※アニメ第四話のネタバレあり!
※原作はほぼ未読の状態で視聴しています。
結論:ウエイトレス姿が似合い過ぎだよ菊比古!
今週は、寄席に出ては稼いだ金を酒代に使ってしまうという「宵越しのゼニは持たねぇ」という典型的な遊び人な助六と、生活費の為、給仕のバイトをしながら落語を続けている菊比古の話!
・・・ですがのっけのシーンで、石田さんボイスで給仕姿=「cafe吉祥寺で」を思い出したのは私だけですかね!?
生活か稽古か
働かなければ生活できない、働いてれば稽古ができない、稽古が出来ないと寄席にはよばれない・・・と、悪循環にハマっている菊比古。しかしそれとは反対に、助六は寄席での存在感を増していく。助六の落語を誰よりも純粋に聞き、笑い、そして落語家としての実力の差も、一番身近で感じている菊比古。いつも眩しそうに助六を見つめている姿はどこか切ないです。
そんな菊比古は、師匠には「稽古のしすぎ」「完璧なものには色気がささねぇ」・・・つまり余裕が無いと言われてしまう。・・・師匠のダメだしは、聞いてるこっちにもすげぇ胸に刺さったぜ・・・。
今週も軽快な山寺さんの落語
今週助六がやったのは「夢金」という古典落語。欲深な船頭・熊が、とある日に娘を連れたお侍を船に乗せることになる。侍は娘を妹と説明していたが、実はそうではなく、たまたまであった赤の他人であった。娘はなかなかの家の娘であったが不義を働いたため、金を持ち出し家出してきたのだという。侍は金を奪う為、娘を殺す手伝いをしないかと熊に持ちかけるが、逆に熊は侍を口車に乗せ中州に置き去りにする。娘を家に送り届けた後、家の者に礼として金包みをもらう熊。50両と50両、あわせて100両!と両手に握り締めたお金に喜ぶが・・・そこで目が覚めてしまう。
実は現実で握っていたのは、金は金でも股間の金だった・・・というオチ。
「おまえなんかお侍じゃなくてお弔いだぁ~!」というセリフが最高に好き!
今日の夢金を聞いて、山寺さんの人を笑かす喋りの上手さ、そして改めて一人二役・・・演じ分けの上手さを感じました。洋画でいうと「MASK」やエディー・マーフィーのナッティ・プロフェンサーでも、同じ人間だけど声色が違うという役をたくさん演じられてきた、山寺さんならではの味がある落語。山寺さんの助六、ハマリ役だと思います。
菊比古に迫るみよ吉
4話でみよ吉は、師匠と満州で知り合ったことが明らかになります。ということは、助六(初太郎)とも知り合いということに・・・。だけどデレデレな師匠に比べて、明らかにちょっと態度が違う助六。この二人の間には何があったんでしょう?
菊比古にこれみよがしに近づいていくみよ吉。菊比古のことを「5つも年下なのにお兄さんみたい」と言っていたり、子供のような無邪気さを魅せます。が、どこか演技じみている気も・・・。
彼女が何を考えているのか・・・本気なのか、遊びなのか、何か思惑があるのか?まだちょっとわかりませんね・・・。
あと、今週は助六といいみよ吉といい、頬を染めているシーンが多かったのに対し、菊比古がみよ吉と二人きりのシーンでは、みよ吉に押し倒されたり抱きつかれたりした時も一度も菊比古が頬を染めていなかったのが気になりました。
しかしみよ吉にまで「菊さんいいにお~い♪」・・・先週助六からも言われてましたよね。どんだけいい匂いするんだろう菊さん・・・
【最後に!】
菊比古がみよ吉と会うことを助六に伝えた時の、あの微妙な空気はなんなんでしょ。・・・焼きもち?(その場合どっちに焼いてるのかが重要だ。色々と)落語への取り組み方も正反対な二人ですが、これからみよ吉と出会ったことで、二人の関係性も変化していくのでしょうか。というかそろそろ、菊比古の落語も聴きたいですね!来週は落語シーンあるかな?
なんか山寺さんの夢金を聞いてたら「生の落語が聞きてぇ!」と落語聞きたい欲が抑えきれなくなってきました。オレ、この仕事が終わったら・・・寄席にいくんだ・・・。あぁ、菊比古じゃないけど・・・時間が欲しい!!
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