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びーきゅうらいふ!

 ホラー映画やアニメやゲームを好きに語る感想サイト。ネタバレ多め。

世にも奇妙な物語 2017春の特別編 ネタバレ感想~夢男、カメレオン俳優・・・今年のスペシャルは一味違うぜ!

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世にも奇妙な物語 春の特別編感想!ネタバレありなので、未視聴の方はご注意ください!thismanが登場する「夢男」「カメレオン俳優」「1本足りない」「妻の記憶」・・・豪華な4本のオムニバスと、ゲストにカズレーサーさん!?春のスペシャルはなかなか気合入ってます!

結論:CV玄田哲章さんとかマジでありがとう!!

目次

夢男(主演:中条あやみ)

あらすじ

人間が心の底で求めている「恐怖」という感情・・・ミドリはちょっとした出来心から、自分で描いた男の似顔絵を使い「最近この男が夢に出てきます。助けてください」とSNSに投稿する。ウワサをあっという間に広がり、その男の絵は「夢男」と呼ばれ日本中で大流行していく。

だが、夢に現われるだけだった「夢男」は、やがて「夢男の夢をみると赤いものを腕にまきたくなる」など設定がどんどん増えていき、夢男が原因で集団ヒステリーが起こる。それだけでは終わらず、夢男に悩まされていた友人は自殺し、やがて人間同士が争い暴動が起こるまでとなってしまう。そしてついにみどりも夢男の姿を目撃してしまう・・・!

・・・という夢を見たミドリ。
だが目覚めたはずの現実でも夢男があらわれる。これは夢、これは夢・・・夢から覚めようとマンションから飛び降りるが、夢は覚めなかった・・・。

ケガをしながらも、一命はとりとめたみどり。だが、群集にまぎれた夢男の姿を再び発見する。「あなたは何者なのか?」と問うみどりに、夢男は「あなたがたが望んだとおりになっただけ」と応える。みどりはそのまま、夢男の下へと駆けていった・・・。

元ネタは「This Man」

元ネタは「This Man」という、2006年ごろウェブサイト上で公開された男のイラスト。「世界中の人の夢の中に現われる」言われており、サイト上では目撃情報が2000件ほど集まったとされるが・・・

これは誰が故意に作り上げた、架空の都市伝説=創作物である。恐らくはネット上でどう噂が広まっていくのか、実験的な意味合いがあったのではないかと言われている。

作中では本当にこのサイトの男の似顔絵が使われており、「不気味な夢男」の再現率は非常に高いが、後半のお母さんVerの夢男はもろにマスクっぽさが出ていて爆笑してしまった。口パクあってねぇ!!

とはいえ、人々がパニックになっていく様子や死体の描写、マスクがニィ~っと笑う不気味さなど、全体的にかなりいい感じのお話だった。しゃべらせると口や表情が動いてないのが丸わかりでギャグみたくなるが、CVに玄田哲章さんを使ってくれたことは讃えたい。最後の最後までネタを引っ張るその姿勢も嫌いじゃないぜ!

1本足りない(主演:永作博美)

あらすじ

自分が作り上げた完璧なお城を壊されないことに固執する主人公。綺麗な家、愛する夫、娘と息子・・・毎日完璧な朝食を作り、完璧に出迎える。が、家族たちは朝から誰も目もあわせず、せっかく作ったご飯も食べずに出て行ってしまう。

憤慨する主人公。
だが、彼女は台所から包丁が1本なくなっていることに気付く。家族が隠し持っているのではないかと部屋中を漁るが、娘の部屋からは1年で300万もする海外留学のパンフレット、息子の部屋からは現金と血塗れのシャツ、夫のパソコンからは浮気をにおわせるメールなど、家庭を壊しかねない証拠が次々と見つかる。

自分に多額の保険金がかけられていることを知り、家族が共謀して自分を殺そうとしていると問い詰める主人公。だが、頼むから自分の城を壊さないでくれ、と泣いて頼む。

娘たちは、もうすぐ金婚式の主人公に海外旅行をプレゼントしようとしていただけだったと明かす。安心した主人公は再びキッチンを片付け始める。無くなったと思われていた包丁も無事見つかる。

が、
その包丁は血塗れだった。

主人公は思い出した
昨日の夜、夫も長女も息子もこの包丁で殺したことを・・・。今朝はみんなが無視していたわけではない。みんな、物言わぬ骸となっていただけだった。

気を失う主人公。
目が覚めると、娘たちが心配そうに見守っていた。そして真実を思い出す。それぞれの部屋で怪しいものを見つけたことは本当。だが、結局主人公は全部見なかったフリをしたのだった。自分が作り上げた完璧な家庭を守るために・・・。

みんなずーっとここにいてね。
お母さんが守ってあげるから・・・。

愛する完璧な家族に微笑む主人公。だが・・・キッチンにあった4本の包丁は、たった1本になっていた。

夫も息子も長女も、もう限界だった。
殺される前に母親を殺してしまおう・・・そう打ち合わせて、3人がかりで殺そうとする。

それに気付いた主人公は、幼い頃の自分の姿を思い出していた。

完璧に作った砂の城を誰にも壊されないよう、片時も目を離さず、ずっと見守っていた時のこと。でも、雨が降り城が崩れそうになったこと。

その時自分が、
愛する城を守るためにやったことは・・・。

残った1本の包丁を握り締めた主人公。

誰かに壊されたくないのなら、
壊される前に、壊してしまえばいいのだ。

感想:永作さん劇場

永作さんがイっちゃった主婦役。
だが短編映画の「弁当夫婦」といい、永作さん料理してる姿がほんっっとに似合うな!

