迷家ーマヨイガー第8話「納鳴訪ねて真咲を疑う」の感想と考察です!
※ストーリーに関わる重大なネタバレあり。未視聴の方はご注意ください!
結論:ヴァルカナとこはるんがどうみてもカップル。
目次
- あらすじ
- 真咲の1度目の来訪
- 謎の男・神山(CV:飛田展男)
- レイジ(CV:逢坂良太)の謎
- なぜレイジは行方不明者になっていないのか?
- 深まる真咲の謎
- 納鳴村に行ける条件は?
- おまけ:氷結くんが弓兵にクラスチェンジしました
- 最後に!
あらすじ
「本当のことを言うから」
真咲は、納鳴村に来たのは実は二度目だという衝撃の事実を語りだす。彼女はレイジという従兄弟と一緒に納鳴村を訪れたが、帰り道で彼がトラウマに襲われて離れ離れになってしまった。一人県道近くで目覚めた真咲はレイジを探す為、近くの町でバイトをしながらこのツアーに参加したのだという。だが、彼女の発言には不可解な部分も多く、参加者からの疑いは晴れない。そんな矢先、突如運転手がバスで現れ、真咲を光宗ごと連れ去ってしまう──!
真咲の1度目の来訪
レイジが村を探す時に目印にしていた謎の石碑。ラピュタのアレみたいな文字が刻まれているが、梵字などではないようだ。隣の地蔵の首が全部無いが、元々仏教だった村に新しい宗教がやってきて、信仰が廃れてしまったのだろうか?(単にレイジのような来訪者がイタズラした可能性もあるが・・・)
謎の男・神山(CV:飛田展男)
村の手前で真咲とレイジが出会った謎の老人。
名前からして怪しい。
神の山って!
声優さんが飛田さんというだけでも疑わしいのに、「ここから先へは行ってはいかん」とかどうみてもホラー映画あるある。
もう一つ気になるのが車のナンバープレート。
「88甲府ん」となっているようにみえる。
しかし車のナンバープレートでひらがなの「ん」は、「発音しづらい」などの理由で使われることはないらしい。特殊な例なのか、それとも車ごとこの世の存在ではないのか・・・。(元よりひらがなの位置が違うので、ツッこむだけ野暮かもしれないが。もしくは「之」などの漢字や地名という可能性もある)
レイジ(CV:逢坂良太)の謎
納鳴村を探しにやってきた真咲の従兄弟。
都市伝説系のサークルに所属していたらしく、村のことは「全てを忘れられる場所」と話していた。(もしかしたらSSDに所属しているダーハラやこはるんともネット上で面識がある可能性も?)
しかし、彼には多くの謎がある。
疑問点:納鳴村の資料はどこで入手したのか?
写真を頼りに、チェックポイントを辿りながら村へたどり着いたレイジ。その資料は一体どこで入手したのだろう?
・こはるんと同じように第三者からメールが来た?
・家に伝わっていた?
あのこはるんが独自に調査しても村を特定することは出来なかったことから、彼が自分だけの力で村に辿りついたとは思えない。しかしもし現在のこはるんと同じく、レイジの元にも第三者からの情報提供があったのなら、何者かが村を調べている人間に定期的に情報を送り、わざと村へ人をおびき寄せていることになる。(恐らくネット上には存在していないだろう、村に至るまでのチェックポイントを教えている)
もう一つ、元々レイジや真咲の実家に村の伝承の資料などがあったという可能性も考えられる。しかしその場合、真咲の家は村と何らかの関わりがあることになるので、こちらの可能性は非常に低い。
なぜレイジは行方不明者になっていないのか?
こはるんのもっている新聞記事には、ニュースになっているのは真咲のみで彼の名前は載っていない。もし真咲と別れた後も彼が行方不明になっているのなら、当然彼も名を連ねていなければならないが、これはどういうことだろう?
・何らかの理由で家族が存在を伏せている?
・納鳴村で本当に行方不明になると、現実世界から存在が消える?
・レイジは真咲にしか見えていない・・・?
