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【映画感想】バイオハザード~アリスの赤いドレスが宙を舞う!ミラ・ジョヴォヴィッチの脚線美は最高だッ!※ネタバレあり

バイオハザード [DVD]
恐怖度 ★★★★
再現率 ★★★★
スカートから覗く短パン 至福
結論:まさに理想の実写化!!

──バイオハザード発生。
"封じ込め"を開始します──

原題 Resident Evil
2002年 アメリカ
監督:ポール・W・S・アンダーソン

※吹き替え版キャストはDVD版のものです。
※ストーリーに関する重大なネタバレあり。未視聴の方はご注意!※

 

/主要人物/
■アリス(吹:本田貴子)
映画オリジナルの主人公。
バスルームで一人、見えそうで見えない絶妙な角度で倒れていた。神経ガスにより記憶を失っているが、屋敷の地下はアンブレラの研究所へと繋がっており、彼女はその入口を守るためにアンブレラ社に雇われた特殊工作員である。スリットが入った赤いワンピースドレスにブーツという素晴らしいコスチュームで、ゾンビを素手で殴り飛ばし、ケルベロスを回し蹴りで倒す最強のヒロイン。

■ワン隊長(吹:大友龍三郎)
特殊部隊の隊長。
沈着冷静で隊員からの人望も厚い。普通のホラー映画なら終盤まで生き残りそうなキャラだったが、あと一歩及ばなかった。フジテレビ版の吹き替えは玄田哲章さんが担当している。

■レイン(吹:朴璐美)
特殊部隊の女性隊員。
序盤からめっちゃ噛まれるが、その後もゾンビを倒し続けた凄い人。フジテレビ版の吹き替えは高山みなみさんが担当。

■カプラン(吹:咲野俊介)
特殊部隊の隊員でIT担当。
そのおかげで中盤、隊長と一緒にリタイアせずに済んだ。ビビり野郎だったが、ゾンビの群れの中に取り残された際、「オレを置いていけ!!」という漢前なセリフを残し、死亡フラグを回収したかに見えた・・・。が、ちゃっかり終盤まで生存しておりアリスたちのピンチを救う。だが脱出用の電車を動かした途端、用済みといわんばかりに製作者リッカーに殺される。

■スペンサー(吹:江原正士)
研究所へと続く列車の中で出会った男性。アリス同様記憶を失っているが、アリスと同じ指輪をしており、隊長曰く機密を守るため、二人は偽装結婚していたらしい。

実はT-ウイルスを盗み出し、バイオハザードを起こした張本人。

私欲にまみれたゲス野郎だが、記憶喪失時はアリスを気遣うなど優しい面もみられた。さらに事件前、アリスがアンブレラを裏切った事実を知っていながらも、アリスを殺す事が出来なかったことをみると、どうやら偽装ではなく、本気でアリスを愛していたらしいことも伺える。

■マッド(吹:宮本充)
アリスが屋敷で出会った男性。
ラクーンシティの警官だというが、記録には載っていない。実はアンブレラ社に勤める妹と共に、アンブレラ社の悪事を暴こうとしていた。
続編への最強の伏線。

最初から最後まで大活躍するアンブレラ社員の皆さん

今作のゾンビ役担当だが、序盤では彼らがまだ生きている姿が描かれる。

水責めされてしまった女性研究員や、最期まで斧を持って脱出を試みたのであろう研究員の男性など、パニックの中で生存しようと奮闘するアンブレラ社員たち一人ひとりの特徴をさりげなく魅せることによって、彼らがゾンビとなって再登場した時、すぐ誰だか解るようにしている演出が非常に良い!

だが、恐らく頭を切断されたのでゾンビとなって再登場することも叶わなかった、冒頭のエレベーターの女の人はめっちゃカワイソス!

ゲームでお馴染みのあの部屋も登場!

アンブレラ社やウイルスなどの世界設定はゲームと同じものの、キャラクターやストーリーはほぼ映画オリジナルの今作。だが、随所にゲームと同じデザインのものがとりいれられており、ゲームファンとってもゲームを知らない人間が見ても楽しめる作りとなっている。

ゲームとの類似点
・アリスが住んでいた洋館の一室に、「バイオ1」でお馴染みのあの女神像の部屋がある

・屋敷の地下にある列車は、「バイオ2」終盤でラクーン・シティを脱出する際に使われていた列車。

・アリスがケルベロスに襲われる研究所の1室が、「バイオ2」で窓からリッカーが飛び込んでくる部屋に酷似。

その他にも「バイオ2」でリッカーが初登場した時のムービーを意識したような構図があったりと、シリーズをプレイしたことがある人間ならニヤリとさせられる。

最大の敵:レッドクイーン

何といっても映画最大の敵はゾンビ!!・・・ではなく、映画オリジナルの人工知能・レッドクイーン!バイオハザード発生後、ウイルスの流出を防ぐためアンブレラ社員たちを容赦なく殺害し、ワン含め特殊部隊の隊員たちをCUBEも真っ青なレーザートラップでサイコロステーキにした。

この殺し方があまりにもインパクトがあったためか、逆輸入のような形で「アンブレラ・クロニクルズ」のゲーム本編にも登場するなど大活躍した彼女(?)。とはいえ彼女自身は被害を最小限に抑えるように設定されているだけで、人間に悪意を持っているというわけではない。が、喋り方がいやに人間臭かったり、心理状態をキチンと読み取った上でアリスたちに交渉を迫るなど、単なるプログラムという枠を超えた悪役っぷりを見せ付けてくれる。

ちなみに、クイーンのホログラムは開発者であるプログラマーの娘の姿をしている。つまり幼女。しかもDVD版の吹き替えはかないみかさんが担当。最高である。

↑デラックスエディションには、DVD版の吹き替えと、フジテレビ版の吹き替えを収録した特典ディスクがつきます!朴さんも高山みなみさんのお声も両方聞きたいわ!という方はぜひ! 

~こんな人にはオススメできません~
■グロNGな人
といってもグロいのはレッドクイーンの無双シーンだけで、案外そこまでグロい映画ではなかったりする。

最後に!

当時、ゾンビを肉弾戦で倒すヒロインに驚きを隠せませんでした。ラストで大の男をワンパンでノすとかアリスさんマジ最強。全体的に、ゾンビをはじめリッカーとかお馴染みのクリーチャーたちも、銃で倒されるシーンというのはあまり無かったのが印象的です。ゲームみたいに銃で簡単に倒せてしまうと緊迫感がなくなってしまうからなのかな??

そういえば日本ではお馴染みのバイオハザードシリーズは、欧米では「Residen Evil」(身近に潜む恐怖?)と呼ばれているんですね。うぃきによると、当時欧米で「BIOHAZARD」がすでに商標登録されていた為だったとか。全然知らなかった!

映画もゲームもそうですが、1作目以降どんどんアクション比率が高くなり、ホラー要素が大分薄くなってきてしまったので、ここらで一発!原点回帰して欲しいですね~。

↓ゾンビものがお好きなら!

↓同じく有名ゲームの実写化!