学校の怪談がブームになっていた90年代のアニメビデオ作品。しかし子供向けとあなどるなかれ!岩男潤子さん、かないみかさん、三石琴乃さんなどの豪華声優陣といい、トラウマ必死なグロ描写といい、かなりの本気度を誇るOVAなんです!
学校の怪談など類似のタイトルが多いため間違われやすいが、こちらは『学校の幽霊』。
1995年にビデオ が発売され、長くVHSのみでしか視聴できなかったが、2009年についにDVDが発売!内容は「ほんとうにあった怖い話」のようなオムニバス形式で、モノローグからはじまる視聴者の体験談という体になっている。中には実写のエピソードも・・・。
1話5~10分程度と短いアニメだが、グロ描写の気合のレベルの高さから当時の小学生たちにトラウマを植えつけたエピソードも多い。その中でも個人的トラウマエピソードを3つご紹介!
呪われた夏合宿
バスケの合宿で学校に寝泊りすることになった女子部員の仲良し二人組は、先輩から、この学校で看護婦の幽霊を見た話を聞き・・・
多分この話が思い出深いのは、主役のカンナを演じていた声優さんがかないみかさんだったというのもあると思う。
『深夜の学校』
『車椅子』
そして『看護婦』
ホラーの三大キーワードがそろって怖くないわけがない。
当時はこのシチュエーションだけで相当怖かったのだが、肝心の看護婦の幽霊が
主人公たちを(二重の意味で)スルーするシーンは今みると結構笑える。
戦時中病院だった学校で幽霊がわんさかと出るという王道のストーリー。そういえば奇跡体験アンビリーバボーにも「車椅子と共に現れる看護婦」という同じような話があるのだが・・・元ネタが一緒なんだろうか?
鉄棒に絡みつく髪
ある日、子供が鉄棒から落ち首の骨を折って死んでしまった。
その事件以来、その鉄棒では奇妙な事故が続くようになり・・・
こちらは2分程度しかない超短編。
鉄棒に髪が絡まって死ぬというギャグとしか思えないシチュエーションだが、髪の毛が絡まった女の子のもがきっぷりが生々しく、特にこっちをゆっくりと振り向いた・・・
この顔が怖すぎる。
髪の毛がブチブチと抜けたり、首が伸びた死体が登場したりと、グロ描写は本当に子供向けとは思えない。
しかし今見てもこの死に方は斬新である。
ねばねば少女が笑う
赤い服を着た謎の少女のお話。
ちなみに主役の女の子のCVは矢島晶子さんだった。
なぜか主人公の前にたびたび姿を現し、使われていない部屋に閉じ込めるなどいたずらを重ねる少女。だがその少女の全身は・・・
キャハハハハッ
少女は笑いながら鏡の中に消えていったが、結局なぜねばねばしているのか、学校に取り憑いている幽霊なのか、妖怪なのか、なんでわざわざ実演してくれたのか、一切説明はない。
見た目のキモさのインパクトは絶大だったが、声は案外可愛いというギャップ萌え(?)な少女。もしかしたら、ヒマだから遊んでもらいたかっただけなのかもしれない・・・。
※今回紹介した3つのエピソードはDVDコレクションのVol.1に収録されています。
最後に
VHS時代に観てましたが、DVDになってたことを知ったのはつい最近です。赤ちゃんを抱いている幽霊とか、ほかにも結構怖いエピソードがたくさんあった記憶があります。
小学生の時に怖いものみたさで見て本当にトラウマなった人も多そうなアニメですが、最近のぬるいホラーより、こっちの方が案外面白いかも?
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