ユーリ!!! on ICE 7話感想!
本編のネタバレありなのでご注意ください!
結論:この回を観た貴方は絶対に「公式が最大手」という。
第7滑走のストーリー
ショートプログラムで見事1位となった勇利!だが「追われる立場」という、いまだかつてないプレッシャーが豆腐メンタルにのしかかる!寝ることもできず、見るからに追いこまれていく勇利に対し、コーチとしての経験がないヴィクトルはある荒療治を試みるが・・・?
1番手はジ・グァンホン
フリー1番手は前回のSP6位だったジ・グァンホン。曲は裏社会の殺し屋が主役の映画「上海ブレイド」から「ジ・インフェルノ」。闘いをイメージした、中国拳法のような独特の振り付けで挑む!
残念ながら後半のジャンプは失敗。
それでも気持ちは折れることなく、次の大会の肥やしとなるよう、最後までしっかりと演技を続ける!
それでも終わったあとは、悔しさを滲ませたこの表情。可愛い。
大好きなSNSも絶ち、練習に一層打ち込む決意を固くする。
2番手はクリストフ
続いては踊る18禁クリストフ。
フリーはショートとはイメージが違う、どこかのどかさを感じるスローな曲。
「オレの好きなスケートを滑れるのはオレだけだ」
・・・なにその黒バスの青峰くんみたいなセリフ。
滑りながら、10年前にユーロで優勝したヴィクトルと出会った時のことを思い出すクリストフ。
シニアデビューしたばかりのショタクリストフ。
こんなに愛らしい少年が・・・。
「あぁッ・・・v」
時の流れって残酷。
フィニッシュが別の意味にしか聞こえねぇ。
喘ぎ声がアレすぎて、もうどうみても事後です。
ピチットくんの王様とスケーター再び!
高得点を叩きだしたクリストフに続くピチット。
ショートと同様、映画「王様とスケーター2」の曲で挑む!
ショートよりもエキゾチックな色が強い曲に合わせ、タイ人初のグランプリファイナル出場を目指し、自分らしい滑りを追求してきたピチット。のびのびとした演技で、構成を考え後半に入れたジャンプをすべてクリア!ノーミスで演技を終え、一気にトップに躍り出た!!
ヴィクトルの荒療治
ライバルたちの好調な演技に、プレッシャーが募る勇利。見るからにヤバそうな様子だが、ガラスのように繊細な選手になんと声をかければいいか・・・コーチとしての経験が無いヴィクトルは・・・。
壊れそうな心なら、
いっそ一度、粉々に壊してみるか・・・
悩んだ末、勇利に「もしこのフリーで失敗して表彰台に上れなかったら、オレは責任をとってコーチを辞める」とズバッと告げてしまう。すると・・・
あっ・・・。
勇利、号泣!!
「なんで、今そんな試すようなこというの?」
泣かせたー!!
いくらメンタルが弱くとも、経験が浅い若手とは違い本来なら年齢的にも周りの選手の出来に右往左往はしないはず。それがなぜここまで追い詰められているのか?
・・・実はそれは、ヴィクトルの存在があったからだった。
いつもなら、自分が失敗すれば自分が悪く言われるだけ。でも今回は、失敗すればヴィクトルまで悪く言われてしまう・・・
ボクが勝つって
ボクより信じてよ!!
黙ってていい。
ただ信じて、離れずに側にいて、と泣きながら訴える勇利。
結果を出せなかったレオ
勇利号泣の裏では、19才という若さからか、クリストフやピチットの高得点連続のプレッシャーに勝てず、思うように結果がでなかったレオの姿が・・・。でもその悔しさは、次の大会へのバネになるはず!
ポジティブ・シンキングすぎるギオルギー
次の滑走者は、ユーリオンアイス最強の腹筋崩壊キャラ・ギオルギー!曲は「テイルズ・オブ・スリーピングプリンス」。前回に続き「眠れる森の美女」繋がりだが、今回は王子目線のようだ。 しかし!
愛しのアーニャからはこの反応。
嘘だぁぁ!!
絶望するギオルギー。
それでも滑りきるのだからプロって凄い。
けど「どんなことがあっても君を目覚めさせる」とか、それ思考が完全にストーカーだよギオルギーさぁん!!
つむじ2回目!!
続いてはいよいよ勇利。
試合前に散々泣いて目が真っ赤だ。
だが心配するヴィクトルに・・・
つむじくいっ!(2回目)
か~ら~の・・・
頭ぽんぽん。
感情をぶつけて泣くだけ泣いてスッキリしたのか、緊張が解けてリラックスした表情の勇利。ミスをしても動じるず、難易度の高い技をこなしていく。
その様子を見たヴィクトルの反応がいちいち可愛い。
体力に余裕があることを冷静に判断する勇利。それどころか
「ヴィクトルを驚かせたい」
「ボクはもっと強くなれる。ボクはヴィクトルの想像を超えられる!」との思いから、演技の最後のジャンプを、ヴィクトルの代名詞でもある4回転フリップに変更!!着地は転倒してしまうも、その試みは観客を沸かせ、何よりヴィクトルの胸を打った。そして・・・
ヴィクトルからのキス!!
突然のこのサプライズに心臓が止まるほど驚いたのは観客だけではない。視聴者も一緒である。
信じられるか・・・?
これで付き合ってないんだぜ・・・?
激戦の中国大会、初優勝はピチット!
1位はフリーをノーミスで決めたピチットくん!勇利は2位、3位はクリストフという順位に。この2人が1位と2位で並ぶというのは、リンクメイトである本人たちはもとより、勇利の元コーチであるチェレスティーノも嬉しかったのではないだろうか。
2人のユーリがロシアで激突!
「モスクワでボルシチにしてやるよ・・・この豚野郎が!!」との言葉どおり、殺気ムンムンなユリオ。互いに結果は銀メダル。温泉onICEのリベンジに燃えるユリオと、ロシアで再戦となる勇利!果たして、グランプリファイナル出場の切符を手に入れることはできるのか!?
最後に!
ツイッターのトレンドに「公式が最大手」という言葉が入りそうな勢い。まさか・・・まさかこれだけはやるまいと思っていたことを平然とやるヴィクトルさん!!そこにしびれる!!憧れるゥっ!!大丈夫?ユーリファンのみんな息してる?私は心臓止まったぞ。
今週はフリープログラムということで前回と同じく滑り中心でしたが・・・7話ではグァンホンやギオルギーの演技中には曲の世界観をイメージした映像が入ったりと、前回以上に振り付けや表情、大会に向けての想いなど選手それぞれに焦点をあてた演出が見事でした!ヴィクトルのコーチとして悩む姿や衝撃のラストだけではなく、選手たちの個性を生かした滑りもしっかりと魅せてくれた、ありとあらゆる意味で伝説となる回でしたね。今日という日、この瞬間を私は一生忘れられないような気がする・・・。
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↓2016秋アニメ記事!