・二人は共犯説
家族が敢えて公表していない
回想で「よくおじさんが許してくれたな」「レイジと一緒ならいいって」という会話をしているので、レイジと真咲が一緒に行動していることは家族も承知しているはず。にも関わらず新聞に彼の情報は一切ない。レイジの家族が捜索願を出していないか、レイジの存在は表沙汰に出来ないわけがあるのかもしれない。
納鳴村で神隠しにあう=現実世界で存在が消える
真咲が行方不明ならば、当然真咲の家族はレイジの行方も探すだろう。しかしその形跡がないということは、レイジの存在は現実世界から消えてしまったのではないだろうか?
納鳴村に迷い込んだ人間たちは存在を失う。そういうシステムになっているのかもしれない。「全てを忘れられる」のではなく、「全てを忘れ去られる」場所なのではないだろうか?だからこそ、今まで村の情報は外に出ることはなかったのでは?
ただしこの場合、村の情報をこはるんに送ったのは真咲か、もしくは真咲と同じように一度村へ行き戻ってきた人間に限定される。
レイジは真咲の空想説
新聞記事によれば「真咲の姿はやながせ村で目撃されたのが最後」とある。だが親しい従兄弟ならば家、もしくは近くの駅から一緒に行動するのが普通ではないだろうか?
もしかしたらレイジの姿は最初から真咲にしか見えていないのかもしれない。
その場合は山で遭った老人(神山)も全て妄想か、もしくは普通に真咲が会話していたことになるが・・・。
レイジと真咲は共犯説
何らかの理由により、レイジと真咲が共犯となって参加者をおびき寄せているという説。
この場合だと、2話で参加者を見つめていた第三者はレイジであり、こはるんにレイジが撮影した村の写真や情報を送りつけたのは真咲ということになる。
しかしトラウマが見える村の性質を逆に利用するのも難しいだろうし、動機もダーハラやこはるんにレイジが個人的に恨みがあった・・・程度しか想像がつかない。
何より真咲が光宗含め全方面に嘘をついていることになるので、この「二人が共犯」という可能性はほぼ無いだろう。
だが、2話からずっと村で参加者を見張っているのがレイジで、彼こそがこはるんにメールを送った第三者・・・つまりレイジが真の黒幕という可能性はあるかもしれない。
深まる真咲の謎
レイジと離れ離れになったあと、何故か家には一度も戻らなかった真咲。近くの町でバイトしていたというが、一体どのくらいの間そうしていたのか、どんなバイトをしていたのか、そもそもどこに住んでいたのか?など、美影の言う通り疑わしい点はいくつもある。
以下、8話の時点での真咲の謎をまとめておく。
行方不明中の生活はどうしていたのか?
どのくらいバイトをしていたのかは不明だが、捜索中に本名でバイトをしていたのなら警察に保護されていただろう。偽名を使い身分証無しで16才の女の子が働けるような場所は違法まがいの店しかない。(言えない様なバイトをしてたから・・・なんていくら深夜アニメでもその可能性はないだろう。メタ推理だが)
寝泊りもネカフェを転々としていたとは考えにくい。では、一体今までどうやって生活していたのか?
回想で「真咲に何かあれば親族会議になる」というセリフから、彼女は相当に裕福な(旧家とよばれるような)家庭の人間で、実はお金には一切不自由していない、という可能性がある。
真咲は問い詰められた時、「バイト・・・とか」と言葉を濁していたが、それは勝手に家のお金を使用していたことが原因だったのだろうか・・・?
なぜトラウマが見えないのか
・心の傷になるような経験がない
・過去の記憶が無い(記憶喪失?)
・実はレイジがトラウマ
真咲に何かあれば親族会議になるほど、真咲の父親は娘を溺愛しているようだ。推測通り家も裕福ならば、箱入り娘的に育てられたことでトラウマが無いのかもしれない。(記憶喪失も一応は可能性の一つだが、今のところは低いだろう)
もしかしたらレイジは既に死んでいて、最初に村に訪れる前からずっとレイジの幻覚を見ていたことで、トラウマが現れていることに気付いていない・・・なんてこともあるのかもしれない。とはいえ、今現在レイジの幻を見ていないのは不自然なので、この可能性もほぼ無いだろうが。
本当に見えていないのか?
