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【アニメ】昭和元禄落語心中 3話感想~あくび指南を聞きながら交わした指切りが切なかった・・・※ネタバレあり

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※アニメ第三話のネタバレあり!
※原作はほぼ未読の状態で視聴しています。

結論:デレ顔の破壊力がぱない。

OPを見て地獄少女思い出しちゃったのは自分だけだろうか(大体フォントのせい)。

あと今日始めて気付きましたが、音響監督が声優の辻谷耕史さんじゃないですかぁ!!元々音響監督もやられていることは知っていましたが、まさかこの作品も担当していたなんて・・・ビックリした!!

己の落語に悩む菊比古

昼は学業・夜は寄席と、落語になかなか時間をとれない菊比古と、一日中落語漬けの初太郎。二人の力量の差は日に日に開いていくばかりで焦りは募るばかり。師匠のアドバイス通りに「腹から声出せ」と言われるも上手くいかない。だが初太郎から、郭話や色っぽい話が向いていると言われ、自分に向いている落語を模索しはじめます。

自分には絶対に出きないがおまえなら、と言われ照れる菊比古。

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・・・照れてる顔が物凄い可愛いんですが!!

菊比古の恋

初太郎からは「いつか一緒に吉原へいこうな」なんて話題を振られるくらい、恋に多感なお年頃となった二人。そんな菊比古の周りにも女性の姿がちらほらと・・・。

昭和元禄落語心中 お千代

菊比古の初カノ、下座見習いのお千代さん(CV:伊藤結衣)。下座というのは客席からみて右側の奥の場所で、そこでお囃子を演奏する人のことのようです。

「女を知りたかった」という理由から付き合ったとはいえ、昭和の時代の男女のお付き合い。随分と清い交際だったようですが長くは続かず、彼女とはすぐに別れてしまいます。

でもそれは二人のせいではなく、時代の流れによるものでした。そう、戦争が起きつつあったのです。

忍び寄る戦争の影

確か昔、林原めぐみさんがラジオでおっしゃっていました。大きな自然災害や戦争などが起きると、真っ先に切り捨てられてしまうのが「娯楽」だと。当然といえば当然なんですが、戦争中は、花柳界などの落語が禁演落語になってしまっていたんですね。

あまり生々しい戦争の描写はありませんでしたが、当時のあの状況で、娯楽の世界で生きるということはどれだけ辛いものだったのでしょうか。

やがて戦争が本格的に始まり、初太郎は師匠と満州へ、足が悪い菊比古は田舎に疎開することになり、二人は離れ離れになってしまいます。

最後の夜、指切りを交わし、まるで子守唄のように優しく響く「あくび指南」・・・切ないシーンでした。(もともとこの落語は「あくびの稽古をする」というお話なので、確かに夜寝る前にピッタリの落語でもあります)

遂に登場!みよ吉(CV:林原めぐみ)

時代に翻弄されながらも、日々を過ごしていた菊比古。幸いにして戦争が終わり、師匠と初太郎は五体満足で無事に帰ってきましたが・・・

昭和元禄落語心中 みよ吉

なんかスッゲーハイカラな美女もやってきましたけど・・・!?

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最後に!

今週は落語のシーンはほぼなく、次々と現れる女たちや、戦争という時代に翻弄される菊比古の日々が中心のストーリーでした。重々しい内容でしたが、初太郎のセリフにもあったように、生きるだけで必死な時には娯楽は必要とされない、でも、腹がいっぱいになればまたみんな娯楽を必要とする。だからこそ絶やさず残さなければいけない。という、どんなに苦しい時でも、人が「笑い」を必要としているというお話でもありました。音楽や演劇という文化が栄えていることは、平和の証であるように思えますね。

さて、今週はラストでいよいよみよ吉が登場!!予想以上に肉食系な感じがする彼女。これは来週の菊比古たちの貞操が心配だ・・・!

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