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【映画】インビジブル ネタバレ感想(あらすじあり)~エロいお姉さんたちにドキドキする透明人間もの!

インビジブル (字幕版)

映画「インビジブル」ネタバレ感想。あらすじ・ラストのオチ含むのでご注意ください!

エロ度 ★★★★
サスペンス度 ★★★

結論:ケビン・ベーコンの尻を拝みたい方向け。

2000年 アメリカ
原題:Hollow Man
監督:ポール・バーホーベン
主演:ケビン・ベーコン

※犠牲者&生存者、ラストのオチのネタバレあり!
※感想だけを読みたい人は目次ですっ飛ばしてください。

目次

あらすじ

生物を透明にする薬を開発した天才科学者・セバスチャンは、ある日ついに透明化した生物を元に戻す薬を作り上げ、研究を完成させる。が、完成した研究や手柄を国に奪われることを恐れ、人体実験を強行。自分自身を実験台に透明化の薬を試す。

見事人体への投与も成功し透明人間となったセバスチャンだが、透明化を戻す実験は失敗し、元の姿に戻れなくなってしまう。10日間軟禁され様々な検査を繰り返すも事態は一行に進展しない中、透明になったことで精神に影響がではじめ、攻撃的になってゆく。さらに隣人の女性をレイプするなど犯罪を厭わなくなり、現況を知った軍の上司を殺害。さらにこのまま透明人間として生きるため、実験の事実を知る研究者チームを皆殺しにしようとする・・・!

透明化

作中世界では既に動物の透明化には成功。ただしこれは国家機密レベルの極秘プロジェクトであり、研究は非公開で、研究所の存在も完全に秘匿となっている。生物を透明化すると目には見えないが、サーモグラフィーなどで熱感知することで居場所を特定することは可能。ちなみに透明化の薬の色は青、元に戻す薬は赤。

透明になるとまぶたがないため目を閉じられないなど不便な点もあるが、日常生活に支障がでるほどではない。だが薬は脳に影響を与えるらしく、被検体はひどく攻撃的な性格になる。

登場人物

※吹替え版はテレビ朝日版のものです。

■セバスチャン(吹:安原義人)
スウェーデン在住の天才学者。
38歳。体重は75キロとナイスバディでハンサムな男性。作中では美尻を披露する。が、絶妙な角度で見えない。同じ研究者のリンダは元恋人だがまだ未練はあるらしく、冒頭から向かいの女性の着替えを覗くなど性欲を持て余していることが伺える。

野心に溢れたやや独裁的な人物だったが、人体実験の投薬時には「失敗したときに後悔させたくない」とリンダにはやらせず自分で打つなどまだ良心が残っていた。だが透明人間となってからは見えないのをいいことに、本能の赴くままセクハラを繰り返すようになる。

研究所内ではゴムマスクと服・グラサンを着用していたが、後半では全てを脱ぎ去り、完全に透明人間となって暴走。セクハラし放題の毎日を送るため、かつての仲間たちを殺しまくる。

■リンダ(吹:田中敦子)
研究者。今作のヒロイン。
下はパンツだけで寝る派。
今彼は同じ研究所メンバーのマット。既に同居しているが、嫉妬深いセバスチャンに言い出すタイミングをつかめずにいる。終盤は科学者としての知識をフル活用しピンチを切り抜け、火炎放射器で汚物を消毒する。

■マット(吹:宮本充)
リンダの今彼。
秀才型で、セバスチャンのような天才型ではないことにコンプレックスがある。

■サラ(吹:水谷優子)
優秀な獣医。
研究よりも動物の安全を優先しているため、十分な臨床試験もせずに動物に投薬しているセバスチャンとは衝突が絶えない。とはいえ実験後は彼の監視を担当するなど仕事はこなす。ちなみにノーブラである。

重傷を負ったカーターを助けるため輸血用の血液をとりにいったところをセバスチャンに襲撃され、周囲に血液をぶちまけ防衛をはかる(カーターェ・・・)。だがセバスチャンに麻酔銃で撃たれてしまい、眠ったところを首の骨を折られて死亡する。彼曰く「気の強いところは嫌いではなかった」らしい。

■カーター(吹:星野充昭)
研究所の職員。
透明人間になったらランジュリーショップに入ってみるといった正直者。勝手に外に出たセバスチャンに「イタズラしたでしょ~」と悪ノリするなど事態を軽視していた楽天家。が、セバスチャンが殺人を犯した後は内輪揉めを仲裁するなど事態の収拾に努めていたが、セバスチャンに襲われ重傷を追う。サラやフランクが救おうとしたが、しばらくして息を引き取った。

■イザベル
透明化に成功したゴリラ。薬の影響で攻撃的になっていたが、セバスチャンが開発した薬により、再び元の姿に戻る。が、おそらく2週間後ぐらいに生体解剖されてしまった。

