トラブルも片付き、一同はかねてよりの目的・イズルドの街へ!古文書の解読のため、マギルゥの知人であるグリモワールことグリモ姐さんを探すことになりましたが・・・?
※ゼスティリアのストーリーのネタバレあり。
【今回のあらすじ】
陽気な街パートのはずだったのに・・・。
ついに来たぜ南洋諸島!
見るからに南国の島~という風体の、美しい島!特産品はペンギョンという魚鳥(ぎょちょう)類。ペンギンそっくりの可愛らしい生き物ですが、なんでもぷりぷりの肉が美味しいのだとか・・・喰魔なベルベット姉さんもドン引きの食生活ですが、ブウサギ喰ってたヤツがそんなとこツッコんじゃいけねぇよ!
見るからに夏真っ盛りな島で、「はぁ・・・うん・・・そうねぇ・・・?」みたいな、アンニュイでオトナな女の空気を醸し出している・・・という情報だけを頼りに、グリモ姐さんを探さなければいけません。ちょっとした無理ゲーですが、果たして・・・?
テレサとオスカーが再登場
なぜかイズルドにいる2人。
どうやらテレサを引継ぎ、オスカーがこの地域のパラデミス(聖殿)を担当するらしい。だが、この島には聖殿はなかったようだが・・・。
あまりのタイミングの良さに、エレノアを疑うベルベットたち。だがエレノアを器としているライフィセットは、彼女の体の中に入っている時は、エレノアが見たり聞いたりしていることは解るのだという(だが気持ちや考えていることが解ったりはしないらしい。また、エレノアが眠ってる時は彼女の中に入ったまま)。
彼女は告げ口なんてしていない、と庇うライフィセット。そんな態度にジェラシーメラメラなベルベットと、弟のように愛らしいショタに徐々に目覚めつつあるエレノアとの間に仁義なきお姉ちゃん戦争が起きつつも、ようやくグリモ姐さんを発見!だがその姿は・・・!
グリモワール(CV:平野文)
マギルゥが「グリモ姐さん」と呼ぶ聖隷。
魔女の修行をしていた時の先輩らしい。
ビエンフーと同じノルミン一族だが、彼とは違い博識で、アンニュイな空気を醸し出すオトナな女。ショタの健気さに免じて古文書の解読を請け負ってくれる。
古文書の内容は?
ライフィセットとグリモワールが解読した古代アヴァロスト語で書かれていた「かぞえ歌」の内容は・・・
カノヌシとは八つの首を持つ大地の主。
1本が本体で、大陸に巡らせた残りの七つの首で穢れを喰らい、地脈を通してカノヌシに送り、覚醒の時を待っている。
とある。
つまり、穢れを喰らう魔物が『喰魔』。
この後の文章には、
4つの聖主に裂かれても、御稜威(みいつ)に通じる人あらば、不磨の喰魔は生えかわる
とあり、
エレノアは「この世界を創ったといわれる地水火風の四聖主とカノヌシとの間に争いがあり、カノヌシが封じられたのではないか」と推測。
そして御稜威・・・神に威光に適う者あれば、喰魔は何度でも生まれ、やがてカノヌシは復活するのではないか、と。
カノヌシ復活を阻止するには、まずこの七つの喰魔を探し出さなければいけないが、殺してしまうと、再び誰か(何か)が喰魔になってしまう。なので、殺さないよう生け捕りにして、地脈点から移動させなければならないようだ。
ハリア村でのストーリー
古文書の解読のため、グリモワールと共に島のはずれにあるハリア村を訪れた一行。
この村では元々、水の聖主・アメノチ信仰が盛んだったが、カノヌシを信仰を強制する聖寮と度々衝突していた。だがテレサも話を聞くだけで、結局はパラミデス・・・アメノチの聖殿を取り上げてしまったらしい。しかも、そのことに抗議しにいったアメノチの巫女とその娘が姿を消してしまう。
