びーきゅうらいふ!

 ホラー映画やアニメやゲームを好きに語る感想サイト。ネタバレ多め。

【映画感想】マンドレイク 人喰い植物のえじき~サタシネで吹替版でやってくれた勇気に敬意を表す※ネタバレあり

マンドレイク 人喰い植物のえじき (字幕版)

サタ☆シネの欄にこのタイトルを見つけた時から決めてました。
これはB級映画に違いない!と。

B級ホラー度 ★★★
ストーリー ★★
触手プレイのエロさ 期待はずれ。
結論:先住民の方が怖ぇよ。

2010年 アメリカ
監督:トリップ・リード

/主要人物/
■フェリシア(演:ベッツィ・ラッセル )
人類学者のヒロイン。

■マッコール(演:マックス・マーティーニ)
軍曹。用心棒。
作中「オレには娘がいるんだ。絶対に生きて帰る」という最強の死亡フラグ台詞を吐く

■リン(演:ウェイン・ペレ)
眼鏡の考古学者のおっさん。
警告をガン無視して古来からの封印を解いちゃう系男子。
イヤミな憎まれ役だが意外に憎めない。

■ハリー・バルガス(演:ベニート・マルティネス)
自分の先祖の宝探しの為に主人公達を雇った金持ちのおっさん。
危険だとわかっていて主人公達をジャングルの奥地へ送り込むクズ野郎。
だが自ら森へ乗り込んだりやたらアクティブで、ジャングルにおいても人や人じゃない何かの気配に敏感。
空気が重い事を舌で感じる凄い人。

■先住民のみなさん
この映画でマンドレイクよりも人を殺している。
触手エロシーンは皆無なのに、ガチムチ先住民♂の太股や短い腰布から見えるチラリズムを惜しみなく披露していく。触手でアッー!されるシーンが多い。

感想

バルガスに雇われた主人公チームが先住民のお宝探しにジャングルの奥地を調査中に棺を発見。ルビーがついた短剣が刺さった骸骨を見つけ、現地ガイドの警告を無視してそれを引き抜く。そして封印が解かれたマンドレイクに次々と──!

・・・というようなお約束B級ホラーかと思いきや、実際に人を殺しまくるのは先住民だわラスボスはバルガスの立ち位置だわで、マンドレイクが空気。
しかも、先住民とは襲われたり逆にあっさりと助け合ったりと、関係性がころころ変わるのでイマイチ感情移入が出来ない。
そして一番肝心のモンスターであるマンドレイクの触手プレイが全くエロくない、ではなくて、マンドレイクの倒し方も「先住民以外の人間の心臓に短剣を突き刺して封印する」というよく解らんルールなのでラストもイマイチ盛り上がらない。というか、そんなに外部の人間の心臓が必要ならなんでベースキャンプ襲って探索チームわざわざ皆殺しにしたんだ先住民は・・・

良かった点は軍曹さんが最初から最後まで割といい人で主人公とちゃんと生き残ったところ。お約束の台詞を言った時は絶対コイツ最後に死ぬだろ!!と思ってたが死ななかった。マンドレイクを倒す為、先住民に短剣を渡して「それでオレを刺せ!!」と言い放った軍曹さんマジ漢前。フラグへし折ってくれて良かった。

~こんな人にはオススメできません~
■B級好きじゃない人
冒頭で述べた数々の矛盾を笑って許せる人以外にはオススメできない。
というか、Z級ホラーが好きな方以外オススメできねぇ。

植物モンスターと聞いて何かを期待した人
触手プレイどころかエロっちぃサービスシーンは皆無。

最後に一言!

B級どころかZ級
ツッコミどころを探して笑う為の映画。
だが敢えて言おう、そこがいい!
そしてそんな映画を地上派吹き替えでやってくれるテレビ東京さんは最高だッ!!またマニアックな映画をやってくれることを超期待してます☆

↓低予算だっていいじゃない!