■フランク(吹:牛山茂)
研究所のオペレーター。
実験映像の録画やセキュリティシステムへの侵入などIT全般を担当する、ひょうきんで気のいい人物。重傷を負ったカーターを助けに飛び出したサラを追い、サラの代わりにカーターのそばについていたが、カーター死亡後にリンダたちと合流。消火器をまきながら自衛していたが、背後からセバスチャンに刺されて死亡した。

■ジャニス(吹:高乃麗)
研究員。
フランクの助手的な立ち位置で、彼と共にオペレートを担当する。実験でセバスチャンが死んだら車をもらうなど軽口を叩いていた。赤外線カメラを所持しセバスチャンの捜索にあたったが、真っ先に絞殺された。

■エド
研究所の警備員。
セバスチャンとは顔見知りのはずだが、透明人間でマスクVerになったセバスチャンを見ても普通に対応してた。おい、いきなりグラサンでスキンヘッドになってんだからちったぁ驚けよ・・・。

■向かいの女性(吹:野村須磨子)
いつもセバスチャンが覗いていた向かいのマンションの女性。必ず脱いで下着姿になったあと、焦らすようにブラインドを締める。よほど生殺しだったのか、透明人間となったセバスチャンに犯されてしまう。

■クレイマー博士(吹:たかお鷹)
透明化研究にセバスチャンを推した人。
セバスチャンは元教え子で、古くからの知り合いでもあった。
中盤、リンダたちからセバスチャンについて報告を受けすぐに実験を中止させようとしたが、それに気付いたセバスチャンにより自宅のプールで溺死させられる。
中の人のウィリアム・ディヴェインは「24」のヘラー大統領。

ラストのオチ

勝手に外を出歩くなど暴走するセバスチャン。見かねたリンダたちは軍の上司であるクレイマー博士に、独断で人体実験を行ったことなど全ての経緯を報告する。が、直後に博士は殺害。透明人間のまま自由を求めたセバスチャンは、研究とそれに関わるもの全てを葬り去ろうとする。

外部との連絡を絶たれ、研究所は孤立。そんな中で仲間たちをセバスチャンに次々に殺されたリンダは、負傷したマットともに冷凍室に閉じ込められてしまう。が、その場にある機材を活用し足跡の電磁磁石を作り上げ窮地を脱し、ガスボンベでセバスチャンを焼き払う。

だがセバスチャンがしかけた爆薬により地下研究所は炎上。エレベーターの梯子を使って脱出を試みるも、そこにあれだけ燃やされても死ななかったセバスチャンがあらわれ、リンダに襲い掛かる。

だが、「最後のキスだ・・・」など余裕をかましていたおかげで、リンダにエレベーターごと落とされる。

ようやく透明人間は死に、リンダとマットは生存したのだった。

最大の見所:透明化のCG

いまでこそ珍しくなくなったが、当時は最初の透明化を元に戻す実験のCG・・・毛細血管が徐々に浮かび上がり、ゴリラの形に戻っていく一連のシーンや、逆に後半のセバスチャンが透明になっていく、人体の透視図のようなシーンのCGには心踊るものがあった。白黒映画時代から映像ギミックとして使われていた「透明人間」の要素はそのままに、新しいタイプの映画になっているのは素晴らしい。

感想:エロチックなシーンにドギマギ!

ジャンルはホラー&サスペンスですが、明らかにそっちの度合いよりもエロ成分が多め。サラの服が見えない手で脱がされていくポロリシーンのエロさったらない。ある意味博士は男の夢を全部叶えてしまったのかも。勿論悪い意味で。

作品内での凶行は薬の影響を受けて・・・というのもあるだろうし、確かに度重なる実験と軟禁状態に神経をすり減らしていたことも原因の一つだが、そもそも自分から手柄が欲しいっつー理由で実験してるから博士に同情が1ミリも湧かねぇ。リンダに未練がましかったのも、マットを選んだことであんなに怒ってたのも、自分より才能が劣っていると内心見下していた人間に恋人をとられたことが気にくわなかったんだろうなぁと。そもそも薬は攻撃性を高める、というより、その個体が持ってる本能的な部分、抑圧された感情を開放する、に近いような気がする。イザベラは発情したりはしてなかったし。

でもそんなイ~ヤな奴だけど、ケビンベーコンが演じているというだけでなんか魅力的なのがちょっと悔しい。

配信状況

日本語吹替え版は日曜洋画劇場版とソフト版の2種類。テレビでやってたのが初見なので、田中敦子さん演じるヒロインと、甘ったるい声が特徴の水谷優子さんが演じていたサラが印象的だが、テレビの再放送でしか聴けないのが残念な限り。また現在、字幕版と吹替え版の両方が配信されているのはU-NEXTのみである。

最後に!

ケビンベーコンさんがわっかぁぁい!そしてなんて綺麗なケツなんだ(笑)
エスカレートしていく欲望・・・理性がない人間が一番怖い、という作品。エロ抜きにしても案外嫌いではないホラーだったりします。ソフト版の吹替えも好きですか、日曜洋画劇場版のキャストも好きなので、いつか両方収録されてほしいものです・・・。

↓ある意味同系統?