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【アニメ】すべてがFになる 10話感想~Fの謎が、犯人が、全ての謎が明らかに!紫苑、それは十五夜草の花の色・・・※ネタバレあり

犀川先生

※第10章「紫苑色の真実」のネタバレあり!
※原作「すべてがFになる」を全く知らない状態のまま視聴しております。

結論:四季と同じ景色は見れないな・・・

※事件の謎について重大なネタバレあり
※視聴済みの方のみ閲覧推奨※

 

前回、四季を名乗る何者かと会話した犀川先生。本当にその人物は四季なのか?四季の娘はどこへ行ったのか?遂に今夜、犀川先生と萌絵が脳内の世界で犯人と相対する!「すべてがFになる」のFの謎が、事件の真相が明らかに・・・!

この扱いの差は一体

もうお馴染みとなった脳内のイメージをみせるヴァーチャル機械。この機械を使って四季を名乗る人物から全ての真相を聞くことになりましたが・・・

萌絵 取調室
こちらが萌絵が見ている風景。
取調室の様な暗くて狭い個室に、粗茶。

そして犀川先生はというと・・・

犀川先生の脳内

南国トロピカーナ調。

おい、なんだこの扱いの差は!!

これは四季が二人に対して・・・というより。
先生が、萌絵が、四季と話すならこういう場所・・・というイメージがそのまま見えているという事なんでしょう。(萌絵は目の前の人物を「四季を騙る誰か」だと思っているから取調室なのかな?) 

Fの謎

全ての本が15までしか存在しない四季の部屋。
その部屋で育てられた四季の娘は、四季からこう教えられていた。

「全ての生き物は、15歳までしか生きられない。14歳になったら親を殺して外へ出て行く」

と。

だから16以上の数を覚える必要が無い、四季がそうしてきたように、四季もまた娘に殺されて生涯を終え、そして娘も同じ人生を歩むのだと。

なんてとんでもねぇことを教えてるんだ・・・

そして「すべてがFになる」のFとは、
16進数の「F」。

15までの数字が1ケタになる16進数の世界で、10はA、11はB・・・そしてFは15を意味するのだ。
レッドマジックで時間を操作する変数は、16進数で最大4ケタの数字まで使う事が出来る。

16の4乗・・・
前回萌絵が解いた65536。
そこから0からスタートした分を引き
65535。

この数字を16進数で表記すると
FFFF

レッドマジックを起動して65535時間後に、すべてがFになった瞬間。それがあの空白の1分間。

自分が殺されることも含め全て、四季が仕組んだことだったのだ。

ドレスの死体の正体は・・・

ドレスの死体の正体は・・・なんと四季の娘!
本来、親を殺して四季に成り代わって生きるはずだった娘。そのために世間に露出を増やし、萌絵とも面会したのだった。

だが、その時の萌絵の発言。

「あなたは誰ですか?」

──この問いを聞いた時、一瞬動揺してしまった四季の娘。
ずっと親を殺すよう育てられた彼女は、そこで自分が何者なのか疑問を持ってしまった。そして、親を殺す事が出来なくなってしまった。

果たして彼女は自殺したのか、それとも四季が殺したのか、四季に殺されることを自ら願ったのか・・・二人だけのあの部屋で何があったのかはわからない。

だが、娘は死んだ。
あのドレス姿の死体は真賀田四季ではなく、娘の死体だったのだ。

てっきり体格差をごまかすために手足を切断したのかと思っていたが、娘との指紋の違いがわからないように手を切り、さらにそれをごまかすために足も切ったのだ。

自分が産んだ娘を切り刻むことも、未来との会話で「あなたがどんな姿でも愛せる」といった四季ならば抵抗がなかったのだろう・・・。

犀川先生、念願の四季との邂逅

四季の脳内の中で、同じ景色を見る二人。
「海が見たい」その願いそのものの真っ白な砂浜と蒼い海。
そういえば2章のタイトルも「蒼色の邂逅」でした。

四季から「今何を考えているか」と問われた先生。

犀川先生海の中

「煙草を吸ってみたい」
「だって水の中じゃ吸えないから」

と応える先生に四季は、

真賀田四季・海

「素敵だわ」
「私は必ずいつか、先生のところへ行きます」

「覚えておいてね」

・・・所長涙目じゃね?

四季は外の世界へ

現実世界へ戻った先生は、四季が既に島の外へ出て行ってしまったことにようやく気付く。前回儀同さんが見た女性・・・紫色のワンピース姿の女性が四季だったのだ。

そして更なる真実が。
実は
真賀田未来という人物は存在しない。

未来は、四季が騙っていた姿だったのだ!

入れ替わりどころか最初からいなかったとは・・・!

【最後に!】
なんでサブタイトルが「紫色」ではなくて「紫苑色」なのかと思っていたら、「紫苑色」とは紫苑(しおん)の花の色のことで、紫苑とは別名十五夜草というからなんですね・・・こんなとこにも15とは!!(因みに花言葉は「あなたを忘れない」)

しかし10話でほぼ全ての謎が解けてしまいました。
ですが色々と引っかかるところはあります。未来は本当に存在しないのか?それとも実際には存在していて今もアメリカにいるけれど、単に四季が姿を騙っただけなのか・・・とか。というかそんな戸籍云々までイジれるのか四季ちゃん・・・

10話を見るまでは四季ちゃん大好きだったんだけれど、どうしても娘に親殺しをさせるという考えは納得できなかったなぁ。確かに種を残して花は枯れるけれども、それは寿命で死んでいるのであって種が殺してるのとは意味が違うと思うんだが。

所長はもう少し四季のことや娘のことを真剣に考えた方が良かったんじゃねーのか!?とか。

色々とモヤモヤする~!

来週はエピローグ的な話なのかな?う~ん、事件の動機についてはもうちょい真剣に悩んでみたいと思います!そしてアニメ見終わったら一刻も早く原作を読むんだ!!もう読みたくて読みたくて限界なんだよ~!!

↓最終回の感想はこちら!

↓前回の感想はこちら!