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【映画】SING/シング 感想(あらすじ・ネタバレあり)~吹き替え版は長澤まさみさんの歌声がパワフルでびっくり!

映画 SING シング

歌 ★★★★★
ストーリー ★★★★
結論:坂本真綾さんの相手役が斉藤さんだぞぉ!?

2017年 アメリカ
監督:ガース・ジェニングス

※ラストのオチのネタバレあり!
※感想だけを読みたい人は目次ですっ飛ばしてください。

目次

あらすじ

子供のころの夢を叶えて『ムーン劇場』の支配人となったコアラのバスター。
だが今では劇場スタッフの給料どころか電気代も払えず、毎日の様に銀行から催促がかかってくる日々を送っていた。そんな現状を打破しようと、一般応募の中からスター歌手を発掘する大オーディションを開催する!

オーディション当日には劇場には長蛇の列が。エビからクモからキリンまで多種多様な生き物たちが集まり、それぞれの美声を披露する。だが大盛況の喜びもつかのま、肝心の賞金のケタを間違い、とんでもない額を用意しなければならなくなってしまった。

友人のエディの祖母でかつての大女優・ナナにスポンサーになってくれと頼みこんだバスターは、彼女のためにショーの前日にプレビュー公演を行うことになるも、ひょんなことから賞金がまだ用意できていなかったことがメンバーにばれ、さらに乱入者の暴動により劇場は壊滅。土地は銀行に差し押さえられ、全てを失ってしまう・・・。

だが、メンバーや友人の励ましにより、賞金は無いものの跡地に即席の野外劇場を立て、そこで改めてショーを行うことに。最初は数人だったお客さんも彼らの歌声に惹かれ、気付けば劇場は大勢の観客の熱気に包まれていた。

ずっと人前で歌うことを怖がっていたミーナが大トリを務め、ショーは大成功。影から見守っていたナナが土地を購入し、跡地にはバスターの新たな夢・・・生まれ変わった『ムーン劇場』が誕生した。

登場キャラと曲目

バスター・ムーン(吹:内村光良)

映画 シング バスター

「ムーン劇場」の支配人。
6歳のころ父親に連れられてみたナナ・ヌードルマンの舞台に感銘を受け、「史上初のコアラの宇宙飛行士」の夢を秒速で捨てた。その後、父親が30年間ひたすら車を洗って稼いだお金で念願の劇場を購入。晴れて支配人となるも、ショーはどれも鳴かず飛ばずで現在では経営は逼迫している。

そんな状況にも関わらず夢を語れる楽天家で、「どん底まで落ちたらあとは上がるだけ!」と言い切るなど前向きな性格。オーディションで緊張していたミーナに「恐怖に打ち勝つんだ」といって励ましたり、賞金の金額を間違えたクローリーや劇場を大破させる原因となったマイクのことも許すなどかなりのお人好しでもある。

吹き替え版を担当したのはホワイティやマモーやポケットビスケッツのエアキーボードでお馴染みのウッチャン。クレヨンしんちゃんの映画でNO PLANでゲスト出演したことはあるものの、主演声優は初である。

ミーナ(吹:MISIA)

映画 シング ミーナ

内気なゾウ。
歌うことは大好きだが大のあがり症で、人前に出て歌うことがなかなか出来ない。だがその歌声は家族だけでなく近所でも評判で、たくさんの隠れファンがいる。心優しい性格で、再オーディションのお願いをしにきたのにそのままなし崩し的に劇場の手伝いを任されるも、照明や舞台設備など裏方の仕事を懸命にこなす。

劇場を失い意気消沈していたバスターを見捨てずに励まし、結局はケンカ別れするも、跡地でひとり歌っていた彼女の歌声がバスターの心を動かし、再びショーを開催するキッカケとなった。ショーで歌う直前にはかつてのように緊張から体が動かなくなっていたが、バスターに手をひかれ、一歩を踏み出す。

ラストで歌っているのはスティーヴィー・ワンダーの「Don't you worry bout a thing」。野外劇場をふっ飛ばすほどの肺活量で、見事に大トリをつとめあげた。

