子供の頃からアニメが好きで、アンパンマンやドラえもんなどセル画のアニメーションをたくさん見ていましたが、NHKで放送されていた粘土アニメ・・・クレイアニメーションも大好きでした!今日はその中でも特に好きだったものをいくつかご紹介したいと思います。
ニャッキ!(1995年~)
芋虫の男の子・ニャッキが主人公のクレイアニメ。粘土アニメといえばこれ!という人も多いのではないだろうか。人間の言葉は喋らないけれど、「ニャッキニャッキ」とニャッキ語(?)を喋る芋虫の可愛らしさと、暖かみのある映像が特徴。
ちなみにニャッキにはピンク色のガールフレンドがいるが、CVは川村万梨阿さんが担当していた。
大人になってから視聴しても充分に楽しめる。むしろずっと見ていたい作品。
ぶ~ば~が~(1995~1997年)
このアニメのぶーばーがーは言葉は発することもあるものの、セリフはほぼ無かった(はず)。だがぶーばーがーは「わくわく動物園」にも出演しており、その際「ぼく、ぶ~ば~が~」と、こおろぎさとみさんの声で喋っていた。毎回この自己紹介の一言を聞き逃さないよう、前番組のむしむしQからわざわざずっと通して見ていた記憶がある。
ピングー(2004年~)
スイス産まれのクレイアニメ。
当時の小学生でピングーのモノマネしなかったヤツなんているの?
レーズンパンみたいなおっきなアシカが出てくる話に狂気しか感じなかったが、大人になってから調べたら、アレはトドらしい。
あの早口のピングー語に合わせた細かいくちばしの動きは、今見ても凄いクオリティだと思う。
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ひつじのショーン(2007年~)
こちらも超有名作。
映画にもなり、現在も再放送中なので知ってる人がほとんどだと思う。が、なぜエンディングでパンツをガン見しているのか未だにわからない。
パクシ(1995年)
うぃきによるとたった1分しかやっていないクレイアニメだった。ニャッキ!とは違い現在は再放送されることもなく、そもそも長い期間放送していたわけでもない。なのに十数年たった今も強烈に覚えている。
頭が黄色くてデカい謎のいきもの・パクシが主人公。どことなく外国のような雰囲気を持つ街に住んでいて、パクシとそっくりの両親がいる。ほのぼの家族エピソードみたいな話が多かったはずなのだが、CGで描かれたおめめをギョロギョロさせながら、もっちゃもっちゃ何かを食べるシーンは軽くホラーだった。
そして何よりも印象に残っているのは、帽子をかぶったカメレオンみたいなキャラが、ステッキをくるくる回しながら歌う
だーだりんだーでーだりん
だーだでんだんどん
くるりん♪
という謎のフレーズ。
子供の頃はカメレオンだと思っていたが、実際はカメレオンではなくワニで、バルタザールというキャラクターらしい。このおじさんは毎回唐突に現れては、上記の歌を繰り返し口ずさみながら去っていく。一体なんだったんだろう。
パクシはしゃべるのだが言葉にはなっておらず、パクシが何者なのか、ムーミン的なアレなのか、当時は何も理解できなかった。正直お話の内容よりも、洗脳されたようにこのおっちゃんの歌が焼き付いてしまっている。
もうこのフレーズだけは一生忘れない。くるりん!
実はこの不可思議アニメ・パクシは、後に様々な賞を受賞する短編アニメーション「頭山」の監督・山村浩二さんの初期作品だったりする。
↓こちらの作品集にはパクシが5篇収録されているようです。
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【最後に!】
パクシが収録されているDVDの存在を始めて知りました。でも、また見たらきっと夜眠れなくなるぐらいあの歌が離れなくなりそうでちょっと怖い。
声優好きの子供でしたが、そんな子供でもクレイアニメの「人間の言葉を喋らないものが動く」という部分が好きだったように思えます。今大人になってから改めて見れば、子供のころは理解できなかった世界観や、新たに見えてくるものもあるのかもしれません。
でも逆に、見えなくなっているものもあるんだろうな。
↓クレイアニメーション、お好きですか?
↓ちょっと不気味な世界観、お好きですか?