※第11話「いちいち連絡しあって気持ちを確認しあわないと。だって、友達なんだから!」のネタバレありの感想です。
結論:おいでませのりちゃん教へ!
答え合わせ
千鳥に電話をかけた勝平。
感情を失くし人形のようになった友達の姿を見て、千鳥にも、自分が同じように見えていたことに気付いた勝平。その姿を哀しいと思った勝平は、今まで千鳥がその悲しみから自分を守ってくれていたこと、自分の代わりに怒ってくれていたことに改めて気付いたと告げます。千鳥からの返答はないまま、「ありがとう」と告げ電話を切る勝平。
すぐそばで、千鳥との電話を見守っていた日染。
勝平の痛みはのりちゃんの中にあるのに、どうして勝平の痛みを自分たちが感じ取ることができたのか。それは勝平が、心のどこかで「痛みを感じたい」と願っていたからなんじゃないか、と勝平を励まします。
先週に引き続き今週も随分と優しい日染。たくさん考えるようになった勝平の邪魔をしないようにTVを消して、無音の中で環境音を口ずさむシーン。今までの日染のシーンで一番いいシーンでした。
キズナがなくても、本当の意味で繋がる彼ら
キズナシステムがなくても、もうキズナイーバーでなくても、みんなと過ごした夏は、勝平にとって大切な夏だった。彼らがとっくに自分の「友達」だったと告げる勝平は、ちゃんと痛みを解りたい、傷つきたいと、自分の『感情』を素直にぶつける。
牧の手をつかんだ勝平を見る、この目の描き方がいつもと違っていたのが印象的。なんだろう、ちょっと水彩的というか・・・。
そんな勝平の様子をみて、全員が胸の痛みを感じる。キズナシステムは終了しているのに・・・。
それはシステムではなく、彼らが本当の絆で"繋がった"瞬間だった。
のりちゃんの真の目的
子供の頃、天涯孤独だったのりちゃん。
そんな彼女に初めて出来た家族。彼らとのつながり。彼らの痛みを感じるたびに幸福だった彼女は、勝平に「キズナで繋がることが本当の幸せ」だといいます。
そんな彼女の本当の目的は、勝平だけでなく、自分と大勢の人間をキズナシステムで繋げることにありました。友達をたくさん増やせば、繋がれば、感情を失った彼らにも笑顔が戻ると信じて。
のりちゃんにとって、キズナシステムで繋がっている事が、痛みを感じることが全てなのだ。
過去の実験の償いから、のりちゃんのわがままならどんなことでも聞くというヤーマダの助けを借りて、ついにキズナシステムが、世界へと広がってしまう!
今週のゴモリン
おめめがバッテンになって、凶悪さがアップ!
もしかしてのりちゃんが子供の頃に持っていた、このぬいぐるみがゴモリンのデザインの元なのかな?
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【最後に】
ラストはまるで「のりちゃん教」の勧誘のようでしたね!(笑)。のりちゃんにとっては、キズナシステムで繋がって、痛みを分け合うことこそが幸せで、繋がっていない状態は・・・淋しくて淋しくて仕方がないのかもしれません。システムなんぞなくっても、絆で繋がることができると、勝平たちは説得することが出来るでしょうか?
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