吹き替えは歌手のMISIAさんが担当。本職の声優の芝居と比べれば若干浮くものの、おどおどしながら控えめに喋る優しげな感じが良く出ており雰囲気が合っている。

アッシュ(吹:長澤まさみ)

映画 シング アッシュ

ヤマアラシ。
彼氏のランスと組んでロッカーとして活動していたが、評判はイマイチ。オーディションでは自分だけが受かり彼氏が落選したことで仲に亀裂が生じ、彼氏の浮気現場を目撃するという最悪なシチュエーションを経験することになる。

本人はまさにロッカーという性格だが、当初はバスターから正反対なイメージのガーリーな曲とドレスコスチュームを推薦されていた。しかし自作した曲が彼の目に留まり、ショーではパワフルなオリジナルロックナンバーを披露。白熱するあまり針をそこら中に撒き散らしながらも観客を湧かせた。

映画 シング 長澤まさみ

劇中で唯一のオリジナル曲『セット・イット・オール・フリー』を歌うアッシュの吹き替えを担当するのは長澤まさみさん。少々ハスキーな声色で芝居をしていたのも驚きだったが、こんなパワフルな歌い方が出来るとは知らなかった。

ジョニー(吹:大橋卓弥)

映画 シング ジョニー

気弱なゴリラ。
吹き替えはスキマスイッチのアフロじゃない方。

ギャングの父親から強盗家業を手伝わされる日々に嫌気がさし、歌手になりたいという夢を叶える為にオーディションに参加。大柄な体から想像できない繊細で美しいバラードを歌い上げ、繰り上げながらも合格。バスターからピアノでの弾き語りを命じられ、クローリーと共に猛特訓を開始する。

が、リハーサルに出演する為に見張りをすっぽかしてしまい父親が逮捕され、勘当を言い渡される。保釈金目当てにバスターの金を盗もうとするが、机にあった自分の書類にバスターからの「生まれながらの歌手」という賛辞を見つけ、盗みを辞める。

野外劇場のショーではエルトン・ジョンの「I'm Still Standing」を熱唱。だがこの時の彼は完全に一人スキマスイッチである。映像を見た父親は感動のあまり刑務所を脱走し、舞台袖まで会いにきてくれた。

ジョニーの曲は3曲あり、
最初の登場シーンでゾンビーズの「The Way I Feel Inside」、オーディションでサム・スミスの「Stay with me」を歌っている。

ロジータ(吹:坂本真綾)

映画 シング ロジータ

専業主婦のブタ。
25人の子供がいて毎日てんてこまいだが、夫のノートンは仕事が忙しいようで夫婦生活はマンネリ気味のようだ。

オーディションではその美声で一発合格するが、いかんせん地味ということで派手でキャラが濃ゆいグンターとコンビを組まされる。ダンスに苦手意識があり当初は渋っていたが、連日のリハーサルで徐々に体にリズムが染み込んでいたのか、最終的にはスーパーで一人ダンシングできるほどに。

ちなみにリハーサル中のあいだ家事育児はどうしていたのかというと、なんと自力で全自動家事機械を作り、それに任せていた。絶対工作技師で食っていけるだろ・・・。

本番のショーでは地味な主婦の格好からセクシーな黒いドレスに衣装チェンジし、魅惑的なダンスを披露。本当の私を見て、とグンターと2人で、テイラー・スウィフトの「シェイク・イット・オフ」を歌いあげる。その後久々に情熱が燃え上がったのか、客席で見ていた夫からキッスされる。

吹き替えはミュージカルにも出演暦がある声優の坂本真綾さん。とにかく歌声が最高に愛らしい。

グンター(吹:斉藤さんだぞ)

映画 シング グンター

キレがあるブタ。
吹き替えはトレンディーエンジェルの真ん中がハゲてる方。「グンターさんだぞ!」

オーディションでは金ピカバージョンの服を着て、レディー・ガガの「Bad Romance」を歌い、キャラの強さもあって合格。本番ではロジータと共に見事なダンスを披露。前半のコントのような演出でバッチリ笑いをとっていた。

