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【映画】フッテージ デススパイラル ネタバレ感想~続編はショタ好きにおすすめ!?

フッテージ デス・スパイラル [DVD]

グロ度 ★★★
胸糞度 ★★★★

恐怖度 ★★
結論:悪魔。がプロデュース!?

原題:Sinister2
2015年 アメリカ
監督:キアラン・フォイ

※前作のストーリー、及びラストのオチ含むネタバレあり。未視聴の方はご注意!※

/主要人物/
■コートニー
ザックとディランの母親。
DV夫から逃げるために、過去に殺人事件があった家に移り住んでしまう。

■ディラン(吹:近藤唯)
双子の青チェックの方。
ザックとはよく年相応にケンカをするものの、父親に虐待されたからか、暴力を好まない。だが芯は強く、頭も良く回る。新しく越してきた家で子供の幽霊を見るが・・・。

■ザック
双子の赤チェックの方。
ディランと比べると若干肌の色が黒い。父親の性根を受け継いでしまったのか、乱暴で何かにつけてディランにつっかかる。実はザックにも幽霊の子供たちが見えている。

■元副保安官(演:ジェームズ・ランソン)
前作でも活躍した副保安官。
オズワルトの事件後、次なる惨劇を防ぐ為に彼の家を燃やした。保安官をクビになった後も独自に調査を続け、悪魔の妨害にもめげず奮闘する。だが今作ではなんと人妻とフラグを建てる。オイ!!

因みに彼の役名は「Ex-peputy So&So」となっているが、So&Soとは「~某」を意味する言葉であり、劇中でも彼の本名は一切明らかにされない。折角主人公になったのに・・・。

■マイロ
幽霊の子供たちのリーダー格いいとこのぼっちゃん風。ディランを毎夜地下室に誘い、「映画を見よう」とフィルムを渡してくる。

■悪魔ブグール
デジタル全盛期になっても8ミリフィルムを愛好している悪魔。前回はチラ見せ程度だったが、今回は惜しむことなく登場。というかむしろ出すぎ。

あらすじ

オズワルド事件のあとも、ずっと一人きりで悪魔の調査を続けていた元・副保安官。新たに発見したブグールの家を燃やそうとするも、そこにはDV夫から逃げ出していたコートニーたちが越してきてしまっていた。なんとか引越しをさせないよう忠告する副保安官だが、夫が彼女たちを無理やり連れ出してしまう!
かつての惨劇が、再び繰り返されてしまうのか!?

続編のストーリーは?

9歳の双子のどちらかに「映画」を撮らせようとする幽霊の子供たちと、惨劇を食い止めようとする副保安官が中心のストーリー。

家で見つけた謎の殺人フィルムの秘密を解き明かしていく・・・という前作の謎解き要素もなく、最大の見所でもあったスナップフィルムの残虐さも大分抑えられており、恐怖度は見事に半減してしまった今作。

だが何よりも怖くない最大の理由は、悪魔側がアグレッシブすぎることと、悪魔よりもタチの悪い人間組に一切同情できないからだ。

幽霊の子供たちも悪魔の犠牲者であり、悪魔から洗脳とかされているのかもしれないが、ノリノリで自分たちが家族を惨殺しまくってる映画を宣伝してくるので同情が1ミリも湧かない。

そしてぶっちゃけ幽霊よりも、コートニーやディランを虐待する父親や、自分から家族を殺そうとしているザック少年がクズすぎて、人間側の方がよほど胸糞というどうしようもない事態に。(そのため父親が炎上する瞬間が、この映画唯一の爽快シーン)

父親は「こんがり焼けました☆」にしたものの、母親とディランは副保安官が助けたために、ラストは悪魔に屠られてしまうザック。本来なら子供が犠牲になったことに胸を痛めるシーンも「ざまぁww」で終わりである。

