ワルサースルー。表向きは探偵社。
だがその実態は、世界征服をもくろむ悪の秘密結社だったのだ!!
今日も世界のどっかにある、
あらゆる悪い力を増幅させる文献も資料も存在しない幻の石、クリスタル・オブ・ワルイコトを探す為、悪の限りを尽くすのだ!
正義の刑事や少年探偵団。
悪の親玉のサイボーグボディーガード。
並みいる敵を薙ぎ倒し
戦え!ワルサースルー!
探して!ワルサースルー!
そんな彼らの合言葉は!
「何事もあきらめずに最後までコツコツ頑張ろう。」
登場人物紹介
作者:たかなし霧香
掲載誌:月刊少年ガンガン
掲載期間:1998年4月号~2000年10月号
コミックス:全二巻
/主要人物/
■セルジオ
金髪グラサンのイケメン。22歳。
悪いことに憧れて悪の秘密結社に入るが常識人のためツッコミ役に。
■ケイト
生き埋めが趣味の16歳。
タンクトップ姿が可愛い。
■ポッチン
真ん中の人。
※画像参照。一応25歳。
今世紀最大の極悪人で性格はヘビのように残忍。
だが怖がることは無い。
実力は全然無いから。頭も悪いし。
■社長
金髪ロングの美人。
実はケイトの母。だが男の趣味は最悪。
ワルサースルーの社長だが、最後まで本名が明らかにならなかった。
なんでアニメ化しなかった。
月刊少年ガンガンで、当初4コマギャグ漫画として連載されていた作品。学生の頃大好きすぎて1巻の発売日に本屋へ直行したら、1冊も売ってなくて泣きそうになったことをいつも思い出す
ストーリーは、wiki先生の項目ですら空欄のままという事実からお察しください。
この記事でもウソは言っていない。
大体あってる。ハズ。
ノリとテンポだけで全てを乗り切るハイテンションなギャグ漫画・・・今の時代ならば、5分ぐらいのフラッシュアニメーションとしてアニメ化できそうだったものを・・・速すぎたんだ・・・
作者のたかなし霧香さんとは
今は亡き月刊少年ギャグ王時代から、『ハイパーレストラン』 というWORKING!!なんて目じゃないレベルのぶっ飛んだ店員が登場するレストラン漫画を描いていた方。
初期の絵は可愛い系だが、ワルサースルー2巻以降は絵が変わりリアル系な絵柄になっている。漫画の特徴としては変態しか登場しない点があげられる。ポッチンのような明らかにおかしいヴィジュアルの変態に始まり、結構なイケメン&美女も中身が変態だったりする。そこがいい。
常識人1人に対し(大抵主人公)周囲が全て変人と言う構図に見えるが、主人公もなんだかんだいって変人側なので、どうしたってただのカオスになる。
当時の人気は・・・
特にワルサースルーの初期の絵は上手い方ではないとはいえ、キャラクターがとても可愛かった。また、ガンガン本誌で一度カラーになったこともある。そして4コマだったのは2ヶ月だけでそれ以降はショートギャグマンガになっていったことから、おそらくはそこそこ人気があったんじゃないかと思われる。・・・多分。
少なくとも、当時学生だった私とその周辺にはワルサースルーブームが来ており、同時期に流行っていた守護月天や最遊記を遥かに凌駕する勢いで漫画の回し読みがされていたというのに・・・。
中古屋にも置いていないであろうマニアックなギャグ漫画だが、カオスなノリについていける方は一読してみてはいかがだろうか?
↓4コマギャグ漫画、お好きですか?