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青の祓魔師 17巻感想~シュラの過去編!雪男のあのセリフが福山潤さんの声で再生されてヤバい。

青の祓魔師 リマスター版 17 (ジャンプコミックスDIGITAL)

青エク17巻!
表紙は花嫁姿のシュラ!?
強大な力を持つ魔剣の秘密と、知られざる彼女の過去が明らかになります!
※以下ネタバレありなのでご注意ください。

消えたシュラを追って青森へ

兄弟水いらずで青森旅行・・・ではなくシュラの捜索へ。彼女が向かったのは「永久蛇(とわだ)湖」。元ネタは十和田湖のようですね。

しかし宿泊した宿屋で「(お二人で)どうぞごゆっくり・・・」と意味深な言葉をかけられ、極めつけに布団をくっつけられるという可愛そうな雪男・・・何してくれてんだ女将ィィ!

しかも次の日には滋養強壮ドリンクまで用意してアフターサービスも万全という・・・なんなの、本業薄い本作家さんなの?

先祖・辰子の契約

やっとシュラを見つけた二人に告げられる衝撃の事実。
シュラは契約により、三十路までしか生きられない。・・・つまりあと3~4年の命だという。
燐と雪男の父、獅郎の弟子だというシュラ。獅郎に救われたという彼女だが、その過去に一体何があったのか・・・?

それは彼女の先祖の話まで遡る。
シュラの先祖・・・伊賀忍者であった霧隠辰子は、自らの流派を興すため里を脱走。「抜け忍」として追われ殺されかけていた。
そんな辰子を救ったのが八郎(ヒュドラ)だった。力を求め抗う姿、その美しさに惹かれた八郎は、自分のものになることを条件に彼女に"牙"を与える。

しかし、八郎の契約はそれだけではなかった。
老いて弱る姿は見たくない、若く美しいままの辰子と永遠に一緒にいる為に、「三十路で死ぬ前に子を成せ」という呪いをかけたのだ。そうして辰子は、三十路となって死ぬ前に自分そっくりの子を産み遺して死に、次の辰子もそうやって子を産み死ぬ・・・その子孫がシュラだという。

シュラの過去

物心つく前に母が死に、八郎と共に剣術の鍛錬をするだけの日々だった幼いシュラ。だが、獅郎と出会い、彼に一目ぼれしたシュラは、「獅郎と子供をつくる」ことを条件に八郎の元を去り、獅郎と暮らすことになった。しかしその後、学校が始まるころには獅郎はシュラを教会(施設)に預け、二人は別々に暮らすことに。・・・捨てられたと荒んだ学生生活を送っていたシュラだったが、「ただ生きてりゃいい」と獅郎から諭され、現在に至る。

八郎自身は悪魔なため、シュラ(人間)と子を成すことはできないようだ。悪魔と人間は子供が作れないのなら、サタンはどうやって燐を産んだのだろう?(単に八郎の実体が蛇なだけで、サタンの本来の形が人型ってだけなのかな?)

八郎との戦い!

シュラを取り戻すため戦う燐と雪男。だが強力な神通力を持つ八郎は、シュラを操り強制的に雪男と子供を作らせようとする!まるでエロ同人誌のような展開だが、自殺することで全てを終わらせようとするシュラに、雪男が驚愕の提案をする!

「僕が全力で孕ませる」

17巻最大の見所。
どう考えても15歳が言うセリフではない。
シュラの契約を解かせ、自分がその契約を引き継ぐ。ヒュドラの再生能力を得たら、その代わりに自分がシュラに子供を産ませる・・・と八郎に迫る雪男。
さらには、辰子の老いる姿を見たくない、でも自分の手では殺せないとゴネる八郎に、老いたシュラは自分が殺すと言い放つ。燐まで撃ち、シュラには「せめて僕がやさしくしますよ」なんて、どっかの鬼畜眼鏡みたいな発言を・・・!

まぁ全部芝居なんですけどね!

最後に

相変わらず微妙にすれ違い続けるお兄ちゃんと弟にやきもきしつつ、鬼畜眼鏡と化した雪男に盛大に滾る17巻でした・・・。シュラさんのきょぬーも堪能しまくりでしたし。

舞台に続き、アニメも二期が制作決定とメディア展開が凄まじいですが、アニメはオリジナル展開で綺麗に終わったので、どうマンガ路線に戻すのかが気になるところ。どの辺から世界線移動するの??ハガレンみたいなもんだと思ってればいいんだろうか・・・

何はともあれまた岡本さんの燐と、福山さんの雪男が聞けるのは嬉しいことです。この巻は間違いなくアニメではやれないでしょうが・・・ドラマCDでもいいのでいつの日か音声付きで聞かせてください。お願いします!

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