・・・しかしこんだけ頑張っても結局は悪魔にしてやられる副保安官が哀れでならない。

ブグール「殺しはアートです(キリッ)」

今作では、惨殺事件の首謀者である悪魔・ブグールの一連の殺しが、実は「アート」でした☆という、どっかのサイコパスみたいなしょーもない理由だったことが明らかに。

恐らく創作悪魔であろう、今作の元凶のブグール。
冒頭の副保安官と神父の会話から、教会関連にも存在は知られているものの、みな暗黙の了解で関わらないようにしていることが判明。キリストもお手上げ状態らしい。・・・なんでこう「ぼくがかんがえたさいきょうのあくま」みたいなチート設定にしてしまうのか・・・。

「子供を喰らう」という設定があるクセに幽霊にしてはべらかしていることから、一部では(というか私から)「単にロリコンなんじゃね」疑惑があった悪魔だが、一連の事件が単なる趣味の映画撮影だったとは恐れ入った。B級ホラーの見すぎだろ悪魔ェ・・・。

ということはアレか。
かつて惨殺事件があった家から「引越しすると」その先で殺人事件が起こるというクソめんどくさい設定は、「惨劇回避する謎解きの過程でよくわからんルール詰め込み過ぎて客から失笑を買う」というB級ホラーあるあるだったってことか。・・・こやつは家族がずっと引っ越さなかったらどうするつもりだったのか。これだからアマチュアは・・・

もしかして服がイマドキなのはアーティスト気取ってんのか。そのヘアメイクはジョーカーリスペクトなの?

今作では出張ります(ドヤァ)

序盤からパソコンを遠隔操作して副保安官に警告したり、前回ブグールのことを教えてくれたジョナス教授を失踪させたりしていることから、邪魔者は自らの手で消してるっぽい悪魔。邪魔されたくないんならなんでわざわざ無線で座標を教えたりするのか。かまってちゃんなの?障害があるほど燃えるタイプなの?

しかも今回は、前作の出番の少なさに鬱憤でもたまっていたのか、写真越しだろうがパソコン越しだろうが副保安官の目の前だろうがどこにでも出てくる。もうそんだけ出しゃばるんならプロデュースなんてやめて自分主演で映画撮ってろよ!

70年代は音楽に入れ込んでいたらしいブグール。そのうち映画もフィルムじゃなく、動画配信とかしだすかもしれない・・・。

おまけ:ルタバガについて

冒頭でコートニーが双子たちに走る合図として使った「ルタバガ」という言葉。これは野菜の「カブ」という意味(ただし日本のカブとは違うため、西洋カブと訳されることがある)。ハロウィンの有名なエピソード、ジャック・オー・ランタンが持っているランタンは、実はカボチャではなくこのルタバガで作られているという。(ただし作中で暗号のように使われたことと関連しているかは不明)

■参考文献

もうすぐハロウィン! ~カボチャのオバケのお話~ | スピリチュアル情報のトリニティ

~こんな人にはオススメできません~
■子供が犠牲になるのは嫌な方
前作よりはマシとはいえ、子供が死ぬのは胸糞という人にはオススメできない。

最後に

つまり一家惨殺事件は、
殺し方のグロさと残虐さに拘りすぎて恐怖の方向性を見失った、なんちゃって映画監督(悪魔)による遊び。

という解釈でよろしいのだろうか。
半世紀近くもこんなことやってるとか、そんなに暇なのか。

主要キャラが可愛い双子のショタだったり、幽霊のリーダーがイケメン坊ちゃんだったりと、前回よりはショタ好きにオススメできる映画・・・かな・・・?

しかし今作の殺人フィルムは、もうネタ切れなのか動物を使ったものが多い。幽霊のお子達は「最高傑作だよ!」と自身満々だったが、これが個人的にはイマイチだった。このフィルムの良さは「人間の手によって殺される」ところにあると思っているのだが、ここに動物が絡むと、変に都合よく動くワニやネズミからウソ臭さを感じてしまう。

だがそれよりも何より今作の最大の不満は、日本語吹き替え版のキャストが不明なところ。載せて!そこ重要!!お願いだからせめてレギュラー陣の吹き替えぐらいは本編最後に紹介してくれないだろうか・・・。

↓前作はこちら!

↓続編がアレなやつといえば