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びーきゅうらいふ!

 ホラー映画やアニメやゲームを好きに語る感想サイト。ネタバレ多め。

ズートピア 感想(ネタバレあり)~ニックの吹き替え声優が森川智之さんという奇跡にマジ感謝。

ズートピア (吹替版)

ジュディの可愛さ ★★★★★
ニックの可愛さ ★★★★★
結論:まさにリア獣。

2016年 アメリカ
原題:Zootopia
監督:リッチ・ムーア

※ラストのオチのネタバレあり!
※感想だけを読みたい人は目次ですっ飛ばしてください。

目次

ストーリー

動物が人間と同じように知性を持ち、二本足で立って服を着て暮らす──これはそんな不思議な世界の話。

肉食動物と草食動物が仲良く一緒に暮らす大都会・ズートピア。そこで初めてのウサギ警察官として田舎からやってきたジュディ。夢と希望でいっぱいの彼女だったが、華やかな都会の影にある偏見や差別に初日から打ちのめされてしまう。しかしひょんなことから出会った詐欺師のキツネ・ニックと共に街で多発する誘拐事件を追うことになり、やがてズートピアの裏で蠢く陰謀と、自分自身の問題と向き合うことになる・・・。

あらすじ

連続誘拐事件

ズートピアで多発している誘拐事件。
被害者はシロクマからカワウソまで大小問わないが全て肉食動物であり、現在は14名が行方不明となっている。が、2週間近く手がかりすらつかめていない。そんな中、行方不明者の一人であるカワウソのエミット・オッタートンを探すよう夫人から頼まれたジュディは、48時間以内に見つけなければクビという署長の条件を呑み、脱税の証拠である録音を脅しにニックに協力を仰いでたった2人で調査することになる。

夜の遠吠え

調査の末、エミットを最後に見た運転手・マンチャスを紹介してもらえたジュディたち。マンチャスの話によれば、車中でエミットは「夜の遠吠え」と何度も叫びながら突然野生に戻り凶暴化。マンチャスを襲い夜の闇に消えていったという。だがなんとマンチャスも部屋に戻った途端に凶暴化し、2人に襲い掛かってくる。なんとか切り抜け応援を呼ぶも、署長たちが駆けつけた時には、何者かによってマンチャスもさらわれてしまった後だった・・・。

ここまでの冒険でニックとの距離が縮まりつつある中、2人は副市長の協力を得て監視カメラの映像を解析。マンチャスをさらったのが狼たちであることを突き止める。彼らを追跡し隠れ家に乗り込むと、そこは巨大な研究所となっており、ゲージにはマンチャス同様野生に戻ってしまった14名の行方不明者たちが隔離されていた。そこにズートピアの市長・ライオンハートも現われ、彼らを攫い隔離していた張本人であることが判明する。

ジュディたちの通報で逮捕された市長。だが彼は「野生に戻った彼らを隔離し、騒ぎになる前に原因を突き止めようとしていただけ」だと言いはる・・・。

分断された世界

ジュディの活躍により行方不明事件は解決したように思えた。が、記者会見で被害者が全員肉食獣であったことや、肉食獣が突然野生に戻り動物たちを襲う可能性があると話してしまったことで、ズートピアの人口の9割を占める草食動物たちから、肉食動物たちの排斥運動が起こってしまう。さらに、ジュディが内心抱いていたキツネへの差別意識も露呈してしまい、芽生えかけていたニックとの絆も失ってしまう・・・。

ヒツジの副市長が新たに市長となり、直々に「小動物の希望となるべく警察の顔になって欲しい」と頼むまれるも、警察を辞めてしまうジュディ。かつてニックが皮肉でいったように農園で無気力にニンジンを売る日々を送るも、そこで畑に虫除けに植えていた「ミドニカンパムホリシシアス」という青い花が農家の間では『夜の遠吠え』と呼ばれていること。花には肉食草食問わず動物を凶暴化させる成分が入っていたことを知る。

ラストのオチ

ニックにあらためて謝罪し仲直りした2人は、『夜の遠吠え』の球根を盗んでいたデュークから誰に売り出そうとしたかを聞きだし、ダグというヒツジが肉食動物たちに濡れ衣を着せる為に『夜の遠吠え』を悪用していた事実を突き止める。しかし証拠を届けにいく途中で元副市長のベルウェザーが現われ、本当の黒幕が彼女であったことを知る。

穴に落ちてしまったニックを撃ち、ジュディを襲わせようとするベルウェザーだったが、弾はブルーベリーと取り替えられており、ニンジンペンにベルウェザーの告白は全て録音されて、悪事は白日の下に晒されることとなった。