性格ははちゃめちゃに明るくポジティヴ。ダンスに気乗りしていなかったロジータを励まし続けていた。主要キャラのうち彼だけ唯一日常パートが存在しないが、落ち込むバスターを励ましにきたりと優しく気のいいブタのようだ。

坂本真綾さんの相手役ということで会話が多いキャラだが、芝居パートでも違和感がないキャラだった。斉藤さんGJ。

マイク(吹:山寺宏一)

映画 シング マイク

吹き替えは我等が山ちゃん。
今作のお騒がせネズミで、騒動の原因の半分はコイツ。気弱な草食動物からカツアゲしたりとガラが悪く、自信過剰なビッグマウスで、賞金目当てにオーディションに参加。歌い方が超ねちっこい。

優勝すると豪語し、まだしてないのにプラチナカードでスポーツカーを購入し高級クラブで美女と豪遊。調子に乗ってマフィア風なクマからイカサマポーカーで金を巻き上げた。(だがこれに怒ったクマたちにバスターの賞金を差し出そうとしたことでバスターの秘密が暴露され、怒って暴れたクマたちが劇場を大破させてしまう)

人間のクズ・・・じゃないネズミのクズだが、野外劇場でのショーでは本気をみせる。ラストでは当初バカにしていたミーナの歌声に胸を打たれていたが、TVに映ったマイクを見てクマたちが再び劇場に現われ本当に喰われそうになるも、クラブでランデブーしていた美女に窮地を救われた。

作中でのマイクの曲は2曲。
オーディションで「雨あめ降れふれ~♪」と歌っていたのはビング・クロスビーの「ペニーズ・フロム・ヘブン」。そしてショーでヘリコプターの暴風に巻き上げられながら歌っていたのはフランク・シナトラの「My Way」である。

作中で歌いながら芝居する唯一のキャラ。これは山ちゃんでなければ出来ない。

準レギュラー

エディ(吹:宮野真守)

映画 シング エディ

バスターの友人。
大女優ナナの孫で実家は超金持ち。プール付の超豪邸に住んでいる典型的なドラ息子で、本人はお茶の入れ方すら解らない。

頼りなさげなヒツジだが、バスターとは学生時代からの友人で、行き当たりばったりなバスターに呆れつつもなんだかんだで彼に付き合い、劇場崩壊後、一人で車の洗車をしていたバスターを見捨てず、自らも体を張って手伝っていた。野外劇場再建後は照明や舞台装置も担当。幾分かしっかりしてきたようだ。

吹き替えは某新世界の神某金木くゥゥン…っ…!で有名な声優の宮野真守さん。ずっとオドオドしていた彼がバスターを励ます側に立った時のギャップが燃える。

カタツムリのレイ(吹:宮野真守)

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めっちゃいい声で歌うカタツムリ。
こちらの吹き替えも宮野真守さんが担当している。

ミス・クローリー(吹:田中真弓)

映画 シング クローリー

バスターのイグアナ秘書。
ピアノが得意なのかジョニーの稽古も担当していた。
200歳を超えるおばーちゃんで、目の片方が義眼なため終始視線が合わず若干イっちゃってるように見えるが単に耄碌しているだけである。序盤に1000ドルだった賞金のケタをゼロ2つ分足して10万ドルにしちゃった人物で、ミスが発覚したあとはクビになると号泣していた。

そんな彼女だが経営難にも関わらずバスターに良く尽くし、劇場が崩壊した時も、バスターが洗車屋を始めた時も、どんな時でも彼のそばで支え続けていた。

吹き替えは某海賊王や某守銭奴アルバイター忍者の卵でお馴染みの田中真弓さん。出演作以外での劇場版アニメのゲスト声優は久々かもしれない。

ナナ(吹:大地真央)

映画 シング ナナ

エディの祖母。
若づくりしているが実は90過ぎ。元舞台女優でトップスター。その人気は凄まじく、生ける伝説と化している。貫禄がありすぎて怖い。大金持ちのためバスターからスポンサーを頼まれており、当初は劇場崩壊の騒動で身を引いていたが、野外劇場でのショーをこっそり見ていたため、ラストでは土地を購入し新たな劇場を建ててくれた。

