まほいく 5話感想!
アニメ本編のネタバレありなのでご注意ください!
※原作は未読の状態で視聴しています。
結論:ウィンタープリズンのウラヌス感がすげぇ。
5話のあらすじ
現在の惨状に胸を痛めているシスターナナは、相棒のウィンタープリズンとともに、トップスピードやマジカロイドなど、自分が信頼できる魔法少女たちに次々と協定を申し込む。そんな中、森の音楽家・クラムベリーからメールで呼び出されるが・・・
シスターナナの協定
トップスピードとリップルに協定を迫るシスターナナ。
彼女は本気で今の現状を憂いており、運営に抗議文を送るなどの行動をとるも、黙殺されてしまう。
ファヴからは「そういうものだから諦めてくれ」といわれたらしいが・・・何がどう「そういうものだから」なのか説明してもらおうじゃねぇか淫獣め・・・。
だが、綺麗ごとを嫌うリップルが話を一方的に中断。
トップスピードがその場を収めたものの、協定はひとまず保留となってしまった。
リップルの過去?
ねむりんに続き、ルーラの死に涙を流すシスターナナに嫌悪感を示したリップル。彼女の「人前で泣くことが恥」という考えは、どうやら自分の母親が原因っぽいが・・・。
幼い頃に色々言い訳されて捨てられた(別の人に預けられた)とか?
ウィンタープリズン=亜柊雫
ヴェス・ウィンタープリズンの変身前の姿は亜柊雫という女性。
中身が男性のラピュセルとは違い、現実世界でもシスターナナとは女性同士の恋人同士で、彼女と同棲しているようだ。
現実でもこんなにラブラブな二人。
でもこの絡み、どうみてもウラヌスとネプチューンです。本当に(ry
ボーイッシュな風貌で、まさに女性が憧れる女性といった感じの雫だが、部屋にあった写真をみるにシスターナナとは現実世界での同級生だったらしい。
スノーホワイト、ラピュセルの次にまともそうに見えるが・・・公式の「シスターナナの思惑を超越したところで彼女を全肯定している」という文章が怖すぎる。
シスターナナ=羽二重奈々
こちらは現実世界のシスターナナの姿。いかにもおっとりな雰囲気を持つ女性で、ちょっとねむりんの変身前とも似ている気がする。料理が得意で、変身後の姿と比べると、巨乳なのは変わらないが若干ぽっちゃりめ(公式設定)。だがそこがいい。
高層マンションっぽいところに住んでいたりと、実生活はかなり裕福だと思われる。
彼女は自分が教育係だった際、正義感溢れる魔法少女だったという理由でラ・ピュセルを、そして「自分たちの恩人」という理由でマジカロイド44を信頼している。だが実際は・・・
マジカロイドとシスターナナとの関係
それはまだ、ウィンタープリズンが魔法少女になる前に遡る。
彼女はマジカロイド44に、あるお願いをしていた。
実はシスターナナ。
自分が魔法少女と言う人間よりも遥かに強い存在になったことで、自分の理想の王子様だった亜柊雫から「守られる存在」ではなくなったことを嘆いていたのだった。
「私の方が彼女よりも腕力で勝ってしまうのです!」
「そうでしょうネー(棒)」
なに言ってんだコイツと完全にドン引きしているマジカロイドをよそに、彼女の能力を頼って、理想の王子様に自分と同じステージに立ってもらうために「雫を魔法少女にするために協力して欲しい」と願い出るシスターナナ。もちろん謝礼付で。
そして金に釣られたマジカロイドは・・・
マジカロイド44の能力「ランダムで未来の道具を出すよ!」
マジカロイドは22世紀の未来からやってきた魔法少女ロボット。
・・・完全に某猫型ロボットのパクり設定だが、そんな彼女能力は「4億4千4百4十4万4千4百4十4種類ある未来の便利道具を、毎日ランダムで一つ使える」という、とんでもなくギャンブラーなもの。
だがその力で登場するアイテムは・・・
「昆虫雌雄鑑定機~!」
※大山のぶ代風ボイス
出てくるアイテムは大抵が役たたずな上、1日使うと壊れてしまうという代物。ドラ○もんとは違い出すアイテムを選べないというとんだ能力だったが、それでも口だけは上手いマジカロイドは、アイテムが壊れる度に「それは魔法の力を吸い取っている証拠!」といい、シスターナナから金を巻き上げまくっていた。
だがある日、彼女がたまたま出した魔法力増幅ピアスにより、本当に雫が魔法少女になってしまう。
そのことでシスターナナから信頼は得るが、マジカロイドの幸せな日々は終わってしまった・・・。
そう、マジカロイドは正真正銘の詐欺師。
(カラミティ・メアリ曰く、「自分と同じくロクデナシのゲス」)
だが!!
そんな彼女が出したアイテムで、全世界の同人作家たちが欲しがるお役立ちアイテムが一つだけあった!それがこちら!!
一日でマンガが描けるペン。
それ!!