夜の遠吠えの解毒薬も作られ、事件は無事解決。そして再び警察官となったジュディの横には、キツネの警察官の姿があった・・・。

主要動物

ジュディ・ホップス(吹:上戸彩)

「私は絶対、諦めない!」

アナウサギの新人警察官。24歳。
幼少の頃から「世界をより良くしたい」という思いから警察官になるのが夢だった。負けん気と正義感が強く努力家な性格で、警察学校を首席で卒業。草食動物にはムリだと言われていたウサギ初の警察官となり、大都市『ズートピア』の警察署=ZPDに配属された。階級は巡査。

新人らしく夢や理想に燃える若者で優等生だが、ガチガチに規則を守ろうとするタイプではなく、一度ニックに騙されたあとは、逆にニックを出し抜いたり違法スレスレのことをしたりと臨機応変な対応をするようになる。

ウサギという理由で「可愛い」と言われることを拒否するなど種族を理由に差別しないというポリシーを持っていたが、同級生のキツネに傷つけられたこと、両親からも「キツネには注意しろ」と言われ続けていたことから、常にキツネ避けスプレーを持ち歩いているなど内心ではキツネに対して警戒心を抱いていた。(ニックを始めてみかけた時も怪しく見えたというより彼がキツネだったことから尾行している)

自分も同様に差別していた事実に気付いた後は涙ながらにニックに謝罪。一度は辞めた警察官の仕事に復帰していた。

ニック・ワイルド(吹:森川智之)

「詐欺師って呼んでくれ」

ジュディがズートピアで出会ったキツネ。
お金のない親子を装い、親切心につけこみゾウ用の巨大なアイスキャンディーをゲット→溶かして小型のアイスを大量生産し、小動物相手に転売→さらにはアイスの棒まで建築用の材料にして売りさばいて生計を立てている抜け目なさすぎる詐欺師。

実は幼い頃、貧しいながらもキツネ初のレンジャースカウトになろうと努力していたが、草食動物の子供たちから口輪をつけられるなど偏見による陰湿なイジメにあい、それから世間のイメージどおりに生きてやろうと決め、12歳から詐欺を働くようになった。(回想によれば母親がいたようだが、現在は同居しているのかは不明)

その後も「キツネはウソつき」という偏見に晒され続けていたため擦れた性格となり、当初は夢に溢れていたジュディを「にんじん」と呼びバカにしていたが、ジュディをクビにしようとしていた署長を言いくるめたりと、一緒に過ごすうちに良きコンビとなっていく。

中盤ジュディから相棒になって欲しいと警官の申込書を渡された時も、仲違いするまでは項目に記入していたことから、内心では正義感を捨てきれていなかったようで、EDでは警察学校を卒業し、見事警官となっている。ジュディとは相変わらずパートナーのようで、EDでは一緒にガゼルのライブに行ったりとプライベートでも仲がいいようだ。

その他のキャラ

■フィニック(吹:白熊寛嗣)
ニックの仲間。
見た目は大変愛らしいフェネック。だが中身は40代のおっさん※低音ボイスである。ツムツムでもあんなに可愛いのにニックより年上とかまさに詐欺。ジュディと初めて会った時はあざとさMAXで子供のフリをしてニックにチューされていたが、後で「噛みちぎる」と言っていた。

■クロウハウザー(吹:宮本昭太)
ZPDの受付担当。
ドーナツ大好きなメタボ体型だがチーターである。人なつっこくお喋り好きな性格で、他の署員たちよりもジュディに協力的。両手で頬杖をついたり口を両手で押さえたりと仕草がいちいち可愛いが別におネエ系ではない。人気歌手ガゼルの大ファンだが、のちに同志を発見する。排斥運動を受け一旦は受付業務から降ろされてしまうが、EDでは無事復活。ドーナツでお祝いされていた。

中の人はお笑い芸人のサバンナの太鼓持ちの方。しかしなかなかな好演である。

■ボゴ署長(吹:三宅健太)
ZPDの署長。
アフリカスイギュウらしい巨体の持ち主で、配属されたばかりのジュディには駐車違反の取締りの仕事しか与えず、問題を起こした際には無理難題を吹っかけて辞めさせようとしていたが、事件解決後は態度を軟化させる。
実は隠れガゼルファンで、雑コラアプリのエクササイズ動画を見てノリノリだった。

■ヤックス(吹:丸山壮史)
エミットが通っていたクラブの経営者。
「動物は裸でいるべき」という信念を持ったスーパーヌーディストで、クラブのメンバーは全員真っ裸。なのでクラブ内の様子は視聴者目線ではただのAV(アニマルビデオ)だが、ジュディたちには別の意味でAV(発禁もの)に見えているという非常にシュールな光景となっている。ただし一部の人間にもいやらしく見えているのかもしれない・・・。因みに彼にいつもハエがたかっているのはお風呂に入らないという信念も持っているからである。

エミットを担当していたゾウのナンギの元まで案内してくれるが、その際エリットが最後に来た時の服装から乗っていた車のナンバーまで全て覚えていた。瞬間記憶能力者かよ!?

