7月23日に公開される映画「ワンピース GOLD」の前日譚となる物語!「ハートオブゴールド」のネタバレありの感想です!
結論:大槻マキさんのEDは評価する!!
ストーリー
幻の金属「ピュア・ゴールド」の在り処を知る謎の少女・オルガと、彼女を追う最凶のトレジャーハンター、マッド・トレジャーと出会ったルフィ!映画では語られない、もう一つの冒険がはじまる!
時系列的にはドフラミンゴを倒した後。
全員揃ってるけど一体いつの話かは謎である。
オリジナルキャラ
オルガ(CV:浜辺美波)
金髪褐色の少女。
思ったことを全部喋るのでウソがつけない。
伝説の金属「ピュア・ゴールド」の在り処を知っているため、海軍からもマッド・トレジャーからも狙われていたところ、ルフィたちと出会う。
妙に婆ちゃん臭い喋り方をするが、実は200年以上生きている。つまりロリBBAである。語尾の「だわさ」といいどっかのビスケさんを思い出すが気にしてはいけない。
中の人は実写版「あの花」でめんまを演じた浜辺さん。棒読みが大変厳しいが、声優初心者がこれだけ特徴的な喋りをするのは相当キツかったんだと思われる。
アシエ(CV:渋川清彦)
ルフィのピンチを救ったおっちゃん。
キメ顔が得意だが、顔の輪郭がどうみてもガイモン。
デブりすぎていてまるで別人だが、実はオルガの父親であり、ピュア・ゴールドを作った張本人。
元々はアルケミ島に住んでいたが、ピュア・ゴールドを狙う海賊に妻を殺され、さらにピュアゴールドを餌とする、「ぼんぼり様」と呼ばれる超巨大なチョウチンアンコウに島ごと喰われてしまう。が、同じく胃の中にいた恐竜のせいで逃げる事ができず、200年間、ずっと肉だけ食べて生き延びていた。
オルガは父親をずっと恨んでいたが、「ピュア・ゴールド」の光には体の成長を遅らせる働きがあり、不治の病に侵されていたオルガを救う為でもあった。
EDでは自ら作った薬を使ってダイエットに成功。大もうけしている。
マッド・トレジャー(CV:小栗旬)
今作の悪役。
財宝が欲しいというより、財宝を見つけるまでの過程が楽しくて仕方ないという戦闘狂。ジャラジャラの実の能力者で、体から鎖を出す事ができる。作中ではウソップたちを人質にとり、ナミとロビンにエロい服を着せ、鎖で拘束した。本当にありがとうございます。
でも笑い声の「ジャ~ラジャラ」は結構ダサい。
ナミは昔マッドトレジャーの宝を盗み、一緒にいた女に裏切られ殺されかけたことがあるらしい。この過去話をした時の「また痛ぶってやる・・・」というセリフもやけにエロい。
仲間は大勢いるものの、大半を宝探しの謎解きの犠牲にし、後半はナミたちに解かせていた。最後には仲間を犠牲にしてまで宝探しをする姿に怒ったルフィに鉄拳を喰らい、敗れる。それでもお宝を諦め切れなかったのか、胃酸の海の中でピュア・ゴールドを握ったまま、どっかのターミネーターのような最期を遂げた。
・・・かと思われたが、EDで部下と一緒に恐竜の肉をほお張っていたので、死んではいない様子。
中の人は小栗旬さんが担当。
ゲスト声優陣の中でただ一人好演している。
ナオミ・ドランク(CV:水原希子)
マッド・トレジャーの手下の酔っ払いねーちゃん。
弓兵(アーチャー)。
中の人の芝居が・・・。
サイコ・P(CV:吉野裕行)
ラッパー。
ノースブルー生まれの、イロイロの実の能力者。
スプレーで自分の体を透明(カモフラージュ)できるが、スケスケの実と違うところは、自分だけではなく周囲の人間や物体も透明にできること。・・・こんな能力を持っている敵を、この男が黙って見過ごすわけがなかった。
いつもの麦わら海賊団
■ルフィ(CV:田中真弓)
我らが船長。
子供相手にも感謝したりと相変わらず素直。マッド・トレジャーに仲間を人質にとられ、胃酸の海際に放置されるも、恐竜に喰われかけたことで逆にピンチを脱し、オルガの父親と出会い、二人でマッド・トレジャーの凶行を食い止めに向かう。
■ゾロ(CV:中井和哉)
酔っ払いねーちゃんを倒した以外にあんまり目立った活躍はない。