頭のネジが1本飛んでしまったような、神経キレそうな女を狂演していたが、死体の血を花(?)にしたりとちょっと変わった演出とマッチしていてわりと面白いお話だった。最後の家族全員が包丁を持って敵対するというわけわからん構図はB級ホラーぽくって最高。颯爽とキッチンを乗り越える永作さんがムダにカッコイイ。でも包丁1本で3人を倒すとかまじシリアルキラー。

カメレオン俳優(主演:菅田将暉)

あらすじ

初の主演のプレッシャーに押しつぶされそうになっていた若手役者が、どんな役でも演じられる最高のカメレオン俳優となるために、カメレオンのホルモンを使った怪しげな薬を使う。薬の効能により演技派俳優となるも、あまりにも役に染まりすぎたため、脳に影響がで始める。それでも薬を手放せない主人公。だが、それを見越してわざとホルモンを抜いた薬を渡していたおかげで、主人公は人生最高の芝居をする。カットの直後倒れて死んでしまうが、薬を打ち過ぎたのか、彼は本物の「カメレオン」となってしまった・・・。

番宣枠乙!

堂々と主演俳優の主演映画を宣伝してくるスタイル。

お話はタイトルまんまで、有名曲を多く使ったパロディが中心。いつものギャグ枠。ポールダンスしている菅田さんのスラリと伸びた長い足が見事だった。色んな役を演じる菅田さんの姿が見れるので、ファンは一層楽しめたのではないだろうか。

妻の記憶(主演:遠藤憲一)

あらすじ

ある日認知症の妻を事故で亡くした主人公。だが葬儀の翌日から、妻の幻を見るようになる。あまりいい夫ではないと自覚していた主人公は幻に向かって話しかけるも、妻の幻は言葉を返すことはなかった。友人の話によれば、それは彼女が忘れたくないという意思により残った、かつての過去の記憶であり、主人公にしか見えていないという。

それから3年間、亡き妻の記憶と暮らし続けた主人公。記憶の妻は当初は元気よく動き回っていたが、やがて本来の時間と同様認知症となり、家にいることが多くなる。

そしてついに、
主人公は妻が死んだ日の記憶を見ることになる。

あの日・・・妻が亡くなった日。主人公の家で火事が起きたのは、認知症の妻がアイロンをかけっぱなしにしたままだったのが原因だった。

だが母親の介護をしていた娘は、あの日「家から絶対に出るな」と言っていたせいで逃げ遅れたのだと自分を責めていた。

だが実際は違った。
主人公は、記憶の妻が家族写真を持っていこうとしている姿を見た。そして、・・・過去の記憶の幻でしかない妻が、なぜか自分の名前を呼んだことも・・・。

幻であるはずの妻の指先と、一瞬触れ合った主人公。その日から、妻の記憶は消えた・・・。

久々の感動オチ!!

ちょっと!!
この話に出てきた公園、「昨日公園」の公園じゃーん!!

一番にそこにくいついてしまった(笑)。

遠藤さんの芝居の力で、じっくりと感動する話になってました。最近は感動系を乱発していた「世にも~」ですが、ひっさびさのラストに感動系を持ってくるこの展開・・・。やっぱりこのくらいのバランスがちょうどいいですね。お話的には特にどんでん返しとかがあるわけでなく地味めではありますが、父親役の遠藤さんが、娘の結婚式でこの話をしている・・・という状況がもう泣けてきます。切なくていい話でした。

メインタイトル (ガラモン・ソング)

メインタイトル (ガラモン・ソング)

  • 蓜島 邦明
  • サウンドトラック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes
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最後に

カズレーサーさんが登場した短編とか「しりとり家族」とか、合間合間のお話も面白く、今回の「世にも~」はかなり満足度が高かったです!ここ最近の世にも奇妙の中では一番怖いお話に力入れてたのが嬉しかったですね。まぁあの夢男のマスク感とお口がモゴモゴしてるのにはわらっちゃったんですけど(笑)やっぱり怖い系はこれぐらいやって欲しいですね。

エンドロール後のオチにも登場し大活躍した夢男ですが・・・玄田哲章さんボイスでしゃべってくれるなら、毎日夢に出てくれていいのよ。むしろカムヒア!です。

↓前作の世にも奇妙は?