■フラッシュ(吹:村治学)
ニックの友人のナマケモノ。
ニックが話しかける時の決まり文句は「フラッシュフラッシュ、ダッシュで行こうぜ!」。免許センターに勤めているがスローモーションのようなゆったりとした動きで仕事をしてジュディをやきもきさせた。しかし車の運転ではスピード狂なことがラストで判明する。

余談だが実際のナマケモノは表情筋と呼ばれる顔の筋肉がないため、フラッシュのように表情を変えることはできない。

■Mr.ビッグ(吹:山路和弘)
闇世界の頂点に君臨するボス。
常に周囲に巨大なシロクマを携えたトガリネズミで、音楽を聞くならCDという古風な趣味を持つ。エミットは出入りの花屋であり家族同然の付き合いだった。

ニックには過去、スカンクの尻の毛で出来たラグを高額で売りつけられたことから恨みを持っており、ジュディともども氷漬けの刑に処するところだったが、ジュディがウィーゼルトンの泥棒騒ぎの時にビッグの娘を救っていたことから、恩に報いる為にエミット探しに協力してくれる。ちなみに車内のCDや登場シーンなど全てゴッド・ファーザーのパロディーとなっている。

■マンチャス(吹:河本邦弘)
ミスタービッグの運転手。
ブラックジャガーだが、車中で暴れだし野生返りしたカワウソのエミットに右目をやられてしまう。ジュディたちが尋ねてきた時にはおびえきっており、詳細を話そうとしたところを秘密が漏れるのを防ぐためダグに狙撃され、同じく野生返りしてしまった。

■ライオンハート市長(吹:玄田哲章)
SMAPの曲名みたいな名前をしたズートピアの市長。英語圏ではライオンハートとは勇敢な心を持つという意味だが、名前に似合わず裏では傲慢な態度で副市長をこき使っていた。

■ベルウェザー副市長(吹:竹内順子)
副市長のヒツジの女性。
彼女が副市長となったのはヒツジの票集めだったらしく、市長からほぼ秘書扱いされており、毎日大量の雑務を押し付けられている。
序盤ではジュディがクビになるすんでのところを救ったり、監視カメラをニックたちに見せたりと非常に協力的で、逮捕されたライオンハートに代わり新たな市長となった時もジュディを推してくれていた。

しかし彼女が今作の真の黒幕であり、夜の遠吠えを使って肉食動物たちを凶暴化させていた張本人。だがジュディを応援していた気持ちは本当だったらしく、自身が受け続けていた待遇を重ねあわせていたところもあるようだ。

日本版の吹き替えはうずまきナルト役でお馴染みの武内順子さん。アニメでは少年役が多いので中年の女性役というのは珍しいかもしれない。

■ダグ(吹:岩城泰司)
副市長に雇われていたヒツジ。演者は監督のリッチ・ムーア本人だったりする。
ウィーゼルトンやその他の花屋から夜の遠吠えの花の球根を多額の金で買取って栽培し、花のエキスを凝縮した特別な弾を作って肉食動物たちをスナイプしていた。ちなみに彼の仲間は全員ヒツジだが、ジュディの記者会見で「肉食動物だけが凶暴化するんですね?」という趣旨の質問をしたのもヒツジである。

■デューク・ウィーゼルトン(吹:多田野耀平)
序盤に花屋から球根を盗んだこそ泥。
が、その球根が誘拐事件解決の糸口となる。

ジュディが捕まえた後も全く反省せずディズニー映画のパロディDVD(海賊版)を売りさばいていたが、そんな彼自身もまた、アナと雪の女王に登場する「ウェーゼルトン公爵」のパロディである。(Dukeは『公爵』という意味)そのため中の人も一緒であり、吹き替え声優も同様という気合の入れっぷり。

■エミット・オッタートン(吹:)
ズートピアで花屋を営んでいたカワウソ。妻と2人の子供を残し行方不明となっていた。

花に詳しかったことからか『夜の遠吠え』の騒動に気付き、裏社会に顔が利くミスタービッグ助けを求めようとしたところ、リムジン内で夜の遠吠え弾で撃たれ凶暴化。運転手を襲って逃走したところを狼に捕獲されていた。エンディングでは無事治療薬が開発され理性を取り戻す。しかし6年ぐらいヤックスのクラブでヨガを習っていたということは、こいつもヌーディスト・・・。