ランス(吹:谷山紀章)

映画 シング ランス

アッシュの彼氏。
2人で組み、何かというと「~なんていらねぇ!!」と叫ぶ歌詞の歌ばかり作っていた。リードボーカル担当だが、度々自分を喰う勢いで歌うアッシュに苦言を呈していた。が、オーディションで彼女だけが合格したことで段々と不仲となり、ついには浮気までしたダメヤマアラシ。だがTVでアッシュが歌っていた時は彼女の目を盗んでこっそり見ていた。

吹き替えはGRANRODEOのボーカルとしても有名な声優の谷山紀章さん。ちょっとだけだが水樹奈々さんとデュエットするシーンもあり、ファンには嬉しいキャスティングとなった。

ベティ(吹:水樹奈々)

映画 シング ベディ

ランスの浮気相手。
関係がバレたあともランスと手を組み、その後は彼と2人でミュージシャンとして活動していた。TVで歌うアッシュの様子を苦々しげに見ていた。吹き替えは歌手としても声優としても抜群の知名度を誇る水樹奈々さん。

ウサギ三人組(吹:重本ことり、佐倉綾音、辻美優)

映画 シング 佐倉綾音

左からことりさん、真ん中の白いのがあやねる、美優さん。歌っているのはニッキー・ミナージュの「アナコンダ」という曲で、日本語版では「O・SHI・RI~」と歌詞がつけられ、セクシーなお尻フリフリダンスを披露していた。 ただし出番は一瞬である。

その他のキャラ

■ビッグ・ダディ(吹:石塚運昇)
ジョニーの父親。
仲間と組んで街で強盗を繰り返していたが、ジョニーのミスにより捕まる。面会に来たジョニーに「おまえは息子ではない」と勘当するも、TVで歌うジョニーを見て改心した。・・・それはいいがその勢いで刑務所を脱走するにはやりすぎじゃないだろうか。終盤には和解。その後はちゃんと刑務所に戻ったようだ。

■リチャード(吹:MC☆ニガリa.k.a赤い稲妻)
クレイジー・タウンの「バタフライ」を歌ったバッファロー。惜しくも不合格となったが、終盤のショーで観客として登場。手にカタツムリのレイを乗せていた。

■カエル三人組(吹:柿原徹也、村瀬歩、木村昴)
オーディションに合格したカエルたち。だがケンカし内部分裂する。チョイ役だがこのキャストの力の入れっぷりはどうしたことだろうか。ちなみに木村昴さんは新ジャイアン役で有名だが、本人は物凄く歌が上手い。

■キューティーズ
きゃりーぱみゅぱみゅの曲を歌うレッサーパンダの5人組。外国人らしくバスターの言葉が通じず、不合格だったにも関わらずリハーサルに参加。そのたびにクローリーにつまみだされる。だがカエルたちが棄権し、その穴を埋めてもらうための出演交渉をした際、バスターが間違った英語でセクハラ発言をしたため、怒って帰ってしまった。

どこもかしこも名曲だらけ!にんじゃりばんばんも流れるぞ!

ちょっとしたBGMやオーディションで瞬時に流れる曲・・・そのどれもが聞き覚えがある有名ソングばかり!オーディションシーンで流れている曲は1フレーズのものが多いが、吹き替え版では歌っている生き物に合わせてほぼ全ての曲に日本語版用の歌詞がつけられている。

映画 シング きゃりーぱみゅぱみゅ

きゃりーぱみゅぱみゅの「にんじゃりばんばん」を歌うのはレッサーパンダの5人組・キューティーズ。ちなみに字幕版でもちゃんと日本語で歌っている。

誰かの歌が力になる

ミュージカル仕立てのドタバタコメディ調で始まる今作だが、作中で描かれるのは「誰かの歌が力になる」「諦めそうになった時、支えてくれる人の大切さ」という普遍的なテーマ。

中盤。せっかく豪華にリニューアルした劇場が壊滅してしまい、主人公のバスターが全てを失うという衝撃展開が描かれる。自分の人生、夢そのものだった劇場をなくし、今までずっと前向きで楽天家だったバスターが、はじめて意気消沈し、自分の夢を諦めてしまう場面。ここでバスターを支えるのは、今までずっと不安げに見ているだけだった友人のエディと、そして人見知りのミーナである。

