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ロゼと黄昏の古城 レビュー感想~これは茨に呪われた少女の物語※体験版プレイ

ロゼと黄昏の古城 初回プレミアムBOX

大好評だった「夜廻」に続き、日本一ソフトウェアの新作アクションゲーム「ロゼと黄昏の古城」が4月26日に発売されます!今回は一足先にPlaystation@storeから配信されている体験版をプレイしてみました! 

今回は謎解き2Dアクション!

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少女・ロゼを操作し、古城をさまよう横スクロール形式のゲームです。基本アクションは移動、ジャンプ。ジャンプで飛べる高さには限界があるので、場所によっては台が必要になったりと、段差を使った謎解き要素があります。

またRスティックで自分の周囲を見渡すことができます。進む先に罠がないか、上から何か降ってこないかをよく確認しながら進みましょう。

巨人と一緒にステージをクリア

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ロゼが出会った謎の巨人。おなかのグルグルが可愛い無口な彼(?)はこのお城で頼もしいパートナーとなってくれます。このゲームではロゼと巨人、操作キャラクターを切り替えながら、二人で協力してゲームをクリアしていくことになります。

ロゼには出来ないことも巨人ならばできることも多く、ロゼを持ち上げて運ぶことができたり、ロゼや物体を放り投げることもできます。ですが巨人はロゼよりもジャンプすることができないなど、巨人を連れていく際は一工夫しなければいけない場面も。

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ロゼを両手で持ち運ぶ巨人。優しい!

血の力

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少女には血(赤い色)を吸い取る力があります。色を奪われた物体は時間が止まってしまいますが、逆に血(色)を与えて物体を動かすこともできます。このゲームで非常に重要な能力であり、ロゼにしか行えません。この能力をうまく使うと、物体を空中で固定することも出来ます。ゲーム内の様々な物体から血を奪い、そして与えながら、ギミックをクリアしていきます。

謎多きストーリー

アクション要素だけではなく、ステージには茨の呪い関する物語が隠されています。また、ロゼは血を吸い取ることで持ち主の記憶を見る事ができ、それらを拾い集めていくことで、少女の茨の呪いと古城の謎が少しずつ明らかになっていきます。アクション性だけではなく、ストーリー性も楽しみたい方にも満足できる作りですね。

ダークな世界観

夜廻はちょっと田舎の日本を舞台にしたノスタルジーを感じさせるゲームでしたが、今回の「ロゼ」はメルヘンでゴシックな世界観となっています。モノクロと血の赤のみで構成された古城のデザインはとても素敵!

夜廻と同じく可愛い絵柄ですが、ロゼは不死の少女。
詰んだ時は自ら一度死んでリトライできるなど、設定はかなりダーク。

夜廻とは違い、体験版でやった範囲ではびっくり系なホラーイベントはあまりなく、ホラーゲームというよりダークファンタジーなゲームとして楽しめる作品です。

Vita TVにも対応

因みに「夜廻」と同じく、ロゼもプレイステーションVIta TVでプレイすることができます。ただ、Vita TVはもう生産終了となってしまったのですが・・・。大きい画面でプレイするのが好きな人間にとって嬉しい機器だったので非常に残念です。夜廻の時に買っておいてよかった!

PlayStation Vita TV (VTE-1000AB01)【メーカー生産終了】

PlayStation Vita TV (VTE-1000AB01)【メーカー生産終了】

 

最後に

夜廻のデザインが好きな人にはやはりおすすめです。アクション性もありますが、操作が難しいといったことはなく、いかにしてギミックを解くかが中心なので、謎解きが好きな方にもおすすめですね。体験版でプレイできるのは最初のステージのみですが、プレイした感想では、巨人の「物を運べる」「物を置く」という動作がかなり重要で、結構すごいところに置けたりします。自分の意思でリトライできるので詰んでも安心。難易度はそこまで高くないので、ライトユーザー向けな印象です。

また「ロゼは何者なのか」「血の力とは何か」「巨人の正体は?」といったストーリーの謎も面白いので、買おうかどうか悩んでいる方はぜひ一度体験版をプレイしてみてはいかがでしょうか?

↓夜廻のプレイ感想はこちら!