真咲は前回、「トンネルを越えるには自分と戦わなくちゃいけない」と言っている。トラウマが一切見えないのにも関わらず、そんなことを知っているのは何故だろう?
過去の回想を見る限り「レイジが見えないバケモノに襲われている」ことまではわかっても、それで「心に巣くうトラウマがバケモノとして見える」までハッキリ認識出来たというのは、信じがたいものがある。
そして2回目の今もトラウマは一切見えていない・聴こえていないようだが、もし本当に見えていないのなら、彼女はよっつんとはぐれた後、一体何に怯えていたのだろうか?
トンネルはダメになった理由
前回は光宗を連れて行こうとしたトンネルの奥。だが今回では打って変わって「あそこはダメ」と必死になって止めている。
「最初は出口かと思ってたけど、そうじゃなかった」
「なんだかイヤな感じがして、途中で引き返した」
霊感的なもので何か危険を感じたのか?
それとも本当は何かを見て、ウソをついているのか?
山ではトラウマがバケモノとなって見えることも黙っていた真咲。あの時も「この山はおかしい」と言うに留めていた。同じように、まだ彼女だけが知っている村の情報があるのかもしれない。
納鳴村に行ける条件は?
「目覚めてから山に何度登っても、村は見つからなかった」。だがツアーに参加したら再び村に辿りつくことができたという真咲。さらに彼女は、そのまま家に帰らなかったのは「家に帰ると二度とこの村には来られないような気がしたから」といっていた。
これは、村には「帰るべき家がない、人生に迷っているような人間しか行けない」からではないだろうか?
家に帰れば真咲は迷い人ではなくなる。
だからわざと家に帰らなかったのかもしれない。
しかし家に帰らずとも、父親からは溺愛され、トラウマになるような心の傷もない真咲は本当の意味で「迷い人」ではない。だからもう一度村へいく為には、「人生やりなおしツアー」の参加者のように、人生に迷っている人間と一緒にいかなければならなかった・・・。
問題は、なぜそんなことを真咲が知っているのかということだが。感受性の強さ=霊感のような第六感が優れているのか、それとも・・・。
別の集落の可能性?
真咲はレイジから聞いたと言っていたが、本当は行方不明中、真咲自身も別の集落で暮らしていたのではないだろうか?トラウマのことやトンネルの先に何かあることも、そこで知ったのでは?
ただ、こはるんもトンネルの先には何かあることを知っていた様な口ぶりだった。別の集落の存在も、実際に村の伝承として残っている可能性もある。
おまけ:氷結くんが弓兵にクラスチェンジしました
他のメンバーより先回りして真咲を見つけようとするヴァルカナとこはるんを、突如として石矢が襲う!弓を射る影の正体は・・・
ケツくん!!・・・じゃなくてジャッジネス!!
弓とか素人が扱える武器じゃないのに、結構正確に狙ってきやがったな!もしかして元弓道部とかなんだろうか?確かにアーチャーとか厨二病にはたまらない響きだけどさ・・・。
※5/29追記※
コメントでもご指摘頂きましたが、村を探索した時にクワ以外で武器になりそうなものは発見できなかったはず。この弓矢は現在美影たちがいる村ではなく、やはりどこか別の集落から持ってきたものか、もしくは第三者から貰ったもの・・・という可能性が高いようです。
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最後に!
案外謎、解けなかった・・・!(血の涙)
真咲ちゃんは幽霊じゃない!という思いと、やっぱ死んでんじゃ・・・いや死んでるのは周りか!?な考えがぐーるぐる!行方不明中の生活感の無さが怪しすぎるんじゃよぉぉ!!
ただ8話を見た限りでは、やっぱりこことは別の行方不明者のコミュニティ(別の集落)は存在しているような気がするんですよね。真咲の知りすぎてる感もそこから来てるんじゃないかなぁ?
今週は真咲助け隊に新たにマイマイが加わったり、ジャッジネスが再降臨したりとますます展開に目が離せなくなってきましたが・・・謎が!増えるばかりで!一向に解ける気配なし!全く・・・最高ですね!(笑)
とりあえず来週は、ケツくんに続きジャックも再登場希望です!あれ、誰か忘れてるような・・・?
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