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【アニメ】迷家 マヨイガ 4話感想&考察(ネタバレあり)~よっつんの川流れwwサブタイもこの村もおかしいぞ!?

迷家 マヨイガ 4話 ソイラテ

迷家ーマヨイガー第4話の感想です!
ネタバレありなのでご注意ください!

結論:ソイラテさん実はドS疑惑浮上。

目次

あらすじ

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よっつんが川を流れていったのを目撃した光宗。だが夜の闇と再び聴こえた咆哮に、捜索を断念することを余儀なくされる。さらに、獣の存在を危険視する者が増え、参加者は下山する者たちと村に残るもの、二つのグループに分かれることになり・・・

グループが二つに

4話では、参加者が下山するグループ村に残るグループの二つに分裂。

村に残ったのは

光宗
真咲
りおん
こはるん
ダーハラ
ヴァルカナ
ソイラテ
熱帯夜
ドザえもん
運転手

以上10名のみ。
それ以外のメンバーは全員が下山グループとなった。

美影グループが下山開始

下山グループのリーダーは美影。
こはるんから貰った地図を頼りに下山を開始する。が、バスは動かすことが不可能だったため、常にコンパスを確認しながら徒歩での下山を続行する。だが、ニャンタが木にスプレーで細かく数字を記載していたのにも関わらず、最初の「8」の地点に戻ってしまうという不可思議な状況に見舞われる。(本来なら90番台のはず)

しかもニャンタの話によると軍用のGPSも使えないらしい。が、コンパスは正常に動いているようにみえる。これは地図が間違っているか、作為的に地図を書き換えられたか、コンパス(磁気)が狂っているかのどちらかだと思われるが・・・。

声の正体とは?

よっつんを捜索している際にそこにいた全員が咆哮を聞いている。このは聞いた人間によって印象が違うようで、

・アシカみたいだった(光宗)
・人の声みたいだった(マイマイ)
・警報みたいだった(熱帯夜)

となっている。だが少なくとも熊ではないことは確か。だとすれば声の正体は何だろうか?
もしこの声が人の手によるものならば、上述した音や声を組み合わせて作った架空の音を、スピーカーなどから大音量で流していることになる。が、問題は下山組が山を降りている最中に、徐々に近づいてくる声を聞いていることだ。ボリューム調整をしているのか、もしくはいくつもスピーカーを仕掛けているかだが、雨の山道をそこまで先回りすることが可能だろうか?

ジャックと遭遇

迷家 マヨイガ 4話 ジャック

下山グループが途中でジャックと遭遇。誰かが牢屋の鍵を開けたらしい。第三者の手によるものなのか、それとも参加者のうちの誰かなのか?鍵は誰が保管していたのだろう。

もし第三者によるものならば、その人物は運転手を懐柔した人間と同一だろう。その場合はジャックも犯人側となっている可能性が非常に高い。

謎の線路

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ジャックの姿、そして近づいてくる謎の咆哮に逃げ出してしまう面々(この時ジャッジネスが足を滑らせてしまい、行方が分からなくなってしまう)。地図には無い崖に幅まれ、たどり着いた先は謎の線路・・・そしてトンネルだった。懐中電灯を頼りにくぐり抜けようとするが・・・。

トンネル内に巨人光宗??

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まさかの調査兵団案件。
なんとマイマイの証言から、トンネルの奥には「でっかい光宗がいた」とのこと。でっかいという言葉が何を指すのか・・・「成長し大人になった光宗の姿」かとも思ったが、それでニャンタたちがここまでビビるとも思えない。だとすれば文字通り巨大な光宗がいたということになる。これは一体どういうことだろう?

トンネルといえば、異界の入口の象徴だ。
しかしだからといって死んだ人間が現れるならともかく、「でっかい光宗」が登場する要素が見つからない。そしてオカルトを排除して考えるならば、誰かがスクリーンなどに光宗の画像を投影した・・・ぐらいしなければいけない。が、そもそもそんなことをする動機も、なぜ光宗の姿をしていたのかも一切謎だ。(参加者をビビらせて山から下りさせないようにするのなら、それこそ鬼の姿でも演出すればよいのでは?)

だがこれが人間の仕業なら、その人物は間違いなく光宗の関係者ということになる。

真咲の言葉

「この山は普通じゃない」
「降りる方が危険」

彼女もりおんと同じく、霊感的なもので何かが見えている?もしかしたらよっつんが消えた際、何かヒトには説明できないモノを見ているのかもしれない。

迷家 マヨイガ 4話 真咲

さらに、光宗の言葉にこの反応・・・
バスの中でヒポポタマスが可哀想と号泣するほど、感受性が高い真咲。これは光宗を哀れんでのことなのか?

