※アニメ第七話のネタバレあり!
※原作はほぼ未読の状態で視聴しています。
結論:芸のためな~ら、女も泣かす~。
離れていくみよ吉との距離
前回の芝居からすっかり売れっ子になった助六と菊。特に菊は、自分の落語を見つけてからは前以上に稽古に余念がありません。が、その一方でみよ吉と会う時間はどんどん減っていき、みよ吉との距離は少しずつ開いているような・・・。落語で頭が一杯なのか、それとも・・・?
しかしこの表情、小夏そっくりですね。
助六との関係
「飲ぉーむぅー!!」と甘え上手な助六を、秘儀:耳そうじでソッコー撃退(?)する菊さん・・・。大の男を膝枕して耳そうじ・・・ハタからみたらエラい図だ・・・(ヤローの膝枕で熟睡できる助六がすごいのか、菊さんのテクが凄いのか・・・)
こんな風に思い切り甘えてくる助六に、小言を言いながらも応えてしまう菊。この二人の微笑ましいやりとりの方が、よっぽど夫婦漫才に近いんですもん。そりゃあみよ吉も妬いちゃうよねぇ。
紺屋高尾の意味
そんな中、師匠から親子会に誘われる菊。助六ではなく、自分を誘ってもらえたことに喜びを感じている菊比古ですが、同時にみよ吉との関係を探られます。この帰り道、月を見上げながら口ずさんでいた『女の人というものは好きな人がいても「好きだ」なんて言えやしませんで・・・』という落語は「紺屋高尾」。この落語は、まじめに働いていた青年が美しい花魁に惚れ、恋わずらいで寝込んでしまうというお噺。
師匠との一見以降、明らかにみよ吉を避ける菊比古。一体、このお噺を口ずさんだ真意はどこにあるのでしょう。
みよ吉の本心というのが今まではどうも読めなかったのですが、今回のこの涙を見る限り、どうやら菊さんとの関係は心から望んでいたもののよう。前回の物憂げな表情も、これからますます落語にのめりこむであろう、菊比古の未来を予測してのことだったのか・・・。
対して、菊比古のみよ吉への想いは本当に恋慕なんでしょうか?一番本心が見えないのは、実は菊比古の方なのかもしれません。
おまけ:今日のモブの方
やたら目立っていた、今週登場したモブのお方。
とても優しい目をしたちょっと馬面(失礼)なお方ですが、どなたかモデルでもいるのかと勘ぐりたくなるほどの存在感・・・。このお方、今後のキーキャラか何かなんでしょうか??来週以降も登場するのかな・・・?
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【最後に!】
「信さんとなら、どこにいたって退屈しない」と、巡業の旅に出る前夜に語り合う助六と菊比古のシーン。「いつか一緒に二人会を!」と、夢話を酒の肴にする二人という、変わっていくみよ吉との関係と、変わらない助六との関係の対比が描かれていたシーンでしたが、このあとのみよ吉の泣き顔のカットが不穏すぎて嫌な予感しかしない!
菊比古は、助六との関係はいつまでも変わらないと信じているようにみえましたが、いよいよ来週、みよ吉、助六、菊比古・・・3人の関係が大きく変化しそうな予感です。うーん待ち遠しいですね!
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