いくらで売ってくれますか!?
マジカロイドの正体は?
能力が性格に影響したものなら、マジカロイドの正体で最もありそうなのはインチキセールスマンだろうか?ルーラといいねむりんといい、普通に社会人でもおかしくない年齢の人間が「魔法少女」になっていることを考えると、マジカロイドの中の人もルーラのような社会人のように思える。だが、気になるのは名前といい能力といい「4」という数字があること。「4」に関係する名前なのか、それとも・・・?
騙されまくるシスターナナ
自分が騙されていることにも気付かずにマジカロイドを呼び出し、協定を結ぼうとしたシスターナナ。案の定、息を吐くようにウソをつくマジカロイドから「運営に特別なコネがある」と言われ、ホイホイと札束を渡してしまう・・・。
ウィンタープリズンはマジカロイドを疑っているようだが、マジカロイドを恩人と慕うシスターナナは完全に妄信してしまっている。
金持ちの余裕なのか、シスターナナは現実世界でもこういったことを繰り返していたように思える。ウィンタープリズンのことも本気で好きなんだろうが、理想の王子様像を押し付けていたりと、その愛は危うい。彼女の理想は正しいが、人の善意を信じているというより、悪意を知らないだけのようだ。
だが、ウィンタープリズンも積極的に彼女を咎めようとしないところに闇を感じる・・・。
クラムベリーと協定・・・?
その後、シスターナナの元に森の音楽家・クラムベリーからメールが届く。真夜中に採石場に呼び出された二人は、この街で一番古株な魔法少女である彼女に協定を持ちかけるものの・・・
「もうやめませんか?
ゲームに水を差すようなことは」
返って来たのは、意外な言葉。
そして・・・!!
ウィンタープリズンと激突!!
突然の蹴り!!
ウィンタープリズンとクラムベリーの戦闘が始まった!
公式設定では音楽家らしく「音を操る」という設定だったクラムベリー。だが16人の魔法少女の中でも、あのラピュセルをおいて、肉弾戦では右に出る者がいないと言われていたウィンタープリズンの体術を受けきるほどに強い!!
ウィンタープリズンの能力「壁を作る」
ウィンタープリズンの能力は「どこにでも壁を作る」。
作った壁は土台となるものと同じ材質になるため、ウィンタープリズンにとって採石場はまさにうってつけの場所だ。
だが、堅い石の壁をものともしないクラムベリー。
素手で魔法で作られた壁を壊しているが、この力・・・やはり彼女が、1話冒頭で魔物を素手で殺していた魔法少女で間違い無さそうだ。
シスターナナの能力「好きな人の力をめいっぱい引き出す」
長いマフラーがアダとなり捕まってしまったウィンタープリズン。
しかし、シスターナナの能力でなんとか押し勝つ!
戦略的撤退で、二人とも無事に脱落することなく逃げ切った。
それにしてもガチなバトルっぷりだった。
最近の魔法少女はなんでこんなにバイオレンスなん・・・?
クラムベリーは運営側の魔法少女なのか?
戦闘後、ファヴと会話するクラムベリー。
ファヴのセリフから、シスターナナは本来ここで始末される予定だったようだ。
「アレを生かしておいてもゲームのジャマになるだけだぽん!」
この会話で、完全にクラムベリーがファヴとグルであり、ファヴも魔法少女を積極的に殺そうとしていることが明らかとなった。
しかも各魔法少女の能力の詳細をペラペラ喋るとかもう完全に殺る気満々。このど腐れモノクマもどきがぁぁ!!
だがウィンタープリズンは、シスターナナがいなければクラムベリーと対等には戦えない。
ひとまずシスターナナの排除は「保留」と言う形となったが、次に彼女が目をつけたのは、シスターナナの協定に同調しそうで、尚且つ強い戦闘系の魔法少女・・・それはつまり・・・?
一方、主人公は・・・
激動するストーリー。
その裏で、今週は影が薄い主人公は・・・
一人ラブコメをしていた。
彼氏と聞いて真っ先に颯ちゃんが浮かぶ小雪。
なんという甘々な展開。
だが掲示板の目撃情報にて、スノーホワイトが泣いている子供の頭を撫でている際に「子供より本人が泣きそうな顔してたけど」という文章が。
こんな状況になっても、人助けはちゃんと続けているところが小雪らしい。
ラ・ピュセルの下へ来訪者が!
真夜中。
スノーホワイトと話し合っていたラ・ピュセル。
待ち合わせ場所は毎回変える。
話す時は背中あわせになって、死角を作らない。
など、色々対策を練っていたようだ。
そっと重ねられた手。
ラ・ピュセルの方から重ねているというのがいい。
互いの気持ちを確認したあと、二度とあんなことにならないようにと、騎士らしくスノーホワイトを家まで送り届けるラ・ピュセル。だがそこへ・・・
クラムベリーが来襲!