それとも、彼女もまたトンネルの中にいたという「でっかい光宗」の姿を目撃し、そのことから光宗を警戒していたのだろうか・・・?

光宗は本名?

真咲との会話で、光宗は自身のハンドルネームを本名だと言っていた。だが、真咲から褒められた時、嬉しくて泣いてるようには見えなかったが・・・。それほど自身の名前が嫌いだったのか、何か嫌な思い出でもあってのことなのか?1話で見ていた「もう一人の自分」を暗示させるような意味深な幻覚のこともある。本当に彼の本名なのか、疑問が残る。

運転手が見た謎の幼女

迷家 ミサト

熊がいるかもしれない村に自ら残るも、一切動揺する様子も見せない運転手。さらにあれだけ「誰か一人でも残るなら帰らない」と言っておきながら、下山組にあっさりとバスの鍵を渡すなど不可解な行動が多かった。

が。4話で実は彼には、10年前に死んだミサトという娘の姿が見えている事が判明。(ただし、すぐ近くにいたこはるんとヴァルカナにはミサトの姿が見えておらず、運転手にだけ見えている幻という可能性は捨て切れない)

この娘が2話でバスのドアを叩いたのか、それとも娘に会えると告げた第三者がいたのかは現時点では不明。

もしミサトの姿が運転手の幻覚でなかった場合は、納鳴村では死者の姿が見えることになり、物語は一気にホラーへと傾くことになる。

さらに前述の「でっかい光宗」の正体も死者ということになるが・・・。

りおんの能力について

りおんは下山組は「誰も死んだりしない」と言ったが、彼女の能力とはどのようなものなのか?

・人の死期が見える(死ぬ人間がわかる)
・死んでいる人間(幽霊)が見える

もし死人(幽霊)が見えるなら、村に最初に着いた時に「先住民は死んじゃったのかも」とは言わないだろうし、ミサトの姿が視えていたようにも思えない。おそらくは前者・・・死期が見える能力の方が可能性は高い。

何日以内の死期が見えているのかは不明だが、彼女の言葉を信じるなら、まだ下山組の中から死者が出ることはない。足を滑らせたジャッジネスも生存はしているということだろう。

「ごんべさんの赤ちゃんが風邪ひいた」

下山中にニャンタと地獄の業火が歌っていた曲。これは日本ではヨドバシカメラのCMソングでおなじみだが、本来はリパブリック讃歌という、アメリカ南北戦争時の北軍の行進曲である。そしてプゥ子のセリフにもあるように、この歌は日本では「ごんべさんの赤ちゃんが風邪ひいた」というタイトルと歌詞になっている。

が。
これはリパブリック讃歌と同じメロディを使った「ジョン・ブラウンの屍」という流行歌があり、そこからさらに「ジョン・ブラウンの赤ちゃん」という子供向けの替え歌が生まれ、それが日本ではジョン・ブラウン=名無しの権兵衛と訳され「ごんべさんの~」になったらしい。ややこしい!

■参考文献
ごんべさんの赤ちゃんが風邪ひいた 童謡の歌詞・解説

そして、
ニャンタたちが歌っていた以下の歌詞

あいつは最後に叫んだよ
「こんな死に方まっぴらだ」
血まみれ地面に横たわり
もう二度とは跳べない

これは降下兵賛歌という、落下傘部隊の兵士の気持ちを歌ったリパブリック賛歌の替え歌であり、全部で8番ある中の7番目の歌詞である。それぞれ新人兵士たちがパラシュート降下に失敗し死んでいく様子を歌い上げており、歌詞の内容はかなり残酷。

■引用元
降下兵賛歌

TVアニメ「迷家ーマヨイガー」スターターブック~納鳴村ツアーガイド~ (ぽにきゃんBOOKS)

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最後に

今週はジャッジネスが消えてしまいました。もうちょい面白枠として残るのかと思いきや・・・。なんか今後も、殺人事件が起こるというよりは一人ずつ神隠しの様に消えていくという展開になりそうな予感ですね。

しかし、4話にてこの謎が謎を呼ぶオカルト展開は一体・・・もし現実に巨人な光宗くんがいたら、人類最強の兵士に削いでもらわなきゃいけなくなっちゃうよ!?

というかまだトンネル内の光景については人工的に細工できる余地はギリギリあれど、運転手に死者の姿が見えていることに関しては、妄想で片付けるのはちょっと厳しい。

もしや全員生死の境をさまよっていて、参加者たちに関わりのある死者が連れて行こうとしたり帰そうとしたりしているのかのかなあ?消えていく人間は現実で目覚めた人間だったりして・・・。

果たして来週、このアニメがホラーなのかミステリーなのか。その決着がつくのでしょうか?

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