■サンジ(CV:平田広明)
空腹のオルガに料理を出した。
ちなみに、その時のピラフ(?)はかつてギンに出したものと同じである。
スケスケの実という夢を失うも、イロイロの実の存在を目の当たりにし、少年のころの夢を再び燃えあがらせた「リメンバー・マイ・ドリーム」という(しょーもない)必殺技を生み出し、サイコ・Pを倒した。
■ウソップ(CV:山口勝平)
序盤、久しぶりにまともに戦闘するシーンがあった。
ナミたちと一緒に人質にとられるため、謎解きなどでも終始活躍する。
■ナミ(CV:岡村朋美)
おっぱい要員。
鎖で縛られてる姿がエロい。
ロビン(CV:山口由里子)
おっぱい要員2。
鎖で縛られてもがく姿がとてもエロい。
古代語の解読やアルケミの伝説などの説明要員でもある。
■フランキー(CV:矢尾一樹)
基本船を操縦。
案外出番はない。
■チョッパー(CV:大谷育江)
相変わらずの可愛さ。
ラスト、ピュアゴールドを失くしたオルガの病気を心配していたが、200年経って病気の特効薬が出来たことを告げ、持っていた薬で彼女を治療した。
オルガの注射跡に「ばってんマーク」をつけたのは、ビビと一緒の理由かな?
■ブルック(CV:チョー)
水上トカゲのエリザベスが海を走っているのを見て「私できる」と言い切ったガイコツ。謎解きでも活躍し、何かと出番が多い。
気合が入ったスペシャルアニメ!でもゲスト陣は・・・
映画の番宣だけあって、作画のレベルは充分!恒例の衣装チェンジも戦闘シーンも気合が入ってましたが・・・問題なのはゲストキャラ。
特にほぼ主役級の活躍をする、物語の中心キャラであるオルガの棒読み具合はかなり厳しく、序盤で喋り始めた途端「あ、これアカン」と思った人も多そう。
これが「等身大の高校生で現実的なキャラ」とかならば良かったのだろうが、ワンピースのようなアニメで、しかも「見た目は少女、口調はBBA」という役柄は相当難しかったんじゃなかろうか。また、部下のナオミ役の水原さん、オルガの父親役の渋川さんなど、棒読みが目立つキャラが多いという結果になってしまったのは残念だった。
その中で小栗旬さんだけは堂々とした芝居を見せており、難しい悪役も(本職の声優と比べれば違和感があるとはいえ)迫力も申し分なく、安心して見れた。
視聴者には子供が多いから多少の違和感なんぞ気にしないだろう、という考えや、キャスティングに大人の事情が絡んでいる・・・など色々とあるのかもしれないが、普段からワンピースを見ている層は声優さんの芝居を聞きなれている層でもある。ベテラン声優陣ばかりのワンピースの中に、突然普通の俳優さんの喋りが入れば、違和感を覚える人が多くなるのは当然だろう。
キャスティングされた俳優さんにとっても、「棒読み」の印象がつくのはマイナスにしかならないのではないだろうか。むしろ、アニメ映画のゲストであっても「この人の芝居はいいな」と思わせた方が、視聴者と俳優、お互いwin-winになるのでは?
視聴率と共にタレントの知名度や人気度を本当に上げたいのなら、良い方向での相乗効果を狙って欲しいものである。
ONE PIECE FILM GOLD オリジナル・サウンドトラック
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最後に
中の人が悪いというより、キャスティングしてる方に問題アリなんじゃ・・・?と思わずにいられませんでした。まぁ気にしない人は気にしないとはいえ、折角力を入れて作っているのに、勿体無いと思うんですがねぇ・・・。
ただ!
EDを歌っているのが、初期のワンピースの名曲「RUN!RUN!RUN!」の大槻真希さん(現在はカタカナ表記)だったことは最大限に評価したい。これはマジで嬉しかった。そしてこの曲がもはや16年も前の曲ということに戦慄している。・・・自分もピュアゴールドの光、浴びたくなったぜ・・・。
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