びーきゅうらいふ!

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ガーリッシュナンバー 12話 最終回感想(ネタバレあり)~最終話でパンチラとかわかってらっしゃる。

ガーリッシュナンバー最終回

ガーリッシュナンバー12話感想!
最終話ネタバレありなのでご注意ください!

結論:世界はクズで廻ってる。

ちーさま大☆遅☆刻!

前回華麗に復活したちーさま。
しかし、都心で雪が降ることの恐ろしさをナメ腐っていたせいか、交通機関が全滅。最終回アフレコに遅刻してしまう!

放送まであと10日。
納期は伸ばせない。総集編もダメ。
大ピーンチ!!

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どうでもいいがこの九頭Pのケツのラインえろくないですか。

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総集編はビッグタイトルのみに許された奥の手。
最終回つめこみ過ぎだったどっかのガンダム思い出すな・・・。

しかもこれで放送が飛べば違約金発生という事態に。

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だがこんな状況にも、「任せろ!!(イケボ)」と凛々しい表情。
しかし・・・

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ヒザがっくがく!!
下半身は正直だな・・・。

自分に正直に。

なんとか間に合った千歳。
ずっと待ってくれていたアフレコメンバーに、これまでの自分の、正直な気持ちをぶつける。

新人だから選ばれただけ。
代わりなんていくらでもいる。
それなら私がいなくても、他の誰かが埋めるんじゃないか・・・そんな風に思っていたこと。

それでも。

ガーリッシュナンバー最終話
正直、この作品のことはよくわからない。
でも、私が売れるために頑張る!

千歳らしい言葉に、メンバーにも笑顔が戻る。

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いつも千歳を信じ続けてくれていた八重。
千歳の「ありがとう」の言葉に思わず涙が・・・。

作品を創るために。

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千歳のぶっちゃけすぎる正直な言葉は、クースレの原作者の心を動かした。新人声優と同じように、量産品と言われることの多いラノベ作家として、思うところがあったようだ。

製作現場も、芝居に合わせて絵を描き直してまで頑張ることに。本当にギリギリなのに・・・。

プロデューサーたちも、各部署に謝罪しに駆け回る!

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全ては作品が愛されるために。

こうして、クースレ二期のアフレコは無事終了した・・・。

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お疲れさまでした。

収録が終わってもまだまだお仕事!!

アフレコが一段落しても、円盤のお渡し会にイベントに・・・。お仕事はまだまだ残っている。特にヒロインの千歳は大忙しだ。

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でも、受け渡し時にはこの笑顔!
塩対応と言われていた時がウソのよう。

大遅刻☆2回目

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前日も忙しかったちー様。
イベントのリハは15時からなのに15時に起床。完全に寝坊である。

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っつーかおまえもかよ!

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性懲りもなく遅刻するクズ2人は途中で合流。
急いでいてファン対応できない千歳を庇い、「ここはオレに任せろ!」とかかっこいいセリフを吐く九頭Pだが・・・

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戦犯扱いされあえなく逃走。
きんぎょ注意報ぶりにみたな、このグルグル走る演出・・・。

ラストは全員で特殊ED!

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ギリ間に合ったちーさま。
出番前にようやく、以前は出来なかった円陣を全員ですることができた!
でも掛け声が「勝ったな!ガハハ!」はやめようぜ!?

ガーリッシュナンバー12話 特殊ED

百花と万葉が飾った特殊OPから始まった第一話。
それと対比するように、最終話のEDでは千歳のソロから始まり、全員で特殊ED熱唱!!

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ガーリッシュナンバー最終回ED

歌にあわせてしっかり口パク。
5人が歌うエンディングのバックには、松岡マネや七海をはじめ、百花のお母さんや万葉のお父さん、セリフはないが石神井Pなどこれまでの登場人物たちが次々登場。
こういう構成はベタだけどほんと胸熱!!

