ユーリ!!! on ICE 9話感想!
本編のネタバレありなのでご注意ください!
結論:なぜだろう、涙が止まらない・・・。
第9滑走のあらすじ
マッカチンの見舞いのために、急きょ日本へと帰国したヴィクトル。ヤコフに臨時コーチになってもらったものの、初めてヴィクトルがいない大会となってしまった勇利は緊張を隠せない。
一方。
試合前のユリオの元へ、体調を崩していたはずのお爺ちゃんが会いに来てくれる。
なんとユリオが美味しいと言っていた日本の「カツ丼」にあわせ、カツレツとスクランブルエッグと白米入りの、カツ丼ピロシキを作ってきてくれたおじいちゃん!なんという愛情・・・!!
それぞれの思い・・・「愛」を胸に、グランプリファイナル出場をかけた、最後の演技が始まった!
一番手はエミル
一番手のエミル。
映画「アナスタシス」の曲に乗せたテーマは、「サイバーパンク~人間辞めました」。
4回転を4本入れるという強気な構成で攻めるも、後半は流石に疲れが出たのか、最後のジャンプは失敗。点は189.15となった。
ミケーレがシスコン卒業!?
最愛の妹・サーラから「私の応援無しでも勝って!!」と叱咤されるミケーレ。いつまでも妹離れできない兄を思ってのことだったが・・・
うわぁ・・・。
演技前は今にも死にそうな表情を浮かべていたミケーレだったが・・・
いざ演技が始まると、スローな曲調に憂いをおびた表情と、余計な力が抜けた柔らかな動きがかつてないほどマッチしていた!思わず見惚れるサーラと、一緒に観戦するミラ。そして何故か女子組の横でこの人が解説を・・・!!
「行き場を失った愛を感じる・・・」
失恋・・・ではなくて、愛と言えばこの人!
ギオルギーさぁぁんっ!!
再登場マジで嬉しいよ!
サーラのために踊るのはこれが最後だと、シスコンを卒業することを決意したミケーレの、今までとは全く違う別人のような滑り・・・!それが良かったのか、なんとノーミスで演技を終え、自己ベストを大きく超える点数をたたき出し、一気にトップへと躍り出る!!
プレッシャーに負けてしまったイ・スンギル
思いがけないミケーレの好調な演技。
その直後の滑りとなったスンギルは、中国大会のレオと同じくプレッシャーに圧し負けてしまったのか、ジャンプを落とし大きく順位も落としてしまう。グランプリファイナル出場の可能性は、残念ながらなくなってしまった・・・。
そしてユリオのフリーがはじまる!
試合直前に構成を変え、前半に4本だったジャンプを2本に変更し、その分を後半に持ってきたユーリ。勇利に、そして何より前回の大会で負けたこの男・・・
ロシア大会でまた一緒に表彰台にのぼろうな?
ユーリちゃん♪
JJに勝つために、今の自分に出来る全てをフリーに注ぎ込む!!
ショートとは全く違う、激しいピアノ協奏曲。
息つくヒマのない鬼のようなステップを魅せるユーリ。プレッシャーをはねのけ、鬼のしごきに耐えて身に着けた体力を駆使し、全てのジャンプを成功させる!!
ノーミスの素晴らしい演技はパーソナルベストを更新。グランプリファイナル出場を決めた!!
ちなみにこのユリオのフリーの協奏曲は、ピアニストの實川風さんをフィーチャーした曲とのこと!素晴らしくかっこいい・・・!
このプレッシャーの中で勇利は・・・
心を落ち着かせ、静かに踊り始める勇利。だが、頭の中はヴィクトルへの想いでいっぱいだった。そのためか序盤はミスが目立ってしまう。その様子に思わずユーリが・・・
「ガンバ──・・・!」
・・・と応援しかけてしまった。
やっぱいい子だねユリオ・・・!!
「ヴィクトルと僕で作ったこのプログラムを、世界で一番愛しているのは、僕だ」
「まだ終わりじゃない。終わりは、ヴィクトルと金メダルを獲ってから終わる・・・!」
ミスが響きJJの演技前に3位という順位となったものの、愛に満ちた演技を魅せた勇利。終わった後は、帰国前にヴィクトルに言われていたように思わずヤコフにハグをする。
ヴィクトルはもうすぐ、
ロシアに帰るよ。
思わず呟いた一言が切ない・・・。
JJの宮野さんは本当に楽しそうです。
最終滑走は満を持しての登場となったJJ。
曲は「パルチザン・ホープ」
勇利の滑りをみて、
「キングは・・・JJだけぇッ!!」
初っ端からテンション↑↑で、圧倒的王者な滑りを魅せるJJ。
ほんっっと楽しそうだなマモさん・・・。
堂々とした滑りで演技を終え、JJが見事、ロシア大会1位となった!
勇利とユリオ、グランプリファイナル出場!
JJが王者としての貫禄をみせつけ1位。完璧な妖精っぷりを見せ付けたユーリが2位。そして怒涛のフリーの追い上げでミケーレが3位となったロシア大会。勇利は4位だったが、中国大会と合わせた総合得点はミケーレと勇利が同ポイント。そしてこの場合は、中国大会で2位だった勇利がギリギリでミケーレより上となる。
ユーリとともに、なんとか勇利もグランプリファイナル出場を決めた!!
だが、試合が終わった勇利の目はどこかうつろで・・・?
怒涛のハグ祭り
女の子にハグ。
野郎にもハグ。
ハグ。
ハグ。
ハグ!!
嫌がるユリオにもハグ!!
そしてハグ相手を探しさまよう亡者となった・・・
ユリオからの差し入れ
自分の競技人生のピークを感じ、金メダルが獲れても獲れなくても、ヴィクトルにはコーチを辞めてもらうことを決意をする勇利。だがそんな背中をユリオが一蹴する。
「カツ丼がオレより落ち込む資格なんてねーんだよ!」なんて憎まれ口を叩きつつも、もうすぐ誕生日な勇利に、おじいちゃん特製のカツ丼ピロシキをあげるユリオ。凄く・・・ツンデレです・・・。
ヴィクトルと再会
大会が終わり、ヴィクトルと再会!
マッカチンも手術が無事終わり、元気な姿をみせてくれた。
空港で互いの姿を見つけ、見つめあいながら走りあう二人。そして・・・
一番ハグしたかった人と、全力のハグ。
勇利は、
「引退まで、僕のことお願いします」と告げる。その言葉に、ヴィクトルは指にキスを返して一言。
「プロポーズ、みたいだね」
「ユーリがずっと引退しなきゃいいのになぁ・・・」と小さく呟くヴィクトル。
二人でいられる最後の大会、グランプリファイナル。
「一緒に金メダルを獲ろう」と静かに誓いあい、ハグする二人を、マッカチンが優しく見守っていた・・・。
最後に!
静かな演出で始まった9話。
最後まで音もなく降り注ぐ雪のような演出が印象的なお話でした。大げさな音楽も何も無いのに、何故でしょう。最後の勇利とヴィクトルのカットが泣けて仕方ない・・・。悲しいわけでもないのに涙が止まりません。いや、マッカチンが元気だったことに安心して泣いてるわけではないですよ!?嬉しかったけども!!
ユリオがなんだかんだで日本や勇利に愛着を感じているのが伝わってきたのも嬉しい9話。じんわりと温かいものが胸に満ちた回でしたが、もうすぐヴィクトルと勇利・・・この師弟の物語が終わることも、ハッキリと示唆された回でもありました。終わってほしくないけれど、もうすぐ終わりがくるんですね・・・。
↓みんな死ぬ準備はいいか?次回の感想はこちらだ!!