■ガゼル(吹:Dream Ami)
ズートピアで大人気の歌手。
ジュディやクロウハウザーも大ファンで、エクササイズのダンス動画も存在する。中盤ズートピアで肉食動物の排斥運動が起きた時も中立を守り続けた。彼女が言う「誰かのせいにしているだけじゃダメよ」という言葉は考えさせられるものがある。

■ギデオン・グレイ(吹:武田幸史)
ジュディの同級生。
ギデオンには「破壊者」という意味もあるように幼いころは典型的なイジメっ子で、草食動物の子供たちへの嫌がらせを止めようとしたジュディを傷つけたことがある。が、大人になってからは当時の立ち振る舞いを反省しジュディにも謝罪していた。現在はパイ職人としてジュディの両親とも仕事仲間の間柄。

■ジュディの両親
田舎町・バニーバロウで農園(ニンジン畑)を営む両親。
子供の数は257人と子沢山というレベルをはるかに超えているが、1年中発情しているウサギの生態を考えれば・・・いやでもちょっとお盛んすぎじゃないですかね。

ジュディに対しては彼女の向こう見ずな性格もあってか過保護気味であり、警察官の夢を語った幼いジュディに「夢を諦めれば幸せになれる」と吹聴していた。さらには警察官になって初日の任務が駐車違反であったことを「駐車違反!駐車違反!!」と煽・・・喜んでいたりする。おい!!

だがジュディが警察を辞めて農園に戻ってきた時は本気で心配していたため、なんだかんだで彼女の夢を応援していた様子。

■マイケル・狸山(吹:芋洗坂係長)
国によってオリジナルキャラクターとなっているニュースキャスター。
日本版では葉っぱを頭に乗せた狸となっており、読みはたぬきやまではなく「たぬやま」。吹き替えはお笑い芸人の芋洗坂係長が担当しているが、極めて真面目に喋っているため、言われなければ誰もわからないと思われる。

感想~ジュディとニックの可愛さに全てが吹っ飛ぶ

シンデレラ時代から『擬人化された動物』というディズニーのお家芸に、スマホで動画をみちゃうような現代感をうまくミックスさせ、さらには人種問題など社会性も盛り込みながらもユーモアもたっぷりに描き、年代問わず楽しめる娯楽作品と高評価を得た今作だが・・・

そんなことよりジュディとニック可愛いすぎやしませんか。

ジュディ性的すぎじゃない?
あんなに小さいのに出るとこ出てる体の曲線ヤヴァくない?

そしてニック。
狐、ニヒルな詐欺師、CV森川智之と三拍子揃うとか奇跡じゃない?しかも32歳。年齢差があるバディものとかディズニーが私のツボを押さえすぎていて怖い。性癖見透かされているんだろうか。

かつての自分を見ているような田舎娘に皮肉めいた態度をとりつつも、マンチェスに追われている時、ロープウェイにたどり着いた瞬間に真っ先に乗ろうとせずジュディを先に乗せようとしている時点で既にやばかったというのに。

署長をいいくるめるところとか、自分の過去話をしちゃうフラグの建ちっぷりに死にそうになっていたというのに。

ニンジン→ホップス→ジュディ!

の三段活用には勝てなかったよ・・・。

ズートピア (吹替版)

ズートピア (吹替版)

 

録音機能なし・・・だと・・・

最後に

ジュディ呼びした瞬間「え、結婚!!??」って声が出そうになりました。ヘンタイでごめんね!!仲直りする時の「よしよし」っていうセリフの年上感が凄くてジュディ並みにむせび泣いてたんですが、終盤の「オレのこと好きだろ?」の言い回しには息の根止められました。Loveって同性の親友とか大切な人にも使う言葉なのは知ってるけれども!もう永遠の相棒としてズートピアでずっと一緒に大活躍してくれればいいよ!!

とまぁ思いの丈をぶつけまくるのはここまでとして・・・
こういったバディもの、特にディズニーなど大手の作品では本職の声優さんが演じることが案外少ないので、今回ニックを森川さんが演じたというのは結構凄いことなんじゃないかな、と思います。キャスティングしてくれた人マジでありがとう。

話題性よりも世界観を重視してくれた結果なのかどうなのか・・・本当のところは解りませんが、今後もこういう風に、バランス良くキャスティングしてくれる作品が増えてくれれば嬉しいですね。

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