エログロ度 ★★★★★
下品度 ★★★★
吹き替えのキャスティング よくやった!!
結論:意外に良作!!
2010年 アメリカ
監督:アレクサンドル・アジャ
/主要人物/
■ジュリー・フォレスター保安官(吹:三石琴乃)
主人公。お母さんは強し。
■ファロン保安官代理(吹:出川哲朗)
真面目な保安官。最後は漢気を見せる。
「ヤバイよヤバイよ」とかは言わない。
有名映画のリメイク作品、モンスターパニックもの、何故か声優が出川哲郎さん。──と3拍子揃ったガッカリ映画必死・・・・・・かと思いきや!
スタッフのお遊び要素満載のキャスティング(そしてそれを受け継いだかのような吹き替えのキャスティング)含め、意外や意外、ラストまでテンポ良く飽きずに観れるおバカエログロホラーの良作だった!
最大の見所:ちょい役のキャスティングのお遊び要素!!
■ローラ&ゼイン(吹き替え:釘宮理恵&田村ゆかり)
主人公の娘&息子。吹き替え版では幼女のおねーちゃんがくぎゅう、そして弟のショタが田村ゆかりさん。
この二人を姉弟にキャスティングしたスタッフはわかってらっしゃる・・・わかってらっしゃるよ!!
■冒頭のバス釣りしてるおっちゃん(演:リチャード・ドレイファス)
かの有名作「ジョーズ」のフーパー!
この人が記念すべきこの映画の一番最初の犠牲者である。
■魚研究家のカール(演:クリストファー・ロイド)
やたらマッドサイエンティスト臭を漂わせるアマチュアの魚研究家。
演じているのはバック・トゥー・ザ・フューチャーのドク!
見所①:とにかくノリノリ!
舞台がTシャツ濡れ濡れ祭り開催中のビーチということで、とにかくハイテンション。
素っ裸のおねーちゃんが泳いでいる姿や水鉄砲でおねーちゃんの服を透かしまくるというサービスシーン満載。裸のギャルが踊りまくる能天気なイベントが突如鮮血で染まるというお決まりな展開が、頭からっぽにして楽しんで見れる大事な要素になっています。
見所②:テンポの良さ
上記に加えてストーリーのテンポが良く、ピラニアが襲い掛かってくるスプラッターな部分とオバカな日常パートが上手く噛み合っていて、B級映画にありがちな説明シーンが入った途端ぐだる…といった事がない。ピラニアが何故凶暴化してるのか細かい所は気にしたら負けだ。
見所③:出川さんが割といい味出してる
お笑い芸人を起用して大失敗する例はよくあるが、今回の出川さんはなかなかの好演だったと思う。本職の声優に比べると違和感がある人もいるかもだが、それほど気になっちゃうもんでもない。何故ならこの映画は存在自体がノリで出来ているからだ。そんな映画のノリに乗ってラストの台詞を「リアルに痛い」にしたスタッフは最高だ!
~こんな人にはオススメできません~
■下品なノリがダメな人
グロよりもおバカなエロシーンが満載で逆にイヤらしさはない。が、グロホラーは好きでも下品なのはちょっと・・・という方にはオススメしない。
最後に一言!
全体的に人が食われてもグロくてもノリが明るいので胸が悪くなるようなことはあんま無いです。「今まで襲ってきたピラニアはまだ子供で、どこかに親がいる!」──と言った瞬間親に襲われてエンド、というラストのオチまで徹底してモンスターパニック映画だったのが最高です。期待以上に楽しめました!!
↓サメ映画もいかがです?
↓リチャード・ドレイファス出演!