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【映画感想】探偵はBARにいる~ススキノの街を大泉洋&松田龍平のゆるゆるコンビが駆け巡る!※ネタバレあり

探偵はBARにいる 【Blu-ray1枚+DVD2枚組】「探偵はここにいる! ボーナスパック」

アクション ★★★
テンポ ★★★★
ゆるゆるコンビ 息ぴったり! 
結論:どこまでも大泉洋さんが好きな方におすすめ!

2011年 日本
原作:東直己
脚本:古沢良太
   須藤泰司

/主要人物/
■探偵(演:大泉洋)
職業:探偵な主人公。
本名は不明。

■高田(演:松田龍平)
探偵の相棒で運転手。
グータラで常にやる気なく見えるが、空手道場の師範代を勤めるほどの腕前。乗っている車はしょっちゅうエンストするボロっボロのビュート。色々とフリーダム。

最北の歓楽街・すすきの。
この街で探偵を営む主人公は、ある日「コンドウキョウコ」と名乗る謎の女からとある依頼を受ける。だがその日から、ワケありなヤクザに埋められたり、絡まれたり、殺されかけたりと身に危険が迫る。

果たして探偵は、彼女《依頼人》を守る事ができるのか──

最大の見所:なんちゃってハードボイルドな大泉洋!

北海道が生んだローカルの星、大泉洋さんの主演映画!ミスター鈴井貴之監督の映画「river」で映画初主演だった大泉さんが・・・!!と、生粋のどうでしょう藩士としては「洋ちゃんが大きくなってぇ~」みたいな身内気分で観てしまいますね。

ハードボイルドな探偵モノということで、三枚目の印象しかない大泉さんに新たなる属性がつくかと思いきや・・・ほぼ大泉洋さんそのままなので別段変わりないという!(笑)ただ、アクションする大泉さんはとても珍しいので、ファンにとってはそれだけで嬉しい映画です。そしてオフィスキューファンにとってはちょろっと映る小橋亜樹ちゃんも見逃せないっ!!亜樹ちゃんかわいいよ亜樹ちゃんっ!!

他にも「ノルベサ」が映ったりとかススキノの街並みを大泉さんが激走したりとか、やはり道民には色々と嬉しいシーンが満載です。あと、原作者の方も北海道の方だからなのか、作中で雪をロマンチックなものとして描いていないのも嬉しいところだったりします。

ゆるくて可愛い探偵&高田コンビ

探偵の相棒:高田役の松田龍平さんといえば、「まほろ駅前多田便利軒」でも瑛太さんとのゆる~いコンビを演じていましたが、松田さんはこういう無気力に見えて実は強い役が妙にハマりますね。わちゃわちゃ動く大泉さん演じる探偵より、ぼへ~っと突っ立っている松田さんの方が強いっていう対比が面白いです。

「まほろ」と比べれば年齢差があるこちらのコンビですが、コンビ愛では負けず劣らず!高田が探偵に「一人っきりの友達、失くしたくねぇや」みたいな発言をしたりとか、変人の高田にとって唯一の友人が探偵で、高田なりに主人公の事を大切に思っているとこが垣間見えたりするシーンがあるなど、息のあったコンビっぷりを披露してくれます。

愛すべき悪役たち

登場する悪役は結構ひどいヤツらなのに、何故か愛嬌があるキャラばかり。高嶋政伸さん演じる鼻ピアスのヤクザなんて超悪いヤツなハズなのになんか面白かったり・・・だが今作の中でぶっちぎりの印象だったのは波岡一喜さん演じる佐伯!!。エセ右系団体の幹部役として中盤に登場し、鼻血を出しながら奇声をあげて迫ってくるインパクトで全てをかっさらっていきました!いや~爆笑した。

他にも探偵に味方してくれるヤクザの相田を松重さんが演じてたり、脇役も濃い人ばかりだったのも面白かったですね!(でもダメだ。ジンギスカン食ってる松重さんはもうゴローちゃんにしか見えねぇ・・・)

~こんな人にはオススメできません~
■大泉さんが嫌いな人
大泉さんご本人のノリそのままな主人公なので、大泉さんが好きじゃない!という人には視聴は厳しい。

最後に!

リーガル・ハイでお馴染みの古沢良太さんの脚本の持ち味である「テンポの良さ」&「コメディタッチのストーリー」、そして大泉さんの魅力を前面にだしたノリの良さと松田さんのぐーたら感がマッチした映画です!本格的なハードボイルドストーリーやミステリーとしての推理要素を楽しみたい方には物足りないでしょうが、頭からっぽにして楽しみたい方にはおすすめです!「抱腹絶倒!」と紹介されてしまうメイキング映像もすごく面白いので、ぜひそちらも合わせてご覧になっていただきたいですね!

↓大泉さん主演と言えばこちら!

↓松田龍平さんがお好きなら!