グロ度 ★★★★
再現率 ★★★
結論:グロ要素は頑張った!!
2015年 日本
監督:山田雅史
※ゲーム、及びOVA版のエンディングに関するネタバレあり!
※未プレイ・未視聴の方はご注意ください!※
高校生活最後の学校祭が終わり、後片づけをしていた哲志たち。転校する繭とももうすぐお別れだ。そこで委員長のあゆみが「みんなでずっと友達でいられるお呪い」をしようと提案する。だが、「幸せのサチコさん」と呼ばれるその呪いを終えた途端、彼らはかつて児童が殺された、忌まわしき「天神小学校」へといざなわれてしまう──!
/主要人物/
■中嶋直美(演:生駒里奈)
ヒロインその1。哲志に惚れている。
■篠原世以子(演:喜多陽子)
直美の親友にして百合っ子。
ゲームではどうあがいても絶望だったが・・・。
■持田哲志(演:池田亮介)
主人公。
直美のことが気になってる。
■持田由香(演:松浦愛弓)
哲志の妹。
原作では展開次第でエラい目に遭うが今回は・・・
■篠原あゆみ(演:前田希美)
委員長。ヒロインその2。哲志に横恋慕している。襲い掛かる子供の幽霊を成仏させようと頑張るが・・・。今作の闇墜ち担当。
■岸沼良樹(演:JUN)
あゆみに惚れている不良。だがいいヤツ。原作のゲームよりも明らかにフラグが立っているが、その想いは果たして報われるのか・・・
■宍戸 結衣(演:小坂温子)
哲志たちの担任にして、今作の第一犠牲者。
ゲームやOVAを視聴していた人間にはビックリポイント。
■サチコ(演:内藤穂之香)
ご存知最凶幼女。だが可愛い。
割と好印象なキャスト陣
直美&哲志、あゆみ&良樹のコンビはゲームと比べても思ったほど違和感なく、特に穂之香ちゃん演じるサチコの可愛さには個人的にかなりキュンときた!由香ちゃんなど実写では厳しいであろうキャラクターも、出来る限りゲームに寄せつつ許せる範囲で収めていたと思う(由香の制服とカチューシャもゲームと同じだったし)。
森繁(演:諒太郎)は映画版では刻命の役割も兼任。おかげでゲームよりもヤバい人度が上がっていたように思える。そして繭ちゃん(演:美砂玲奈)は・・・あ、あの髪型を再現するのはキツかったんだね・・・そうなんだね・・・!
個人差はあるだろうし許せるかどうかも分かれるだろうが、原作の雰囲気を可能な限り再現しようという意気込みは感じられたキャスト勢でした。
気合を入れたグロ描写!
「ホラーゲームの実写化とはいえ、主演はアイドルだしどうせ大したことないんでしょ?」とタカをくくってると意外に痛い目に遭う、気合入りまくりのグロ描写!のっけから先生がパッカーンされる展開には驚きを隠せなかった。さらに原作のグッドエンディングではなく、バッドエンド寄りの展開(あゆみの闇墜ち)を採用するなど、ハッピーエンドになんか絶対にさせないという謎の意気込みを感じる。
ストーリー(というか死亡者リスト)
※ラストのオチのネタバレ注意!※
演出面は・・・
さすがに旧校舎は再現できなかったのか、天神小学校が普通の(近代の)小学校になっていた点だけは残念だった!ロケ地や予算の問題なんだろうが、ゲームをプレイしていた人間にとっては、木造校舎以外の天神小学校なんて天神小学校じゃな~い!(仕方ないんだけどね)。
ほか、OVA版にもあった画面が傾く演出が使われていたり、エンディングも同様だったりと、全体的に映画は「ゲームの実写化」というより「アニメ版から刻命要素を抜いて実写化」といった方が近いかもしれない。
主題歌も良曲!
子供の幽霊の人数を一人削ったりと、無理のない範囲で出来る限りコンパクトに上手くまとめてあり、原作大好きっ子の自分でも意外に楽しめた実写映画、主題歌がコープスでお馴染みの今井麻美さんだったのも嬉しかった!「星屑のリング」も名曲だが、こちらもなかなかの良曲。アニソン好きならオススメ!
~こんな人にはオススメできません~
■オレはアイドル映画が観たいんだよ!な人
とにかく可愛い生駒ちゃんが観たいだけで、グロ耐性がない人は覚悟した方がいいかもしれない。
■原作至上主義な人
無理な人には無理だと思うが、実写化映画の中では比較的頑張っている方だとは思う。
最後に
公式HPを確認すると、なんと!今作と同じく生駒ちゃん主演で、今年の夏に続編が出るそうです!生駒ちゃんということは直美ちゃんが主人公?しかもこのラストで続編という事は、まさかゲームのBook of shadowsのストーリーが実写化になるんだろうか!?これはチェックしないと!!
↓続編の感想はこちら!
↓ゲームの実写化といえば?