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しかしなぜか、ラストカットはバーのマスターという不思議。
この人ほんと何モンだったんだ・・・。

総括~ブラックさが物足りなかった後半~

「声優業界アニメ」ということで、前半はいわゆるお仕事アニメ風に始まったものの、ブラックさは主に「量産されるラノベアニメ」、「イベントありきの声優キャスティング」、「アニメの作画現場が死にそう」といったもので、声優業界というよりはアニメ業界全体の問題点みたいなものが中心だった印象です。

特に、アニメの作画現場がいかに厳しいか・・・というのは、同時期にやっていたアニメが放送延期になるというシンクロっぷりに冷や汗が出るレベルでした。しかし後半は、万葉や百花、千歳といったヒロイン個人の悩みに焦点をあてた展開になったことで、毒成分が薄まってしまった感じ。

各ヒロインのハートフルなストーリーはそれはそれで良かったですが、個人的には、声優業界の闇みたいな部分にもっと踏み込んだストーリーが見たかったな。と思います。

キャラデザは最強に好み

キャラクターはデザインがまず超好みでした。とくに百花に八重は画面にいるだけで可愛かった。そしてクールビューティーな万葉さまの時折みせるデレとヒロインの千歳の部屋着の可愛さは異常。性格でいうなら大人なこと姉さんが大好きです。たとえクリスマス衣装で一人だけトナカイでも好き。

キャストも全員ぴったりでしたが、特に、演じるとなったら実はこれといった特徴のない千歳を、調子に乗ってる絶頂期から闇堕ち期間中、ヘボ演技から類型アニメ演技まで使い分けていた千本木さんは素晴らしかったです。

いい味出していた男性陣キャスト

意外にアニメを引っ張っていたのは、九頭P演じる中井さんと、意外なキレもの・社長を演じていた堀内賢雄さんだった気がします。

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クズ側かと思いきや、実はそうじゃなかった社長。
過剰なまでの「勝ったな!ガハハ!」というセリフが、千歳が言うのとは全く違う意味があったというのは結構好き。

そしてある意味ガリナンの顔でもある九頭P。

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毎週見ているうちに、段々可愛く見えていく不思議。
普段シリアスな役柄が多い中井さんの、軽い演技というのが珍しいというのもあったかも。「なんとかにゃるにゃる、ニャルラトホテプ!」は可愛かった。

ちーさまブラコンこじらせすぎじゃないだろうか

タレントとしての才能はあるものの、芝居も出来ない&好きでもないのに、ちーさまが果たして声優である必要はあったのだろうか・・・?いや、かえってそういう人の方があとあと化けるというのは確かにあるらしいが。演劇経験者だとクセがあって使いづらいとかそういう場合もあるそうな。

でもこのルックスとMCのうまさなら、普通にタレントでよかった気もする。声優にこだわる理由が、結局お兄ちゃんの存在だけ・・・というのはちょっと共感しにくい部分だったかもしれない。

あと、外画と違ってアニメ声優なら芝居ヘタでも大丈夫的なノリはちょっとどうなんだ。いや、演技の上手さよりも優先するものがあるといえばそうなんだけども。もうちょいあたりもツッこんで欲しかった気もする。

最後に

九頭P×十和田Pの薄い本まだですか。
全然みねぇ。なんでじゃ!!

最終回もなんだかんだでハートフルに終わりました。ハッピーエンドは勿論好きですが、もうちょい毒をきかせてくれてもよかったかなーなんて思ってみたり。

個性や芝居そのものより、ヴィジュアル重視でかえって無個性な方があとは使い勝手がよくてキャスティングしやすいみたいな風潮や、ラノベアニメや声優が、男性向け・女性向けともに「量産型」のようになっている部分に、もっと切り込んでみても良かったんじゃないかな。

でもまぁ最後まで八重ちゃんと京姉さんと万葉さまと百花ちゃんとクズPが可愛かったので全部許す。

しかしお気に入りの秋アニメが続々と終わっていく・・・今期は面白いのが多かっただけに、やっぱり淋しいもんですねぇ・・・。

↓前回の感想はこちら!

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