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びーきゅうらいふ!

 ホラー映画やアニメやゲームを好きに語る

【映画感想】REC/レック~真の主役はカメラマン!?※ネタバレあり

ホラー映画 映画

REC
出典/Happinet

「全部録って。最後まで」

スピード感 ★★★★★
恐怖度   ★★★★★
画面酔い度 MAX
結論:POVの本気凄ぇ!

スペイン 2007年
監督:ジャウマ・パラゲロ

※ラストのオチ含むネタバレあり

/主要人物/
■アンヘラ(吹き替え:本田貴子)
ローカルTV局のレポーター。
ホラー映画のヒロインらしく絶叫役。

■マヌー(吹き替え:てらそままさき)
スキンヘッドの消防士。
作中感染者を4体も撃退し大奮闘した。

■パブロ(吹き替え:竹若拓磨)
ローカルTV局のカメラマン。
この映画の真の主役である。

 

タイトル通りテレビ局のカメラマンが実際に撮った映像(フェイクドキュメンタリー)として作られた所謂POV方式の映画。

TVクルー御一考(といってもローカル局なんでレポーターとカメラマンの二人だけ)が消防士の密着取材行っているところから物語は始まる。

冒頭を除き終始狭い5階建てのアパートの中で感染者と追いかけっこするスリルとスピード感。広い空間を移動するのではなく、敢えて階段移動という上下運動がメインなのがいい。5階からロビーを覗いた際、四角く区切られた無限回廊のような空間に感染者がひしめきあう様はまさしく地獄絵図。そういった視覚効果や演出が個人的に◎

個人的推しポイントはカメラマンのパブロ

作中では声はすれども一度も顔は映らない。だが終盤までずっと主人公を録り続け支えたその姿はまさに漢。

そして何といってもこのカメラマン、本当に撮影担当なのである。
本当に撮影担当なのである。

カメラマンの役名は「パブロ」。
演じている俳優の名前も「パブロ・ロッソ」。
そして映画の撮影担当も「パブロ・ロッソ」。


本当にリアルでカメラマンなのである。
まさにこのフェイクドキュメンタリー映画の真の主役。

フラグを撒き散らす住人達

アンヘラ達と消防士、そして「叫び声を聞いた」という通報を受け駆けつけた警察官以外は全員アパートの住人。途中アンヘラ達が一人ひとりにインタビューをするが、フラグ臭しかしない。

■インターン
部屋に消毒薬や包帯、鎮痛剤を常備している上にアパートの管理人も担当していて住民を大体把握しており、「最上階の部屋は今空き室なんだ」というフラグ全開の情報を教えた挙句「部屋にアパートの全室の鍵束がある」と言い出す始末。明らかに怪しい。・・・と思ったら割りと序盤にリタイアする。

■老夫婦
「何も解らない」を繰り返す。

■ちょびヒゲのおっさん
オールバックのちょびヒゲがプリチーな中年男性。
こんな事態にも関わらず髪の手入れを怠らない。TVのインタビューに一番ノリノリで答えていた。いきなり「中国人は魚を生で食べるから臭い」という寿司好きを敵に回す台詞を吐き「あいつらは部屋の扉を開けっ放しにするんだ!」とその後もディスり続けるが・・・

■中国人の一家
前述のヒゲのおっさんにdisられた一家。アパートの住民全員がロビーに避難した際、実は寝たきりの父親を部屋に残していた・・・

■幼女
7歳。犬のマックスが病気になっちゃったらしい。
高熱がある。
よく見ると口に噛まれた様な跡が・・・

■母親
高熱がある幼女を常に抱っこしているヒステリックなお母さん。
夫が外に薬を買いに出ている。嫌な予感しかしない。

■5階(最上階)の住民
どうやら現在はいないらしいが・・・。
母親が、「この上にはなにかあるの」と意味深な台詞を吐く。

中盤以降のストーリー

中盤アパートに外から衛生検査官がやってきて、感染者に噛まれると唾液で感染することや、何故かワクチン的なものをもう持っているなど、アパートの外(というより政府機関)が既に感染の正体を知っている事が解る。

が、その後はラストまでノンストップ!怒涛の感染者ラッシュ!!何も解らないままひたすら逃げ続け、終盤に「開かずの最上階の部屋」に侵入すると、そこではローマ教皇庁の命で悪魔憑きの少女についての調査、実験が行われていたことが判明。
そして真っ暗闇の中、ビデオの暗視カメラに謎の影──バケモノの姿をした少女が映る!!

逃げろと叫ぶパブロの声、殴りつける音。そして静寂。
持ち主を失ったカメラには、倒れ込んだアンヘラの姿が映る。
だが、何者かに引きずられたアンヘラは、絶叫だけを残し、暗い暗い部屋の奥に消えていった・・・。

 

カメラは最後まで記録した。

彼女の望み通りに、最初から、最期まで。

 

~こんな人にはオススメできません~
■三半規管が弱い人
冒頭で述べたが、この映画はとても良く出来たPOV方式の映画である。
そして舞台は狭いアパート。基本部屋に入ることが出来ない主人公たちは感染者に追われ常に猛スピードで階段を駆け登る。そのたびに画面は超揺れる。酔いやすい人はDVDで観る時も心されたし。

■謎が解明されないストーリーが嫌いな人
最後まで感染源の謎は匂わす程度にしか明かされない。怒涛の勢いで締めるラストが意味不明な人もきっといるはず。逆にこれみよがしなフラグから展開が読めて面白くない!という人にもキツイ。

個人的な不満は続編の設定。
感染の正体が○○だったり、3~4作目にいたっては「REC」とは何だったのか・・・としか言えねぇ。

最後に

やっぱRECシリーズの中では私はこの1作目が大好きです!閉鎖空間が舞台なのが超好み。とはいえ最新作の「REC4ーワールドエンド」はアンヘラが再び主人公ということで、RECシリーズのファンの方には一度観て頂きたい所です。

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