現時点で学校ステージに登場したハングマンの暗号(?)は以下の通り(スライドに使われていた「許さない」は除く)。※29日追記
ST_ANGL_
→Strangle(絞め殺す)
D_N_T・L_T・M_・G_
→Do not let me go(私を離さないで)
※コメントより判明。じるばさんありがとうございました!
S_FF__・TH_・CHILD__N
→suffer the children(子供を苦しめる)※児童連続殺人をモチーフにした同名の英語の曲がある。
この中で、Dから始まるものだけが吊るされた男が完成している。つまり解答者がゲームオーバーとなったものだが、他の2枚は男が描かれていない。つまり解答者が正解の単語を当てている。
よくみれば吊るされた男が書かれたものとそうでないものでは、絞首台の絵が違う。恐らくジェシカとリンが交互に問題を出し合っていたのだ。男が描かれていない、単語を言い当てている2枚は、ジェシカが解答者なのだろう。
英語がからっきしなので答えがわからないのが悔しいが、「・」があるのが気になる。複数の単語が繋がってる場合に「・」が使われている事が判明。最後のみまだわからない。語尾が「~THE・CHILDLEN」なのは解るが、最初の単語がさっぱりだ・・・。※こちら判明しました。nさん、haroharu0705さん、コメントありがとうございました!
今回の考察ポイント:ケンタウロスと謎の舌
今回登場したニックたちの風貌だが、半身半獣の弓使いで連想されるのは「ケンタウロス」だ。ケンタウロスといえばジェシカとリンの回し手紙にも描かれていた。これは偶然だろうか?ケンタウロスはギリシャ神話に登場するものでキリスト教には関係ないように思えるところも謎だ。
だが野郎に舐められたことと受話器の「舌」という奇妙な符号といい、村での状況と妙にリンクするシーンが多い。本当に、あの村で起こっていることも全てが主人公の幻覚なのではないかと疑いたくなってしまう・・・。
最後に
両手の指を切り落とされてもカメラを離さなかった前作の主人公同様、両手に穴が開いているのに平然と高い壁をよじのぼれるブレイクに戦慄した。何かに感染したっぽいけれど、最後に死亡フラグになったりしねーだろうなぁおい・・・。
あまりにも追っかけられすぎて、あれよあれよという間に物語が進んでしまい、今自分が何やってんだかよくわかんないことが多いです。絶対メモとかバッテリーとかビデオの撮影ポイントとか色々取り逃してる・・・。ポイントで撮影した動画を確認する時、ブレイクが結構大事なことを喋ることが多いので、取り逃してるとストーリー部分の理解が浅くなってしまうのかもしれません。なるべく気をつけてプレイしたいと思います。では、また次回!
↓次回のレビュー!