巫女たちの捜索を頼まれたエレノアと、解読した古文書の内容から、離宮で見た巨大な鳥、樹林にいたクワブト・・・聖寮が、地脈の力が集中する地脈点に喰魔を捕獲していたことに気付いたベルベットたちは、樹林の時と同じくライフィセットが反応を示した場所もパラミデスの方角だったことから、聖殿パラミデスへ向かう。
警備兵を全滅させた業魔を撃退し、聖殿の奥へと進むと、予想通り喰魔が結界に捕らわれていた。しかし、その喰魔の正体はいなくなった巫女の娘・モアナであり、警備兵を襲っていた業魔の正体は、モアナの母親で巫女のマヒナだった。最後まで娘を守ろうとしたマヒナは、瀕死の自分の体をモアナに喰らわせ消滅した・・・。
現れたオスカーを問い詰めるエレノアだったが、彼は何も伝えてはくれない。オスカーを蹴散らし、結界を破壊してモアナを連れ村へと戻る一行だが、なぜか外では穢れが強まっており、ついにハリア村中の人間が業魔となってしまう・・・
業魔病の真実
村の惨状を前に、アイゼンは、聖隷だけが知る禁忌をベルベットたちに語る。
それは、
「業魔病という病気などは存在せず、この世界に生きている人間は、心に抱えた穢れ──誰もが持っている負の感情──が溢れれば、誰もが業魔になってしまう」という救いようの無い真実だった。
元々人間は穢れを発しながら生きており、以前は一部の霊応力の高い人間にしか業魔も聖隷も見えてはいなかったが、「開門の日」を境になぜか人間全体の霊応力が増幅され、人間の目にも業魔が見えるようになり、さらに「降臨の日」以降は、聖隷までが普通に見えるようなったという。
そして喰魔とは、人間が出す穢れを喰らってカノヌシに送っている。ベルベットたちがモアナ(喰魔)を聖殿から連れ出したことで、吸収されなくなった穢れが溢れ、村の人たちは業魔となってしまったのだ。
モアナ(CV:黒沢ともよ)
今回から仲間となったロリ業魔。
衣装(?)が過去最高にエロい。
巫女の娘だったからか、カノヌシの力に適応してしまい喰魔にされてしまった挙句、娘を助けようとした母親は業魔化。さらに、その母親は自ら娘のエサに・・・という歴代でもトップクラスに欝な経歴を持つ。
理性を取り戻した現在は普通の幼女で愛らしいことこの上ないが、自分の母親がどうなったか真実を知ったらどうなってしまうのだろうか・・・。
忌み名の聖主の考察
「緋色の月の満ちるを望み」という文があるが、これは普通であればカノヌシが復活(?)するのは「緋の夜」に限定されているという意味だろうか?(だとすれば緋の夜を待たずして復活させようとしているのはイレギュラーなのか?)
さらに気になるのは、最後の
忌み名の聖主、心はひとつ。
忌み名の聖主、体はひとつ。
という文章。
カノヌシを表していると思われる言葉が、「八つの首を持つ大地の主」と「忌み名の聖主」と2つあること。
離宮で「忌み名の聖主」について書かれた本は存在している。また、八つの首を持つ大地の主といえば、ゼスティリアには「八天竜」と呼ばれるドラゴンが存在していた。しかしそのうちの一人はドラゴンとなったアイゼンなので、特に関連はないかもしれない。だが・・・。
最後に
主人公たちのせいで村人全滅とか、エロ可愛いロリにうっひょー!とか喜んでられなくなりました・・・。しかもあと4体いる喰魔全部解放するとかマジっすか・・・。これと同じこと繰り返すとか、そのたんびに一般人に超犠牲でるじゃん!?「業魔になった」とか表現濁してますけど、これ大量虐殺してるのと変わらないんじゃ・・・。欝展開まじつら・・・でもモアナ超絶可愛い・・・。えろ・・・。
来週は再び王都に戻ることになりそうですが・・・こんだけシビアな展開のあとにギャグパートとか、ちょっとまだついていけないぜ・・・。
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