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貴族探偵 7話感想~謎の秘書・鈴木の正体が明かされる、喜多見切子最期の事件!

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ドラマ「貴族探偵」7話感想!
事件のあらすじなど本編ネタバレ含みますので、未視聴の方はご注意ください!

※原作は未読の状態で視聴。

結論:いい加減マジで廃業になるぜ・・・?

7話のあらすじ

2016年3月26日。午前2時。
相模原の自宅で電子機器メーカーの社長・都倉健一が自室にて睡眠薬を服用のうえ手首を切り自殺した。鍵は胸ポケットと、部屋にあったカバンの中からそれぞれ発見され完全な密室となっていた。が、女探偵・喜多見切子は、この事件は自殺ではなく他殺だと見抜くが・・・。

登場人物

■喜多見切子
今週の主役。
その美貌で鼻形を見事にたぶらかすなど自身の武器をフル活用して捜査にあたる。推理力は相当なもので、あの貴族探偵すら出しぬくほど。とある人物の心情も察してことをうまく進めるなど、二重三重に食えない人物。

貴族探偵とはパーティーで何度か会っただけで実際事件現場で遭遇したのは始めてらしいが、探偵にとある人物について聞くなど、重大な何かを探っていたらしい。

■鼻形雷雨
切子の色気に負け、上の許可も貰わずに事件現場にアッサリと彼女をいれてしまったダメ警部補。この頃はまだ派出所勤務だったが、事件の手柄を切子から与えられたことでのちに昇進したらしい。

■都倉健一
15年前妻を亡くしてからずっと秘書の真佐子と関係を持っていたが、光恵と再婚した。再婚には随分と悩んだらしく、光恵をまじえて切子にも何度か相談していたらしい。

事件の犠牲者ではあるが、内縁の妻と現在の妻に全く同じバッグをプレゼントしているなど、女関係は色々とアレな人だった。

■正津幸彦
都倉電子の営業部長。
家族とも親交が深いなどいかにも犯人臭かったが、別にそんなことはなかった。

■都倉光恵
妻。事件当時のアリバイはない。
銀座のクラブでホステスをやっていたが、健一と出会って半年後には結婚。彼の秘書として働き始める。

■都倉忠仁
長男。
ずっと面倒をみてくれていた真佐子を慕っており、いきなり現れ結婚した光恵のことを心底嫌っている。事件が起きた時間は妹と共に殺せんせーの映画(レイトショー)を観にいっていたためアリバイがある。

■都倉江梨子
娘。
兄同様、光恵のことを恨んでいる。

■旗手真佐子
社長秘書。遺体の第一発見者である。事件当時のアリバイはない。
事件当日は接待準備のため、営業部長の正津と一緒に社長宅にいた。
15年間健一の内縁の妻という関係で忠仁の信頼も厚いが、事件直前に妻の光恵と持っていたバッグが一緒だったことで「あてつけか」とケンカを売られてひと悶着を起こしる。

■山本
SHURABAの発音がやたらいい執事。女役に違和感がなくなりつつある。

■田中さん
再現VTRでは被害者役だったが、チョコレートがおいしかったのかパクパク喰いすぎていつまでも立っても寝なかった。

■佐藤
今回はお得意の手品を披露し、貴族探偵と手品談義に花を咲かせる。もうこの人に出来ないことは何もないのだろう。

■鈴木
真っ黒なドレスのような衣装を着た秘書。正体はギリの中の人であることが判明した。

■貴族探偵
新たな使用人・鈴木に「確実に殺せ」と命じるなど、切子が示した名前に過剰な反応をみせていたが・・・。

事件の真相

部屋に残された糸の切れ端や被害者の胸ポケットに小さな穴が開いていたことから、糸を使ってロープウェーのように飾り窓の外から被害者の胸ポケットに鍵を移動させたという事件のトリックを見破った切子。残っていた糸の切れ端からDNA鑑定されないよう、飾り窓の外から強アルカリ洗剤をつめた水鉄砲を使い、タンパク質を分解。その後30度に設定したエアコンの温風を当て続け、床を乾かしたことに気付く。その証拠に、エアコンの温風によりチョコレートは溶けていた。

切子は犯人をアリバイのない光恵と断定するが、貴族探偵(の使用人)が実際は残っていた糸の切れ端は両端が切断されたものであり、故意に真犯人が残したものであることを看破。真犯人は真佐子であることを見抜く。真佐子は事件直後に持っていたカバンが入れ替わっていたことに気付き、カバンを部屋に戻してからまた糸による即席ロープウェーを使いカバンの中に鍵を戻し、その際、光恵の口紅をつけた糸をわざと残していたと推理する。

事件は貴族探偵の勝利・・・に思えたが、実際は切子も証拠を見た時点ですでに事件の謎は見抜いており、わざと間違えることで光恵の本心を子供たちに知らせ、家族関係の修復を図っていた。

「政宗是正」の謎

「彼女のことはおまえに任せる」「確実に殺せ、鈴木」と命じていた貴族探偵。その後鈴木が監視を怠るな、という命令のあとにタブレットで何か操作をしていたことから、愛香が使用しているギリを通し、切子を監視していた可能性が高い。鈴木の役割は暗殺者的な何かなのだろうか?

また今回登場した「政宗是正」の情報も故意に隠していたようだが、このどこかウソ臭い名前が切子の死とどう関係しているのだろうか。みようによっては、「確実に殺せ」という言葉はこの人物にかかっている気もしなくもないが・・・?

 

 

最後に!

今週は師匠回!
さすが愛香とは違い、あの貴族探偵すら利用するとは・・・本当にくわせものな人物でした。けど鼻形さんみたいな無能を昇進させちゃうのはどうかと思うな!謎の執事がまさかのギリの中の人というのは結構びっくりでしたが?切子を殺したのは彼女なのか。本当に殺人だったのか・・・徐々に真相に迫っていく感じはいいですね。次回はどうやら鼻形さん頑張る!な回らしいので、生瀬さんファンは必見かもです。

↓前回の感想!