オーディションで緊張のあまり歌えなかった時、バスターに励ましてもらったミーナ。バスター本人は緊張をほぐそうと気軽に言ったであろう言葉を大事に覚えていたミーナは、その時の言葉をバスターに伝えるも、失意のドン底にいるバスターには届かない。

だがそんなバスターを動かしたのは、ミーナの歌だった。言葉では立ち上がることが出来なかったバスターは、ミーナの歌で夢を取り戻す。

そして野外劇場でのショー。
やはり緊張で歌えないミーナを、今度は"本当に"バスターが励まし、勇気付けるのだ。「Sing(歌って・・・)」と。

歌えば変わる。
動き出せば何かが変わる。

バスターに、仲間に支えられたミーナが最後に歌うのが、悩むあまりなかなか動き出せずにいる人たちに向けた『応援歌』というのが、ベタだが涙腺にくる。

ミーナとバスター、出番は短いがロジータを信じて支え続けたグンターとの関係や、エディとの友情といった、支えてくれる人の大切さを描いたエピソードと、どん底からまた這い上がるという緩急がついたストーリーは最後まで飽きさない。ラストのハッピーエンドも、これからも夢は続いていくという誰もが幸せになる終わり方で、春休みに見るのにピッタリな映画である。

吹き替え版のキャストについて

ウッチャン演じるバスターだが、アメリカ映画特有の、まくし立てるようなリズムと流れるようなテンポは実際のキャストと比べればやはり出せていない。だがバスターの人当たりの良さや、後半にミーナに見せる優しさなど、暖かみのある雰囲気はよく出ていたと思う。

個人的に特に好演していたと思うのは長澤まさみさんと斉藤司さん。聞いているだけだと長澤さんの声色ってこんなだっけ?と思えるほど、いい意味で長澤さんな感じがしない。こんなにもちょっと擦れたような話し方をする女の子の芝居がハマるとは意外だった。オリジナル曲のセット・イット・フリーのようなパワフルな歌い方が出来るとは・・・。

あと抜群のキャラの濃さで予告でも一番目立っていたグンター役の斉藤司さん。歌のパートは少ないものの歌唱部分もしっかりこなしており、尚且つ坂本真綾さんとの掛け合いが多い芝居パートも違和感なく、キャラにマッチしていたと思う。ロジータと旦那さんのキスシーンで舞台袖で凄く嬉しそうに拍手していた1シーンが大好きだ。

ただやはり一番気になるのは(本職の方ではないので仕方ないのだが)スキマスイッチの大橋さん。芝居パートは人によってはかなり浮いて聞こえるので、この辺りが気になる人は字幕版をおすすめする。

最後に

満員に近い映画館で、自分以外の客の8割が小学生という人生初の状況で視聴しました・・・。小学校2~3年生?のお子様たちで、正直映画が始まる前はどうなることかとドキドキしていましたが、アニメ本編が始まった途端静まり、あとは笑えるところで笑いが起こるものの、おしゃべりすることもなく終始真剣に見ていたようです。これだけ大勢の子供が最後まで集中して観ている、というのはそれだけで良作の証なのかもしれません。ちなみに笑いどころのほとんどはクローリーさんがかっさらっていきました。

とにかく見ていて聞いていて楽しい映画で、大人でも十分に満足できる映画でした。既に続編が決定していると出た時は「なん・・・だと・・・!?」と声に出てしまいましたが・・・。ご家族で見る方や、長澤まさみさんのファンの方や声優好きの方には吹き替えの視聴をおすすめしますが、出来たら字幕版と両方見て頂きたい作品でした。字幕→吹き替えで見るより吹き替え→字幕で見た方が、話の内容や歌の差異が解っていいかもです。

吹き替えのキャスティングに賛否は絶対にあるとは思いますが、オリジナルサウンドトラックに日本語版がちゃんとあるなど、これだけ日本語吹き替え版に注力してくれるというのは、やはり嬉しいものですね。

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