シスターナナの次に厄介そうで、戦闘能力が高そうなラピュセルの元へやってきた彼女は、「キャンディのことなどどうでもいい、ただ強い敵と戦いたい」などと完全に戦闘狂なセリフを吐く。
クラムベリーはなぜそんなに殺し合いをしたがるのか?
本当にただ自分の力を試したいだけなんだろうか。それとも・・・?
クラムベリーの謎
「この私に魔法を使わせるとは・・・」
というセリフから、恐らく「シスターナナの声色を使った=音を操った」、これが本来の、公式にも載っていた彼女の「魔法」。ということはこの尋常ではない格闘術や力は魔法でもなんでもなく、単なる経験からきたものだと思われる。
気になるのは、1話の冒頭でクラムベリーが戦っていたのは、ソシャゲにも登場していた魔物だったこと。
果たして1話のあの光景は、
魔物との殺し合いの末、クラムベリー1人が生き残ったということなのか。
それとも、魔法少女たちはクラムベリーによって殺されたのか。
一体どちらなんだろう。
彼女の動機と運営の正体は?
ファヴと手を組むも「ゲームの進行とは関係ない」という発言から、ファヴの思惑と彼女の目的は別にある様子。
「殺すか殺されるか、そういう相手と戦いたい」
「だからこの役目を引き受けたんですから」
というセリフから、クラムベリー自身は「本当に強い相手と殺し合いをしたい」だけのようだ。
しかしそんな彼女に役目を与えた黒幕・・・運営がどこかに存在しているはず。ファヴ=運営なのか、それともファブの裏に誰かがいるのか・・・。この状況を打破するには運営を潰すしかなさそうだが、そもそも運営が個人なのか、大きな組織なのかすら不明であり、人間なのかも疑わしい。宇宙外生命体とか異次元の来訪者とかだったらどうしてくれようか。
今週の気になるポイント
カラミティ・メアリのキャンディーの稼ぎ方
依頼者に敵対するヤクザや暴力団を潰しまくる。が彼女のキャンディと金の稼ぎ方。
普段コイツどうやってキャンディー手に入れてんだ?と思ってたけど、なるほどこういうことか・・・。ただ、あくまで彼女の目的は金であり、正義のためでやってるわけではない。だがカラミティと組んだマジカロイド曰く、
「善悪関わらず、困っている人を助ければキャンディが増える」
という大雑把な仕組みらしい。
打算的であろうがなんだろうが、命を助ければそれだけ感謝され、スノーホワイトとまでいかないもののかなりのキャンディを稼げるようだ。
現実世界でも裏社会の人間っぽいが、そんな女性(たぶん)が魔法少女のソシャゲやってるところが想像できない。・・・なんでプレイしてたんだろう??
トップスピードが死ねない理由
トップスピードの「最悪でもあと半年は」というセリフ。
期間があるのが凄い気になる。
病気の家族がいるとかじゃないよね・・・?
運営の目的について考察
ねむりんのように成績が最下位という理由で運営側から殺すことが出来る以上、単純に「人間を魔法少女にして殺すこと」が目的ではないのだろう。
いまのところ運営の目的は、「魔法少女を殺しあわせること」にあると思う。そのために積極的に殺し合いに参加しないもの・・・邪魔者を消す為にクラムベリーを紛れこませているのだろうが、これだけあからさまに彼女が動けば、残りの全員が一致団結する可能性もある。
さらにいうなら「最後の一人になるまで戦う」というバトロア形式ではなく、あくまで犠牲は半分まで。スノーホワイトのような自己犠牲的な人間が自分から死を選ぶ可能性もあるのに、殺し合いに拘る理由とは何だろうか?
今回敬語が喋れることが判明したアリス。
ウィンタープリズンが言っていたように、彼女が仲間になった途端ゲームが殺し合いへと変貌した。16人という数字が大事だったのか。それとも執拗に「白い魔法少女」を狙う彼女もまた、運営側からの刺客なのか・・・?
最後に!
マジカロイドのシーンは完全にギャグ。新井里美さんのドラエもんっぷりには吹いた。
だけど「おっ!?今日はほのぼの回か!?」と見せかけてからのバトル展開にはびっくり!完全にウラヌスイメージのウィンタープリズンと、ウラヌスの中の人が戦うという展開に胸が熱くなったのは自分だけだろうか。
でも、クラムベリーが1話の魔法少女ではないかとは思っていましたが、5話にしてそこを押し出してくるとは・・・物語も折り返し地点。彼女の狂人的な戦闘能力や運営との関わりなど、謎が一層増えてしまいましたね。これで運営が殺し合いに拘る理由が「国家のエラい人が賭けてるから」とかだったら笑う。
そして6話にていよいよ颯ちゃんがフラグを回収しちゃいそうな感じですが・・・そうは言いつつもここまで何とか生き延びてきましたし、最終回手前までは何とかなりそうな予感。とりあえず来週のクラムベリーVSラピュセルのバトル回、楽しみに待とうと思います!
↓次回の感想!